(25.10.3) ためしてガッテン 第二の認知症 レビー小体型認知症
(ひたち海浜公園のコスモス)
私は「ためしてガッテン」のファンなのだが、特に認知症関連の番組にはいつも驚かされる。
今回の第二の認知症と言われている推定患者数80万人のレビー小体型認知症には驚いてしまった。
この認知症はアルツハイマー型認知症に酷似しているため、アルツハイマー病だと思われて治療を受けているのだが、実際はパーキンソン病に近いのだという。
パーキンソン病とは脳にレビー小体という老廃物質が溜まり、それが主として脳の運動野に溜まると手足の運動障害を起こすのだが、このレビー小体型認知症では視覚野と側頭部にレビー小体がたまるのだそうだ。
視覚野にたまると正常な像が見えなくなり、その像を側頭部で判断しているのだがその判断が怪しくなる。
レビー小体型認知症の患者はごみを見ると虫だと思い、赤い花を見ると女性の唇に見えてしまう。あらゆるものを誤認するので周りの人は「ひどい認知症」だと愕然とするようだ。
番組に出ておられた男性は、しばしば奥さんのところに男が出入りしていると言って警察に電話していたが、患者本人には確かに男性が見えるのだそうだ。
こうした現象を幻視というのだが、本人だけには見えて他人には見えないから厄介だ。
私もこの幻視現象を何回か経験している。もっとも私の場合はある特殊な条件下で起きるので、それは2日間にわたって寝ないで走っているときだ。
たとえば川の道270kmレースでは私のような遅いランナーは寝ているとゴールできないので2日間全く寝ないで体を動かし続ける。
そうすると2日目の夜になるとこの幻視があらわれて、いたるところで人々が盆踊りのようなダンスを始めるのだ。
イメージは松健サンバで実に賑やかなのだが、はじめてこの幻視を見た時には驚いた。
注)この時の経験は「魔境」という題名でブログに記載してある。
http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/22817-no-09cb.html
私の場合は脳がすっかり疲れて見えているものの判断が鈍ったから起こるのだが、この患者は脳に老廃物がたまったために起こっている。その特徴は以下の通りだそうだ。
① 人や虫がいると訴える。
② 症状は急にあらわれ、そしてすぐに消える。
③ 筋肉がこわばってパーキンソン病のような状態になる(原因がパーキンソン病と同じ)
④ うつ病や大声で寝言を言うようになる(この大声の寝言が最初の症状)
これに対する周りの家族の対処方法は以下の通りだそうだ。まず幻視は本人には間違いなく見えているので、それを否定すると怒りが爆発するらしい。したがって以下のような対処を勧めていた。
① 幻視を否定しない。
② 本人以外には何も見えないことを説明する。
③ 花瓶や壁掛けやその他本人が誤認しやすいものを家に置かない。
④ おまじないのようなもので幻視が消えることを学習させる。
この病気は視覚野や側頭部の脳には支障があるが前頭葉は正常である場合が多いので、説明をすれば本人は納得するそうだ。
こうした認知症があることを知らないと周囲の人は患者に振り回されて精神的に追い込まれてしまう。
ところで私の近所のおばあちゃんが人に会うたびに「金がなくなったのだが娘(その他家に入った人)が取ったのではないか」といつも言うので、誰も家に近づかなくなっていたがこの場合はアルツハイマー型認知症なのか、レビー小体型認知症なのかとても興味がある。
なお認知症関連の記事は以下にまとめて入っております。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/nhk_4/index.html
(別件) ちはら台・おゆみ野ハーフ・フルマラソン開催のお知らせとおわび
地図にリンクが張れておりませんでした。申し訳ありません。リンクを張りなおしてあります。
以下の日程でハーフ・フルマラソンを開催します。
・日程 10月6日(日) 10時スタート
・集合場所 ちはら台かずさの道 ちはら台走友会集合場所(地図添付)
(おゆみ野のさくら公園でないので注意してください)
・コース ちはら台のかずさの道とおゆみ野の四季の道を使用(地図参照)
http://goo.gl/maps/B3T89
・参加費用 300円(ゼッケン代と飲み物代)
・参加資格 高校生以上ならだれでも可
・ルール 1か所信号があります。交通規則を守って赤信号では停止(この間の時間はネットタイムに含めませんので、各自時計を止めて調整)
・結果はこのブログに掲載します。
・その他 雨天決行ですので走る人は各自雨具等を用意して走ってください。
*人数確認のため参加予定者はこのブログのメールかコメントを使用して、氏名、年齢、住所を連絡していただけると幸いです(ちはら台走友会のメンバーはその必要はありません)。
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