(27.2.13) ためしてガッテン 大人の虫歯は怖い!!
最近のためしてガッテンはこけ脅かしが過ぎるのではないかと思っていたが、今週の番組には驚いた。
大人には特別な虫歯があり、気が付かずにいると総入れ歯になるという話だ。
大人の虫歯の特徴は痛みがなく、気が付かずほっておくとすべての歯が抜け落ちるのだという。
歯痛がないため気が付かないのだが年に1本程度の割合で抜け落ち50歳台の初めには総入れ歯になってしまうのだそうだ。
そうした事例の人の歯を番組で紹介しており、実際に歯がなくなった人がそれを見せてくれたが、あまり気持ちのいいものではない。
実は私はよく夢で歯が抜けをちる夢を見る。なんでそんな夢を見るのか分からないが、いつも同じパターンで次々に抜け落ちていくので途方に暮れるのだ。目が覚めてそれが夢だと分かって実にほっとする。
「よかった、また夢か、しかしなぜいつも歯が抜けるのだろうか??」フロイトあたりだと何か説明してくれるかもしれない。
通常大人の歯は虫歯に強い。子供の歯と大人の歯は一番外部を覆っているエナメル質の強度に差があって、子供の場合はエナメル質が弱いためにしばしば虫歯になるが、大人になるとこのエナメル質が強化されて虫歯の攻撃には強くなるという。
しかし大人の歯には弱点があり、歯茎がだんだんと後退するため根元で象牙質が丸出しになってここを虫歯に攻撃されるという。象牙質は虫歯の攻撃に弱い。
私の歯も歯茎がひどく後退しており象牙質がむき出しになっていたので近くの歯医者さんに行ってここに詰め物をしてもらっている。
なぜ大人の虫歯が痛まないかというと虫歯ができるとそれをカバーするように象牙質が厚くなって神経に触らないようにするからだという。
実際虫歯の痛みはこの世の地獄だからそうしてくれるメカニズムはとてもありがたいのだが、これがあだになって虫歯があることが気が付かないのだそうだ。
さらに総入れ歯になるメカニズムは歯が抜けてそのままにしていると歯の下の骨が「もう歯を支える必要はないんだ」と悟って溶けてしまうからだという。私は知らなかったが歯は下で支える土台の骨と一体になっていて、いわばクッションの役目をするスポンジのような構造の骨がある。このスポンジ状の骨まで消失すると支えていた場所に空洞ができるので周りの骨がその空洞に落ち込むように変形し、結局は上の歯を支え切れなくなって歯が抜け落ちるのだそうだ。何かビルの下部構造のような感じで上がなくなると土台が腐るというようなイメージだ。
年を取るとだんだんと歯もなくなり頭髪もなくなってかつてあったものが次々に失われていく。
幸い私は治療した歯は多いが抜け落ちてしまったものはないので「やれやれ、まだ歯だけは持ちそうだ」と思っているが油断すると総入れ歯になると今回は脅されてしまった。
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