NHK NHK特集

(29.5.4) 「ふるさとは情けの島」が消えるという。NHKにっぽん紀行

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 昨日の朝何気なくNHKの総合放送を見ていたら「にっぽん紀行」の「ふるさとは情けの島」というドキュメンタリー番組をしていた。
何とも不思議な名前の島があるものだなと思いながら見ていたら、どんどんこの番組に引き込まれてしまった。

 この島は人口80名程度の老人ばかりが住む瀬戸内海の小島だが、信じられないことに15名程度の小中学生が暮らしていた。
島で生まれたの子供は10年以上前にいなくなり、この子供たちは両親がいなかったり様々な理由でここの小中学校に寄宿しながら暮らしていた島外の子供たちだ。

 この小中学校はもともとは戦災孤児を対象にした寄宿舎と学校を兼ねた施設だったが、過去600名近い児童が巣立っていったのだという。
しかしこの小中学校が施設の老朽化を理由に今年の4月に閉鎖されることになってしまった。
NHKはほぼ閉鎖が決まった1年以上前からルナちゃんという小学校3年生の少女をおいつづけていた。
ルナちゃんは両親がおらずかなり前からこの施設に預けられたのだそうで、最初は誰にもなつかず心を閉ざしていたそうだが、この学校で暮らすうちに最も活発な少女になってきたという。

 映像はこの番組の制作者とルナちゃんの会話を中心に進められており、製作者は画面に出ておらず声だけが聞こえる。ルナちゃんとの信頼関係が十分確立していて会話もいたって自然だった。
ルナちゃんとこの島の老人とのふれあいや、寮での生活はとても楽しそうだったが、今年の4月にこの小中学校は閉鎖されることが児童にも告げられそれからの心の動きをつぶさに追っていた。

 閉鎖を前に新しく設立される岩国市にできる学校を15人全員で見学する場面があったが、そこはこの施設の15人以外の生徒だけでなく、両親のいる普通の児童も通う学校だった。
宿舎の棟上げ式で子供たちにお餅やお菓子をふるまう儀式が施工されたが、両親のいる子供たちが大はしゃぎであったのに対しルナちゃんはおびえたようなそぶりでその儀式には参加せず立ちすくんでいた。そして島に帰ると養母さんにひたすら甘えるこの島に来たばかりと同じ精神的に不安定な少女に先祖返りしていた。

 私はその少女のおびえた姿を見て思わず泣いてしまった。その少女の気持ちが痛いほどわかったからだ。島の生活では子供たちはみな同じ境遇の親のない子で周りの大人たちは老人でことのほか子供たちに優しい。
この島の名前通りの「情けの島」から岩国市の中心の都市で今までとは全く違った両親のいる普通の子供たちと生活しなければならないが、そうした生活はしたことがない。
立ちすくんで心を閉ざす以外に対処のしようがないからだ。

 この情けの島の小中学校が閉鎖された表の理由は校舎の老朽化だがほんとは岩国市としてこうした施設を維持することができなくなって学校の統合を図ったのだろう。日本中から過疎の学校が閉鎖されているがその一環に見えた。
岩国市としては止むおえない措置だったのだろうが、ルナちゃんという小学校3年の両親のいない子供が、島民の優しい心に包まれて、もうすこしこの穏やかで安心した生活を続けさせたいと思わざる得なかった。

 心の弱い子供にはその心をささえる環境と施設が必要だ。私がもし資産家であったならこのルナちゃんたちのためにその施設を維持する資金提供を申し出たいが、情けないことに私は年金生活の貧乏人だ。
私は普段自分が貧乏であることを苦にすることはほとんどないが、今回の場合のようにお金がなければ解決できない問題に遭遇すると自分が貧乏人であることが心から悔やまれる。

 この番組の制作者の優しい心づかいは十分感じられたが、それでもどうにもならない現実というものがあることを身に沁みさせられた番組だった。

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(27.10.30) NHK「新 映像の世紀」 映像は素晴らしいがナレーションは左翼史観

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 NHKで「新 映像の世紀」が始まった。前回の「映像の世」は1995年作成だから、あれから20年たって、新たなフィルム等を発掘して今回「新 映像の世紀」が作成されたという。
前回見たときに非常に感銘を受けたので、今回も期待して見ることにした。
第1回目は「第一次世界大戦」を扱っていたので、今からちょうど100年前の出来事になる。

 映像そのものは私にとって目新しいものばかりだったから、「そうかこれが第一次世界大戦時の状況か・・・・・・」などと感心してみたが、ことナレーションに関しては時に非常な違和感を覚えた。
いわゆる歴史の見方にかかるのだが、どう聞いても一昔前の左翼史観丸出しのナレーションがある。
私の歴史センスと全く合わず「NHKにはまだ左翼の残滓が残っていたのか・・・・・」とつくづく思ってしまう。

 特に私が納得できなかったのは、アラビアのロレンスに関するナレーションだ。
本名をトーマス・エドワード・ロレンスというが、イギリスのエジプトに本部を置く対トルコ戦線の情報将校で、当時トルコの属領だったアラブ人社会(現在のシリアやサウジアラビア等)にトルコへの反逆をさせるための謀略工作を行っていた。
現在で言えばCIAMI6等の諜報機関の職員で、簡単にイメージするなら007のジェームスボンドだ。

