(24.5.15) twitterを1年間使用してみて
私はかなり性格が保守的だから新たなことをするときはとても勇気がいる。
たとえばマラソンのレースに出るのもほぼ10年間にわたって逡巡した。
私は30歳代から常に走っていたのに、レースとなるとどうやって申し込むのか、また衣類を盗まれたらどうしようかとか悩みが多く出て、実際にエイヤーとレースに申し込みをしたのは46歳のときだった。
ブログを書き始めたのも同じだ。前からホームページ(HP)のことは知っていたので、ホームページなるものを私も作ってみたかったが、システム的な知識が必要でまともなHPが出来なかった。
それに一旦作ってもすぐにメンテナンスが発生し、修正をすると画面の構造が壊れたりしてすっかりいやになっていた。
そのときパソコン教室のサイモン先生から「これからはHPの時代ではなくブログの時代ですよ」と教えられたものの、半年あまり逡巡したものだ。
「本当はHPでなければならないのではなかろうか、第一ブログなんてどう操作していいかさっぱり分からん・・・・・」
今私が試行錯誤しているのはtwitterである。
twitterはほぼ1年前から始めたのだが、例によってその使用法がさっぱり分からなかった。
最初の画面で「いまどうしている?」と聞いているので、現在の状況を140文字で記載すればいいのは分かるが、どんな情報を記載すればいいのか分からなかった。
「本当にこんなものが役立つのだろうか・・・・・・・文字数が少なすぎて何を言っているのか分からないじゃないか・・・・」
実際他の人が書いたtwitterの内容は玉石混交で石に当たると、「何でこんなものを読まなければならないのだ」と腹立たしさを感ずる。
私は当初140文字の中に有意義な情報を押さえ込もうとするから舌足らずなのだと思っていたが、大阪市長の橋下氏のtwitterを見て度肝を抜いた。
橋下氏はtwitterを連続的に書き込むことで一つの文章にしており、最初から読むとブログとまったく変わりがない。
「これだけ長い文章にするなら最初からブログで書けば良いのに」と私などは思うが、闘争心溢れる橋下氏からすればtwitterでの論争が一番あっているのだろう。
注) 私の経験から言えばブログはパソコンと相性が良く、一方twitterはスマートフォンとの相性がいい。おそらく橋下氏は時間があればスマートフォンを駆使して自己の主張を展開しているのだと思う。
私のtwitterの使用法はいたってオーソドックスで、自分が行っているイベント(マラソン、登山、行事等)など、非日常的な行動をしているときにその内容を発信している。
「今から江戸川120kmのスタート」といった様な内容だ。
すると私のtwitterをフォローしてくれているマラソン仲間から、「がんばれ、もう少しだ」といったような激励が飛んでくるので、なにか観衆の中で競技をしているような気持ちになれる。
思い出してみると私がスマートフォンに興味を持ったのは家から離れたパソコンのない環境でブログの更新をしたかったからだが、これはほとんど不可能なことが分かった。
ブログとスマートフォンの相性が悪く更新画面を開いてもまともな更新環境にない。
文字もHTML文書で書かせられたりして「これなら書かないほうがましだ」と思えるほどだ。
注)ココログには、スマートフォン向けのソフトがあってインストールしてみたが今のところさっぱり効果が見えない。
一方でtwitterとの相性の良さは抜群だ。私はスマートフォンで長文などどだい書けないから140文字で十分だし、写真の添付が簡単なのが気に入った。
イベントの報告などは140字あれば十分すぎるので大変重宝している。
一方評論のような相手を説得する文章は圧倒的にブログが勝っている。
橋下氏のtwitterを見ても回答部分などは元々のtwitterを追わなければ何のことか分からないので面倒なことこの上ない。
注)橋下氏のtwitterでは文章を最初からつなぎ直しているが、やはりつなぎなおさなければならないのはtwitterの限界だろう。
やはりtwitterは「いまどうしている?」の相互コミュニケーションではなかろうか。橋下氏のように論争の道具にすることも出来るが、140文字の制約は論争向きではない。
所詮はどうしているかを知りたいだけだから、関心のある人のtwitterはフォローするが、それ以外の人のtwitterはフォローしても何もならないし時間の無駄のようだ。
なお「ブログの次はTwitterかfacebookか?」と言う記事を先に記載しましたがその内容は以下のとおり。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/24215-twitterac.html
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