(26.10.10) ためしてガッテン 病気に勝つには筋トレをして体温を上げろ!!
昨日(8日)のNHK「ためしてガッテン」で大変興味深い番組を放送していた。
題して「取り戻せ免疫パワー 体温計で命を守る秘術」というのだが、老年になると体温が低下して免疫力が落ちるので、毎日筋肉運動をしていれば免疫力を維持できるとの内容だった。
前にも似たような番組があり、その時も「そうか免疫力と筋肉は強い相関関係があるのか」と感心したが、今回は免疫力アップのためには体温が必要だとの内容だった。
注)前回の「筋トレで免疫力UP]法についての記事は以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-9384.html
一般に鳥類は体温が高いのだがこれはいつでも飛び立てる準備をしているからだそうで、逃げなければ生きていけない動物の体温は高く、反対に象のような天敵がいない動物の体温は低い。だから「活動開始、いつでも逃げられる体制をとれ」が体温ということのようだ。
ところが人間では天敵がいないことと、もう一つ老人になるにしたがって筋肉が衰えるため体温維持が難しくなっているという。
人間の体温維持の目的は逃げるためでなく、主として免疫細胞のリンパ球を活性化させるためで、リンパ球は体温が低いと動きが鈍くなる。ちょうど変温動物の動きのようになってしまい肺炎菌が現れても知らんぷりをしているので、老人の肺炎は急速に悪化するのだと言っていた。
体温の維持は筋肉の中にあるサルコルピンというたんぱく質の働きによっており、これがATP(アデノシン三リン酸)に働きかけてエネルギーを放出するのだそうだ。
サルコルピンだとかATPなどと言われてもさっぱりだが、一種の筋肉発熱作用と言ってよい。
これが若い時にはよく働き、寒さにも抵抗力を持つのだが、年をとると筋肉がなくなるからさっぱりで、その結果免疫力低下に悩むのだという。
またストレスが加わるとサルコルピンが活性化して体温を上げるが、私は現役のころ非常に不思議な体験をしている。私が担当していたシステムが夜中にトラブルを起こし、朝までに復旧しなければならいことがよくあったが、作業中は体中から汗が拭き出し冬の暖房の効いていない室内でランニングシャツ一枚で奮闘したものだ。
「そうなんだ!!、体温はストレスで上がるんだよ・・・・・」
老人の体温低下はサルコルピンが少なくなったせいだが、これを人為的に増やす方法があるという。
それは日常的に筋力を強化しておくことで、筋肉もりもりの老人は免疫力が強く病気になりにくいのだそうだ。
だが通常は老人は運動などせず静かに座っているからますます筋肉が衰え、その結果サルコルピンの出が悪くなり免疫力が低下している。
本音を言えば私はこの番組を見て嬉しくなってしまった。というのも筋トレは私の日課で毎朝鏡を見ながら体のふくれ具合をチェックしている。
私は頭が剥げているから年齢を隠しようがないがそれでも帽子をかぶってハゲを隠し、ノースリーブのパンパンのスポーツ着など着ると、遠くから見ると若者と見間違える。
筋トレは主として若く見せるためだけにやっていたのだが、実際は免疫力をアップして病気に強い体を作っていたことになる。
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