 当時のアラブ人社会で最大の族長がハーシム家のフセインでその息子はファイサルといったが、ロレンスはこのファイサルに近づき資金と武器の援助を行ってトルコへの反逆の狼煙を上げさせた。
エサは「トルコからの独立を認める」というもので、もちろんこれはイギリス側が勝利した場合の約束である。
当時イギリス・フランス・ロシアの連合国側ドイツ・オーストリア・オスマントルコの同盟国側が激しく戦い、戦線はほぼ膠着状態で勝敗の帰趨は誰にも分からなかったから、イギリスがアラブ人の決起を促してオスマントルコに打撃を与えたかったのはよくわかる。

 この時の状況を私が習った高校の教科書では、いわゆるイギリスの3枚舌外交というものがあって、アラブ人にはアラブ地域の独立を約束し、フランスとはトルコの分割協定を行い、さらにロスチャイルドと言ったユダヤ財閥には資金提供の見返りにイスラエルの建国を約束していた。
ちょうど現在のイスラエルからシリアにかけての地域を指していたが、イギリスは勝利するために手段を選ばす、結果的にはすべての相手には実行不可能な約束をしていた。

 問題はこうしたイギリスの3枚舌外交をどう評価するかだが、私が学んだ教科書ではイギリス帝国主義の最も悪しき部分が出た約束で、当時の教科書は左翼史観的色彩がこかったから、「帝国主義は悪の権化でイギリスはその帝国主義国家の代表で、かくして純真無垢なアラブ人はだまされただけだった」ということになっていた。
私も当時は左翼ボーイだったから、「イギリスは何という非道な国家だ」と憤ったものだ。

 しかし経験を積んでみれば分かるのだが、どのような戦争をする場合でもできるだけ味方を増やさねばならず、そのために「恩賞」のエサの約束の連発でもしない限り味方に付く陣営などいいない。
日本では関ヶ原の戦いの時、石田三成側徳川家康側も恩賞の大盤振る舞いをしている。
中国の戦国時代の合従連衡などは互いに味方を増やすためになんでもありだ。
できない約束をあたかもできるように説得する行為は特にガチンコで決戦をしなければならないときは当然に発生する行為で、何も帝国主義だから起こることではない。

 今回のナレーションではロレンスはアラブにとって「うらぎりの英雄」であり、ロレンスは「真の目的を隠しながら欺瞞に満ちた約束をして、今に至るアラブとイスラエルの悲劇を生んだ」とコメントしていた。
何とまあ、ひどいナレーションだ。戦争時の約束があたかもそのまま誠実に守られるとこのナレーションを書いた人は思っているのだろうか・・・・」とあきれ返った。

 不可能な約束でも戦争に勝利するためには誰でも、どこの国でもするもので、第二次世界大戦時日本はインドのチャンドラ・ボースにインド独立の約束をしていたし、現在ではアメリカがクルド人にISとの戦いに勝利したらクルド人国家設立の約束をしている。
だからといってそれが実現するかどうかはまず戦いに勝たねばならず、また勝ったとしてもその時の状況による。
約束がそのまま実現することの方が少ないのだ。

 だからロレンスについても「うらぎりの英雄」などと罵声を浴びせるのは背後に左翼史観があって、「帝国主義は悪」と決めつけているからいえるセリフなのだ。
私のように「帝国主義」は当時としたら当然の国家行為だと認めるものからすると、ロレンスのした行為は特に道徳的に非難されることではなく、いたって当然の行為といえる。
またアラブが純粋にロレンスの言葉を信じたというのもありえないことで、アラブはアラブで打算で動いたのだから、こうした三枚舌外交を勧善懲悪で評価するのは止めた方がいい。
映像は実に素晴らしいが、このナレーションにはがっかりしてしまった。

 

 

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(27.7.10) NHKスペシャル「生命大飛躍 知性誕生の謎」は実に興味深い番組だ!!

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 NHKスペシャルの「生命大飛躍、第3集、知性の誕生の謎」は大変興味深かった。知性とはまったく偶然の突然変異によって生まれ、それも40億年に1回程度のほとんど奇跡に近い突然変異だというから驚いてしまう。
DNAが何らかの理由でその構成要素が変わっていくのは知っていたが、そのほとんどは生物が生きていく上で不必要な変異であり、たまたま知性のような飛躍が遂げられるのは40億年のような長い年月が必要らしい。

 恐竜が滅んだのは約6550万年前の隕石の落下によるものだが、最近の発掘調査で恐竜の中のあるものは現在の哺乳類並みの知性を持っていたことが確認されているという。
哺乳類が知性を持っているのだから恐竜が持っていてもなんら不思議はなく、もし隕石の落下がなければこの地球上の支配者は哺乳類の人類でなく恐竜人間だった可能性が高いのだそうだ。

 われわれ人類の祖先の哺乳類が知性を持つようになったのは今から約2億年前の恐竜時代で、これはほとんど偶然といっていいようなDNAのちょっとした変化によるのだそうだ。
だからほとんど同時代に哺乳類と恐竜は別個の突然変異で知性を持っていたことになる。
哺乳類の知性は3cm程度の小さなねずみハドロコディウム)の大脳新皮質が突然巨大化し始めたことに始まる。この巨大化のメカニズムは、脳を作るにはアクセル遺伝子ブレーキ遺伝子があって、適度な大きさになるとブレーキが効いてそれ以上脳は大きくならないのだが、たまたまDNAの変異でブレーキ遺伝子がある一定期間働かなくなってしまったからだという

