(2.10.13) 人類衰亡史序説 ヨーロッパ その1 ヨーロッパに再び感染拡大の波
NHKのBS1で放送しているイギリスやフランスやスペインのニュースを見ているとコロナ感染の第二波が到来したという内容の放送ばかりになっている。特にこの3国の状況がひどいのだが、10月に入って毎日の感染者数は1万人を上回り、フランスなどは10月10日は2万7千人になっていた。
今まではアメリカ、インド、ブラジルが感染大国だったが、ここにヨーロッパも参入してきた。
部分的にはロックダウンが実施されており経済が再び低迷するのではないかと危惧されている。
最も死者数は4月の毎日1000名程度だったのに比較すると100名以下の日がほとんどで、患者数は第一波並みだが死者数は10分の1程度にとどまっている。死者数の低下はこのコロナに対する病院の対処方法が確立しつつあるのが大きい。
第一波の時は感染者をすべて収容して大混乱に陥ったが、重症化リスクの高い患者は高齢で基礎疾患を持ったものとほぼ相場が決まってきたので、症状の出ない若者は自宅待機で済まされており、病院にとっては重症患者対応に注力する余裕が生まれている。
さらに治療法についてはまだ試行錯誤の点はあるものの効果がある程度見られる治療法がわかってきた。
特に有効なのはトランプ大統領が受けた治療で、感染から回復した患者から入手した抗体を注入する方法で、これが劇的に効果がある場合が増えている。また抗体療法と併用してでレムデシベルを投与すると回復までの日数が短縮されることもわかってきた。
こうした治療によって重症患者数を低く抑えることが可能になったため死亡者数は4月のピーク時の10分の1程度に収まっている。
ワクチン開発はどうはやめても今年は無理で、今の段階は試験的に投与している段階であり、副作用の程度もわかっていない。
一般の人まで効果のあるワクチンがいきわたるまでには数年はかかると思ったほうがいいので、相変わらず患者数は増加するがそれでも死者は今の水準が維持されそうだ。
人類はこのコロナウイルスをよく制御し始めており、当初思われていた不治の病という認識はなくなりつつある。
私は前にも述べたがこのコロナ感染症は一種の老人病であり死亡者のほとんどが老人であることで裏づけられている。
老人はバーやキャバレーや人の集まる集会やライブ等を避け、家に閉じこもるか一人でする運動にいそしんでいればコロナの嵐が吹きすさぶのを避けることができるのだから、そうした生活態度を身に着けるべきだ。
経済をどん底に落としてしまうとコロナで死ぬのも飢餓や自殺で死ぬのも同じことになるので、老人以外は基本的な感染予防の下で経済活動に従事するのが適切だと思う。ロックダウンは老人だけで十分なのだ。
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