(26.10.6) 豪雨の中の激走 ちはら台・おゆみ野ハーフの自由走
(Kさん 撮影)
先ほどまでフラフラになって寝込んでいた。
久方ぶりに雨中のハーフマラソンをしたからだ。
この日台風18号の影響で関東地方に前線が北上し千葉は朝からひどい雨模様になってしまった。
この日は私が長い間準備を進めていた「ちはら台・おゆみ野ハーフマラソン大会」の開催日だが、こんな雨模様の日にはサポート体制がとれない。
みんなボランティアで協力してくれているのだが、雨の中をレースが終わるまでエイドや交通整理を依頼するわけにいかず、また選手も雨になれていない人は体温が低下して体温低下症になってしまう。
ぎりぎりまで判断を伸ばしていたが大会開催は中止して、雨中でも走りたい人だけの自由走に変更した。
レースは10時に開催される予定だったし、中止の決定は7時少し前にしたのでそれから出場者への連絡でてんてこ舞いになってしまった。最近は出場者が増えて私が所属している走友会以外のメンバーも多く全体で50名程度の規模になっていた。
事前にメールで申し込みのあった人にはメールを送ればいいのだが、走友会のメンバー経由で申し込みのあった人には直接連絡が取れない。
「しまったなー、メールアドレスを確認しておくのだった」
それでも走友会のメンバーはとても親切だから中止の連絡を積極的にしてくれたので、8時前までにはすべての出場者に連絡が取れた。
「ところで自由走に変えたが走る人はいるのだろうか????」今度はそっちが心配になった。
スタート時間30分前にスタート地点に行ってみると、何と2名が雨中ランをするという。雨の中を走るくらいだからこうした人はタフだ。
私と3名でかずさの道をスタートしたが、たちまちのうちに二人に離されてしまった。
かつて私も相応の走力を持っていた時代があったが年をとり座骨神経痛に悩まされ始めるとすっかりちょこちょこ走りの老人ランナーになってしまいスピードが全くでない。
しかも最近は雨中ランなどする気力がなくなっていたのだが、今回は何しろ主催者だから降りるわけにいかない。
雨はだんだんとひどくなるし、道路はいたるところに水たまりができてなにか川の中を走っているような場所もある。
先行した二人に3回すれ違う場所があるのだが、そのたびに距離が離れていく。
「うぅーん、年寄りにはこうしたランはつらい」最後はフラフラになりながら到着した。
トップの女性は大阪マラソンに出場するのでその準備で走るのだと言っていたが、実に快適な足運びで雨の中を1時間42分で走り切っていた。
しかも信じられないことにこの雨の中を私が到着するまで待ってくれたのだから私は感動してしまった。
「寒いのだからさっさと帰ってくれればよかったのに」といったものの本心では嬉しかった。
家に帰ってからはすぐ風呂に入って温まり、横になるとすっかり寝込んでしまった。
寝込まないと体力が回復しないところがつらい。
だが時にこうした刺激を入れなければ完全に老人になってしまうから無理でも刺激を与えることが大事なのだ。
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