 これによってこのねずみは大脳新皮質)を巨大化させて、その結果感覚器官がそれまでのねずみと比較して異常に発達したのだという。
聴覚、知覚、触覚等の発達でいわゆるセンサーが他の生物よりはるかに鋭敏になり、その結果このねずみは夜の世界ですむことができるようになったのだそうだ。昼間の世界はもっぱら恐竜が闊歩していたから哺乳類の祖先はこの暗闇の世界を生きることで、恐竜時代を生き延びてきたという。
これを40億年に1回の奇跡といい、そのおかげで人類はますますこの大脳新皮質を発達させて、今日の文明を作るまでになったという(なお恐竜が知性を持ったメカニズムの説明はなかった)。

 現在の人類はホモサピエンスというが、今から4万年以上前まではホモサピエンスより地球上で人類の代表だったのはネアンデルタール人だった。
ネアンデルタール人は脳の大きさも体格も現在のホモサピエンスよりはるかに大きく、イメージはアメリカンフットボールの選手みたいな人類だった。
このネアンデルタール人が氷河期にマンモスや毛の生えたサイの狩りをしていたのだが、なぜ滅んでしまったかは人類史の一つの謎だ。何しろ当時は史上最強のハンターだったのだからホモサピエンスに負ける理由などなかったはずだからだ。

 番組ではその理由をホモサピエンスがかなり自由に言語を話していたのに対し、ネアンデルタール人の言語は稚拙なものだったからだという。
これもDNA分析で分かったことだが、言葉を使用するにはFOXP2というおしゃべり遺伝子が必要なのだが、通常はそれを抑えてしまう遺伝子があってなかなか言葉を話すことができない(ホモサピエンス以外がしゃべれないのはこれが理由だという)。
ところがこれも偶然のいたずらでホモサピエンスのDNAの言葉を押さえる部分が突然変異してしまい、自由に言葉が話せるようになったのだという。
一方ネアンデルタール人は昔とか わらない言語能力だったため、それ以降文化を伝える能力で決定的な差がついてしまったという。

 その一番いい例が石器でホモサピエンスの石器は時代が下がるにしたがって精緻化と目的に応じた用途別石器になっていったが、ネアンデルタール人の石器は何時までたっても同じものだったそうだ。
言語がなかったため文化を後世に伝える能力が劣っていたからだという。

へー、と思ってしまった
人類史の中で最も不可思議な事件は、このホモサピエンスとネアンデルタール人の相克で、負けるはずのないネアンデルタール人がなぜホモサピエンスに負けたかという疑問である。
数年前にNHKで放送された番組ではこの解説を、ホモサピエンスがネアンデルタール人に勝利したのは投擲器と言う武器を持ったからだという説明だったが、いまひとつ納得がいかなかった。
ならネアンデルタール人も真似をして投擲器を開発すればよかったのではないか」と思ったからである。
今回の説明では言語能力に決定的な差があってネアンデルタール人は文化を伝える能力が劣っていたため、従来の手投げやり程度の武器しか持ちえなかったことになる。

注)投擲器の発明がネアンデルタール人を駆逐したという説明の詳細は以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/post-de92.html

 ここからは私の推定だが、学会の主流派の見解ではネアンデルタール人は滅んでしまったことになっているが私はホモサピエンスと混血をしたのだと思っている。特にヨーロッパ人が際立って体格がいいがこれはかつてのネアンデルタール人のDNAを引き継いでいるからだと私は思っている。
混血といっても現在のような合意によるものでなく、ホモサピエンスの人類史でも種族同士の戦闘が行われると勝利者は男を全員殺し女を奴隷にして子供を作らせたが、それと同じ事がホモサピエンスとネアンデルタール人の間で行われたはずだ。
過去の人類のDNAの詳細が分かってきたので(ネアンデルタール人のDNAは完全に解析されている)そうした研究成果が出るのではなかろうかと期待をしている。



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(27.4.9) NHKスペシャル 新アレルギー治療 Tレグ細胞が決め手だ!!

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 NHKスペシャルで興味深い番組が放映された。「新アレルギー治療 鍵を握る免疫細胞」という番組だ。
近代社会の7不思議の一つに先進国を中心に1960年ごろからアレルギー性疾患が急増したことが上げられている。花粉症アトピー性皮膚炎動物アレルギー食物アレルギーだが、こうした疾患は1960年以前にはほとんどなく、あっても特殊なケースと思われていた。

 実際私の子供のころは花粉症食物アレルギーで悩んでいた人など皆無で、私自身もそうした疾患にかかったことはなく現在もかかっていない。
しかし我が家ではかみさんと子供二人はひどい花粉症で今ごろになると家中鼻をかんだちり紙だらけになっている。
疑問は二つあり、「なぜ私はアレルギー疾患にならないのか」ということと、「1960年を境にこうした病気が多発し始めたのはなぜか」という疑問だ。これに番組が答えてくれた。

 そもそもアレルギー症状が出るのは免疫細胞がいつまでたっても外から入ってきた異物に対して攻撃を止めないからだという。何か免疫細胞は異物に対しては無分別で片っ端から攻撃を仕掛けるという。
だからこの免疫細胞に対して、「これは害悪をもたらす異物だがこれは問題のない異物だから攻撃は止めよ」というような指令を出す仲裁役の免疫細胞が必要なのだが、これをTレグ細胞(制御性T細胞)というのだそうだ。
免疫細胞には攻撃型と制御型があるのだという。

 Tレグ細胞とは初めて聞く名前だが、それもそのはずで約20年前に大阪大学の坂口教授が世界で初めて発見した細胞だ。
免疫細胞攻撃細胞)は花粉だろうとピーナツや卵や牛乳だろうと外から入ってくるものすべてに異物として攻撃を仕掛けるのだが、Tレグ細胞制御細胞)があるとそれが細菌のように体内に入ってはいけないものと、全く害のないものとを区別してくれる。
攻撃細胞さん、あんたが今攻撃しているのは花粉でっせ、こんなものいくら体内に入ってもかまいませんやろ、もう攻撃はやめなはれ!!」なんて感じだ。
だからTレグ細胞が十分にあればアレルギー疾患にはならないのだという。

 問題はではどうすればTレグ細胞を十分に体内に保存できるかというと、非常に単純で幼児期に適度にこうしたアレルギー物質と交わっていればよいということになる。
卵を食べれば卵のTレグ細胞ができるし、ピーナツを食べればピーナツのTレグ細胞ができ花粉を吸いこめば花粉のTレグ細胞ができる。そして犬に振れれば犬のTレグ細胞ができる。
身体が危険なものとそうでないものを判断する物質(Tレグ細胞)を作ってしまうわけだ。

 私が幼児期を過ごした八王子は当時はひどい田舎で、スギ林など周りにいくらでもあったし、犬や猫などは野生化していくらでもいた。また食べ物にも乏しい時代だったので食べられるものは何でも食べていたのであらゆる食物に対するTレグ細胞が体内に蓄積されたようだ。

 しかし1960年ごろを境に日本も先進国の仲間入りをしたが、その結果不浄なるものが周りから消えてしまった。
蚤もシラミもいなくなり、食べ物は好き嫌いをすることができるようになり、野良犬も野良猫もいなくなってしまった。
その結果Tレグ細胞を体内で作る機会がめっきり少なくなり、幼児期に作らないため小学生ころからひどいアレルギー性疾患に悩まされることになったのだという。

注)異物の取入れは3歳ごろまでに実施しないといけないという。これを過ぎるとTレグ細胞ができずアレルギーになってしまう。

 花粉症もアトピー性皮膚炎も文明がもたらした文明病で、一方私のように文明以前に生を受けたものは十二分にTレグ細胞が蓄積されているためアレルギーにならないのだという。
そうか私のあの貧しかった生活もアレルギー疾患に対する対応としては効果的だったのか」なにか納得してしまった。
純粋培養された生き物は何でもひ弱だがそれは攻撃細胞とTレグ細胞のふさわしい共存がなされていないためで、一方雑草のようにほっておかれた人間は生存競争には強いのだということを知った。
子供の折檻でも大体男は凶暴になるが母親がそれを適度なところで止める。そうしないと子供が死んでしまうが自分の体内でもそうした関係が成り立ってたとは全く知らなかった。

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なお、カンパ依頼の具体的な内容は以下を参照してください。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/post-6213.html


 

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(27.2.26) 人類の行動が腸内細菌によって規定されている。 腸内フローラの不思議

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 NHKのスペシャルで腸内フローラを採りあげていた。
腸内フローラなどと言われても何のことかさっぱり分からなかったが、腸内細菌のことで腸内には100兆個の腸内細菌が住み着いていてそれをフローラ花園)と呼ぶのだそうだ。
腸内には重さにして1kgから2kgになるフローラがいて、それが死亡するとウンチとして出てくるがウンチの3分の1はこの腸内フローラの残骸だそうだ。
かつて私は絶食の訓練をしていた時に食事をしていないのにウンチが出ることが不思議だったが、この腸内フローラだと知って納得した。

 細菌類は全体で200種類程度あるそうだがそのうちの4種類のみ腸内フローラとして取りこまれている。
この4種類は人間との相性がとても良かったために人類と細菌の進化の過程で互いに補完し合う関係になったという。
人間はこの4種類の細菌に食料の一部を分けてやり、一方細菌は食料を食べて消化した後特殊な物質を腸内に放出する(細菌にとってはウンチ)。

 この物質の中には肥満を予防したり(あるいは肥満になったり)、糖尿病やがんを予防したりする物質があるのだという。
どうやら細菌の基本的性質は中立で、環境によってよくも悪しくも作用するようだ。
肥満について研究者が実に興味深い実験をしていた。
たとえば肥満のラットとスリムなラットは腸内細菌の種類が違う。そこで腸内細菌を交換すると肥満ラットがスリムラットになり、反対にスリムラットが肥満ラットになってしまっていた。
研究者が「驚くべき発見だ」といっていたが、なら人間でも腸内細菌を変えれば肥満の人は肥満防止になるようだ。

 私などは中学生の時から全くと言っていいほど体型が変わっておらず、高校生の時に67kgだったのを最高にその後徐々に体重が減り今では60kgになってしまった。体重が減った分は筋肉が落ちた分で脂肪とは無縁だから、私の腸内細菌を移植すれば誰でも一発で肥満が解消できるのではなかろうか。
肥満体の人の救世主はこの山崎次郎である」なんて言って自分の腸内細菌を売るのは面白そうだ。

 また性格でさえ腸内細菌が出す物質と関係していて、慎重ラット積極ラットの腸内細菌を変えると慎重ラットが大胆になり、大胆ラットが臆病になったのには驚いた。
実験では少し高い場所から何分で降りられるか実験していたが、確かにラットの性格が変わってしまっていた。
ある種の物質が作用しており、大胆になりたいと時と慎重でありたいときにこの物質を飲めばすっかり性格が変わるなら、まるでジキル博士とハイド氏のようなもので、人間の精神構造が物質によって制御されているという画期的な発見だろう。

 医学の進歩は驚くべき段階に達しており、人間の魔訶不可思議な行動も腸内細菌が作りだすある種の物質に負うていたなどとは思ってもみもしなかった。
このままで行くとすべての人間の精神を物質で説明できそうだが、宗教家や道徳家にとっては恐るべき冒涜に見えるかもしれない。
人類は科学の研究を止めないと、そもそも人類でなくなる」などと託宣されそうだ。

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(26.12.25) NHK特集「消えた子供たち」 この問題は根が深い!!

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 NHKが「消えた子供たち」を助けようというキャンペーンをしていた。
消えた子供たちとは聞きなれない言葉で、最初私は誘拐された子供たちを助けるキャンペーンかと思ったが、実際は親の都合で隔離され学校に行けなくなった子供たちのことだった
今回NHKが児童養護施設等にアンケート調査を行った結果、保護された子供は1039人にのぼっていたが、これは氷山の一角だという。

 親の都合とは大きく分けて、虐待・育児放棄60%、経済的困窮30%、そして親の精神疾患30%だという(複合要因があるため足しても100%にならない)。
一番衝撃的な例は18歳になるまで母親に隔離されていた女性で、18歳の時意を決して逃げ出したがその時の身長は1m20cmという小学生並みだった。
食事をほとんど与えられず、一年間風呂にも入ったことがなく、児童相談所等の職員が面会に来ると押し入れに入れられていたという。
動物を飼っているような感覚だった」と保護された女性が言っていた。

 また他の事例では母親が精神疾患に陥り子供に完全に依存したため子供が外出さえままならなくなった事例もあった。目を離すと母親はリストカットを行って自殺を図ろうとしたからだという。
父親が経済的理由で夜逃げをし、車の中で1年半も暮らすことになった4年生の男子児童の例もあった。この事例では父親が病死したために公的保護が受けられるようになったという。

 NHKのキャンペーンでは「子供たちは助けを待っているので周りの大人が手を差し伸べよう」ということだったが、本当はかなり難しい問題も含んでいる。
実際小学校や中学の教員は家庭訪問をして確認作業をしていたが、親がいろいろな理由をつけて子供に合わせないのが普通だ。教員には強制捜査権はないのでそれ以上の介入はできない。
また児童相談所はよほどの確信がなければ強制権のある職務保護まで実施しないのが普通だ。

 そしてこれが一番問題なのだが、昨今は登校拒否児童がやたらと多い。私の周りでも学校に行くことを拒んで家に閉じこもっている子供がいくらでもいる。
だから学校に行かないのは自分の意志なのか親の強制なのかさっぱり区別がつかないのだ
NHKが言うように「声掛け運動」をしたとしても確信を得ることはできないから周りの大人にとってよほどの事件でも発生しない限り介入することは無理だろう。

注)本人が逃げ出して保護を求めたり、虐待現場を実際に見たりしない限り通常は家庭内のことに他人が介入することはない。

 だが「消えた子供たち」の原因の多くが親の虐待と聞くと私は一瞬心が凍ってしまう。実は私自身も母親から虐待を受けた経験があり、何の理由かは不明だが手足を縛られては少年院に入所させると脅されたり、包丁を持っておいかけられた。
お前を殺して私も死ぬ」というのが母親の口癖で、母親は自分の意志が少しでも通らないとヒステリーになり、包丁を振り回したりテーブルをひっくりかえしていた。
壊れた茶碗やこぼれたご飯粒を黙って拾うのは父親で、父親も箸や茶碗を投げつけられていた。今でも私は母親という言葉を聞くと「」という言葉が連想されてしまう。

 だから虐待を受けている子供の報道を聞くと胸がかきむしられてしまうが、しかし虐待は親のしつけの問題とされていて他人の介入が特に難しい。
こうして世の中には「消えた子供たち」が増えているのだと思うが、この問題の解決は私の経験から見ても相当厄介だと思う。

注)私は自分の幼児体験をシナリオに書いて公表している。以下のURLをクリックすれば読むことができる。ただしブログの性格上前後が逆になっているので最初にさかのぼって読んでください。
http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/cat31652294/index.html

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(26.9.29) 巨大災害 火山大爆発の時代と御嶽山噴火

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 先日NHKスペシャルで巨大災害 火山大爆発 迫りくる地球規模の異変」という番組を放送していた。
火山学者の話では地下のマグマだまりが巨大に膨れ上がっている場所がいくつもあり、いつ噴火してもおかしくないのだという。
アメリカのイエローストーン公園の地下や、かつてポンペイを一瞬のうちに飲み込んだべスビア山インドネシアの火山群がそうだというのだが、ここ日本では9万年前の阿蘇の大噴火以降大爆発というものはないのだそうだ。

 しかしそのことは一方で地下に巨大なマグマが存在している可能性が高く、地震学者は地下で発生する地震波を測定したり、地面の上昇速度、地表温度の変化等でその爆発の可能性を予測する努力をしている。
だが実際は爆発は突然発生することが多く、今回の木曽の御嶽山の爆発も気象庁では事前に予測ができなかった。

 日本の火山活動はマントルの沈み込みが原因で、マントルは地下100kmに達すると高圧と高温でマントルに含まれていた水が爆発的に動き出し、周りの岩石を溶かしてマグマを生み出すのだという。
そしてこのマントルから作り出されるマグマには最初から多量の水が含まれているため、マグマが上昇するにしたがって水蒸気になって膨張し、水蒸気爆発を引き起こすとゲストの研究者が説明していた。

 今回の木曽の御嶽山の噴火活動も水蒸気爆発だと言われているが、噴火にはこのほかに水蒸気とマグマが同時に出るものと、もっぱらマグマだけという3種類の噴火形式があるのだそうだ。
映像では噴煙が高々と上空に吹き出し、斜面に沿って山肌を滑り降りていた。
御嶽山頂上には噴火当時約250名の登山客がいたと想定されているが、今現在判明した心肺停止者実際は死亡者)は約30名となっているものの本当の数は誰にも分からないというのが実態だろう。
頂上付近は今なお噴火活動が続いているから、救助しようにもレスキュー隊も近づけない場所もある。

 問題は今回の木曽御嶽山の水蒸気爆発がここ9万年にわたって静かだった日本の火山活動の再活性化の端緒になるかどうかだろう。意外なことだがここ9万年は火山活動という視点から見ると火山活動の休止期にあたる。
日本の地下のマグマは毎年11億トンずつ増大しておりイメージでは大爆発前夜という感じだ。

 火山の爆発で最も危険なのは噴煙柱崩壊型という爆発で、噴煙が地上3万メートル程度まで上がると、自分の重さに耐えられずに途中で噴煙が崩壊して火砕流が発生する。噴煙が3分の1程度の場所から崩壊したとすると約1万メートルの山頂から火山灰や火山礫が滑り降りてきた感じで、この場合の噴煙の速度は時速100kmになるという。イタリアのポンペイを飲み込んだ火砕流がそれで、15分程度で山の周りの10km四方は火山灰と火山礫に覆われ、さらに有毒ガスが発生し一瞬のうちに街が死滅した。
この噴煙柱崩壊型の火山爆発が発生したら、人間は逃げる場所がないのだそうだ。

 また番組では火山の冬という言葉を紹介していたがイエローストーン公園の地下には東西80km、南北40kmの巨大マグマだまりがあり、これが爆発すると地球が火山灰に覆われ、最大10度も気温が低下するという。
植物はまともに光合成ができなくなるから食糧危機が発生して人類の多くが飢餓に苦しみ死亡すると想定されている。
こうしてみると人類は薄氷の上で繁栄していることになり、経済成長などというのはお釈迦様の手の中でないかと一瞬そら恐ろしい気持ちがした。

別件)第4回ちはら台・おゆみ野ハーフマラソンのお知らせ(一部コースの変更)。

以下の日程でハーフマラソンを開催いたします。
① 10月5日(日曜日)
② 午前10時スタート(雨天決行.受付は9時半から)
③ スタート・ゴール ちはら台走友会のかずさの道の集合場所(前回と同じでセンドーのうえ。地図参照)

下記のルートを一部変更しております。当日かずさ道で敬老会が行われるそうで調整を行ったものです。具体的なルート変更は当日説明いたします(26.9.28)。


ルートは以下の地図で確認できます

http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=6d18ea2157947c484ad9c4ec04b246ef
④ 費用300円(実費)
⑤ 参加希望者はこのブログのコメントかメール機能を使用して参加希望を連絡してください。

⑥ なお本大会はすべて自己責任です。

 

 


 

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(26.1.21) NHK アルツハイマー病をくいとめろ その2

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(海馬が萎縮しある時点に達するとアルツハイマー病が発症する)

(このブログ記事は昨日の「その1」の続きです。「その1」は以下参照)

http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/01/post-d869-2.html

 昨日も記載したが私はことのほか記憶力が弱い。自分でもアルツハイマー病の初期ではないかと思っているし、今までは発症したら絶対に治らない病気と言われていたので恐れていた。
しかし昨日のブログ記事に記載したように、アルツハイマー病はそのメカニズムが解明され、それに対する有効な薬の開発が急ピッチで進んでいる。
あと2年もすれば臨床試験が終わり、薬の有効性が確認できる段階まで来ている。
やれやれ、俺もアホにならんで済んだようだ・・・・・・・

 少し安心したが薬が本当に使用されるようになるかは結果次第だから、薬にだけ頼るわけにはいかないとこの番組が強調していた(過去20年間、101のアルツハイマー病の新薬が最終の臨床試験に合格しなかった)。
そのため薬に頼らない方法のアプローチが検討され、委縮する海馬記憶領域)を鍛えなおすという画期的な方法が日本で開発されている。
運動プログラムというのだが、運動をしながら海馬に刺激を与え神経細胞をよみがえさせる方法だ。

 運動と言われると私などは嬉しくなってしまう。何しろ私は運動オタクで日常的に身体を鍛えているし、今は一日2時間程度は自転車でヒルクライミング自転車の山登り)をしているので、運動こそが海馬の神経細胞を復活する方法などと言われると、「そうか、それなら全く問題ないじゃないか」なんて気持ちになる。

 なぜ運動をすると海馬の神経細胞が復活するかというと、筋肉に刺激を与えると成長ホルモンが分泌され、これが海馬の神経細胞を再生させるのだそうだ。
ただし、神経細胞は単独では全く機能せず、ネットワークを形成させる必要があり、このためには単なる運動だけでは駄目なのだという。
じゃどうすればいいんだ!!!

 運動プログラムの最大の特色は運動しながら海馬に刺激を与えることで、治験者は身体を動かしながら100から3づつ引いた数字を大声で発声したり、若干難しいしりとりゲームをしていた。
実際やってみると引き算はかなり難しい。
研究者の説明では1週間に1回、90分のプログラムで治験者の記憶力が劇的に改善されているという。
この運動プログラムはアルツハイマー病の初期症状の人に特に有効なので、私などはぴったりだ。
薬の投与については治験の段階だが、一方この運動プログラムは確実に効果が上がっており、現段階で世界で唯一アルツハイマー病に対して有効性が確認された対処法になっている。

やれやれよかった。運動療法で海馬は確実に回復するし、一方タウ蛋白やアミロイドβを分解する薬も開発されそうだから、アルツハイマー病は初期段階で対応すれば恐れることのない病気だ」何かひどく安心させてもらえる番組だった。人類はどうやら不治の病と言われたアルツハイマー病の克服に成功し始めたようだ。

(別件)四季の道ミニマラソン大会(約5km)の募集が始まっています。

・日程 2月16日(日) スタート9時35分(四季の道駅伝の一環です)
・集合場所  有吉中学校正門前
・具体的なレースの詳細、およびエントリー方法は以下の「おゆみ野四季の道駅伝公式ホームページ」

http://www.oyumino-shatai.com/ekiden/

を参照して下さい。
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(26.1.21) NHK アルツハイマー病をくいとめろ  その1

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(このグラフはとても重要なグラフでアルツハイマー病の25年前からアミロイドβが、そして15年前からタウ蛋白質が蓄積されていることを示している)

(今回は内容が豊富なので二回に分けて記載しております)

 私のように物忘れが激しい人間はどう考えてもアルツハイマー病の予備軍としか思われない。何しろ人の名前や場所の名前は聞いた端から忘れてしまう。初対面で挨拶をかわし「そうですか○○さんですか」なんて念押しをしても5分後にはすっかり忘れてしまう。
家族からは「鶏の記憶並」だと揶揄されているが、反論のしようがない。

 今私は67歳だがアルツハイマー病が発症する確率が最も高い年齢の70歳に接近しようとしている。
もう後がないな!!諦めていたが、NHKがアルツハイマー病の最前線の治療法番組を放映して、この病気が治る可能性があることを示唆していた。
アルツハイマー病の原因が判明し、後はそれに対する対策がもう少しで実用化される段階なのだという。

 アルツハイマー病は脳にアミロイドβという老廃物がたまり、それが脳の神経細胞を傷つけ、そこからタウ蛋白質が侵入して神経細胞を死滅させることから始まる。
そして最も早く侵入を許してしまう神経細胞が海馬という記憶を司る部位のため、最初に記憶障害が起こり、続いて運動障害運動野も委縮し始めるため)が発生して生きるしかばねになってしまう病気だ。

注)NHKのためしてガッテンでもアルツハイマー病の予防策を放送していた。内容は以下の通り。

http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/post-1d99.html

 従来、ここまでは分かっていたがこのアミロイドβタウ蛋白がたまり始める時期が決定的に大事だということが最近分かってきた。
アメリカで5年前からアルツハイマー病の専門家150名によるDIAN(ダイアン)研究なるものが実施されたがその成果だ。
 
 DIAN研究では家族性アルツハイマー病の家系、300人の協力を得て調査したところ、アルツハイマー病発症の25年前からアミロイドβがたまり始め、発症の15年前からタウ蛋白質が蓄積されるのだという。
いわばアルツハイマー病は25年の歳月をかけて発生するおそろしく息の長い病気で、発症する前までは本人に全くの自覚症状がない。
だから反対に言えばアミロイドβとタウ蛋白の蓄積を食い止めることができればアルツハイマー病にはならない。
25年前から薬による有効な治療ができればアルツハイマー病は予防が可能です」研究の責任者の言葉だ。

 アルツハイマー病の患者数は高齢化が進むにつれて急増しており、現在世界で4400万人の患者数が30年後には約3倍に増加すると想定されている。
日本などはアルツハイマー病の世界の先進国で今65歳以上の8人に1人が認知症だが、30年後には4人に1人が認知症で、認知症の約70%がアルツハイマー病だという。
日本では30年後には3人に1人が65歳以上だから、その4分の1が認知症とすると日本人の12人に1人は認知症になってしまうがこれは驚くべき数字だ。

 現在アルツハイマー病の薬の開発で最も進んでいるのはイギリスの大学で、そこで開発したLMTXという薬だそうだ。
LMTXはタウ蛋白質を叩く性質があり、300人を対象にした臨床試験では好成績を収めている。
現在さらに治検者を1300人に増やして、副作用の可能性や正常な人に飲ませた場合の効果を確認しており、効果が認められれば初めてのアルツハイマー病の特効薬になるという。臨床試験が終わる2年後が楽しみな薬だ。

 一方アミロイドβの増加を抑える取り組みはとても面白かった。そもそもアミロイドβは脳の老廃物で脳を使用すれば必ず発生するものだ(運動をすれば筋肉に乳酸がたまるが脳の乳酸がアミロイドβ)。
しかしこの老廃物は本来寝ている間に髄液とともに脊髄に排出されて脳にたまらないようなメカニズムになっている。
異物や不要な物質を体外に排出する仕組みが脳にも存在している。

 だがこのメカニズムが正常に働くためには快適な睡眠が必要で、寝ている間に体は休まるだけでなく脳からはアミロイドβが排出される。
しかし寝不足になったりあるいは睡眠障害になるとアミロイドβが排出できなくなり、一日中頭が重いがこれは老廃物が脳の中にたまりっぱなしになっているからだ。
だから快適に眠れるようにすればアミロイドβはたまらない」何とも簡単な原理で笑ってしまった。

 最もそうは言っても快適な眠りなど誰でも取れるというものでないので、スイスの製薬会社がアミロイドβを取り除くカンテネルバムという薬を開発していた。
しかし残念なことにすでに発症した患者のアミロイドβが減少してもアルツハイマー病は治らないのだという。
これもDIAN研究であきらかになったのだが、アミロイドβはアルツハイマー病発症後は減少し、発症した段階ではいくらアミロイドβを減少させてももう遅いのだという。

 発症前までは主要な原因物質だが、発症後はタウ蛋白にその地位を譲ってしまうため、発症前の投薬でないと全く効果がないということのようだ。
現在この発症前投薬の臨床試験が実施されており、効果がわかればアミロイドβを抑える薬が開発されたことになる。この臨床試験も2年後には結果が分かるのだという。

(明日に続く)

(別件)四季の道ミニマラソン大会(約5km)の募集が始まっています。

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(25.11.5) NHK「ストラディヴァリウスの謎」 ミステリー小説じゃないよ!

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(四季の道の秋の道公園の向かい側に建っているマンション。いつも朝日が当たる)

 私のように普段音楽と言えば演歌以外に興味を示さないものにとってストラディヴァリウスと言われるバイオリンについて記載するのはいささか手に余りそうだが、先日NHKが放送した「至高のバイオリン ストラディヴァリウスの謎」はなかなか面白かった。

 ストラディヴァリウスは通称をストラドと言って、今から300年ほど前にイタリア・クレナモの職人、アントニオ・ストラディヴァリが制作したバイオリンで、現在約600挺のバイオリンが残されているという。
1挺あたりの値段が数億円で、オークションでは12億円で落札されたことがあるから、私などは値段を聞いただけで「それは名器に違いない」と思ってしまう。

 私はただ驚いているだけだが世界の最高レベルのバイオリン演奏家はストラド以外はバイオリンと思っていないらしく、それぞれが数億円もする名器を保有していた。
ストラドには一つ一つに名前が付けられており、現在最高のバイオリン演奏者と言われるパールマンムターと名付けられたストラドを使用している。

 一方でバイオリン製作者はこのストラドの音色に近づくべく300年間にわたって努力研究してきたが、未だにストラドを超える名器は現れないのだという
もっとも専門家と言われる人を集めて、ストラドと他のモダンバイオリンを聞き比べるテストを行ったところ(演奏しているバイオリンは見えない)、正解率は2割から5割程度だったというから、本当は専門家でも音色の違いが分からないらしい。
なんだい、ストラドと言っても単なるバブル景気と同じで価格がバカ高いだけじゃないか」と言いそうになったが、演奏家の判断は全く違っていた。

 「演奏をすればその違いを確実に認識できる」ということで、やはり違いがあるらしい。
これをNHKが42個の集音マイクを使った実験で確認していた。
演奏者の周りに42個の集音マイクを張り巡らして、その中でストラドを演奏してもらったのだが、その結果はストラドには明らかな音の志向性があるということだった。
右上の方に強く大きな音が出るようになっていて、一方モダンバイオリンは各方面に均質的に音が拡散していた。

 実験者が「ストラドは一方方向にホースで水を撒いているようなものです」と言っていたが、確かに志向性があれば特徴的な音は出せそうだ。
そのため現在のバイオリン製作者は何としてもこのストラドに迫ろうと日夜研究しているのだという。
現在までの主要なアプローチはまず形を完全にストラドをまねるということから始まった。
板の型や材質や厚さやを完全にまねて制作するのだが、この方法では残念なことに完全と言われるコピーはできないという。
何か微妙に相違しており、その相違がどこから発生しているのか更なる研究が行われていた。

 材質面については昔から言われていたのだが、ストラドはイタリア北部のアルプスに近い標高1700mに生育する松材が使われている。この松の特色は木目が詰まっていることで、この木目のつまりが重要な要素ではないかと言われてきた。

注)300年前は小氷河期にあたり木目の詰まった木材を入手しやすかったという。現在はそうした木材はほとんど存在しない。

 また最近は特にコンピュータCTスキャンによる研究が進んでおりストラドの特徴が判明している。
それによると表板と裏板をそれぞれ独自に振動させて、その上に細かな粒子をばらまくとストラドはある特徴的なパターンを描くのだそうだ
そのように粒子が集まるように板を細工すればいいというのが結論の一つになっていた。

 もう一つはCTスキャンでストラドをスキャンしてみると、音の振動を表板に伝えるという部分を中心に表板は完全にバランスがとれること、および表板の振動を裏板に伝える魂柱といういう部分で内部が2等分されていることが分かったという。
それ以外にも板をたたくと音が均質になっている等、いくつかの特徴が分かってきた。

 現在アメリカのオーバリンという場所で世界のバイオリン製作者が定期的に集まり、ストラドと完全に一致するコピーを作ろうと研究している。
約300年の歳月をかけてようやく現在人はストラドの技術水準に迫ることができるようになったのだという
だが完全にコピーができ中国あたりで大量生産されると私でもストラドを購入できそそうな値段になってしまいそうだ。

なお私は演歌、特に長山洋子さんのファンでその模様は以下に記載してある。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/23122-c493.html

(別件)「絵てがみ」始めませんか?

苅田郷の蔵の2階、畳の間で「絵てがみ」教室開催いたします! 2013年11月18日(月) 
午前10時~12時

場所:苅田郷 蔵の2階 畳の間
   千葉市緑区刈田子町13
講師:中川 美穂(日本絵手紙協会 絵手紙公認講師)

参加費:1500円
申し込み:電話・ちらしのFAX・苅田郷ホームページより
     ホームページ問い合わせ

     http://www.kattago-tougei.com/
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