システム ネット社会

(28.7.22) 世界中がポケモンGOで大フィーバー  任天堂の大復活

 22725_130

 世界中がポケモンGOで大騒ぎになっている。ポケモンGOなどと言われても私などは何のことか分からなかったが、スマホ向けのソフトで街角でポケモンを探すソフトだという。
それが何で問題になるかというと1月前に先行リリースされたアメリカでは、大げさに言えば街中でポケモン探しが始まって交通渋滞や事故が絶えないからだそうだ。
ポケモンがいる場所は地図情報で見るとわかるので、ポケモンハンターがみなこの場所に集まって、画面だけを見て歩き回っているため自動車にはねられたりどぶに落ちた幼児とぶつかってしまうのだそうだ。

 ゲームの内容は一定の場所にポケモンが配置されていて、これをグーグルマップで探して町や公園をさまよい、見つけると画面上でボールをぶつけて当たればポケモンをゲットできる。
それだけの単純なゲームだが、はまると夢中になって人々がポケモンを探して街中をさ迷い歩く。
先行リリースされたアメリカでは、サンフランシスコの公園ではスマホを覗いて歩き回るポケモン人間だらけになってしまったそうだ。

 日本でも近近このソフトがリリースされるため政府が慌てて注意喚起をしている。
歩きスマホはいかん。人の敷地に入り込むな
人の敷地内に入ってしまうのはポケモンがいる場所の設定を間違えて個人住宅の中になったりするからだが、確かに間違って設定場所になった人は迷惑だろう。
ここよ、絶対にこの家の中よ、入ってポケモンをゲットだ」なんてことをされてはおちおち安眠もできない。

 一方このソフトの開発を行った任天堂は業績が急回復している。
任天堂は長い間業績が低迷し、復活は無理ではなかろうかと思われていたが、劇的な復活を遂げつつある。
ポケモンGOがアメリカで爆発的な人気を呼んだため、アプリそのものは無料だが関連するアイテムの売りあげが急上昇しているからだ。
ゲットするにはアイテムが必要で、強力なアイテムを購入すればするほどゲットできるためみんな夢中になってアイテムを買い求め、この売り上げが任天堂の懐を潤している。
株価は記録的な上昇をして、ひと月前からほぼ2倍に値上がりして3万円前後で推移し始めた。

 任天堂は2009年1.8兆円の売り上げを誇っていたが、その後は凋落といっていいほどの低迷で一頃は赤字に陥っていたが昨年あたりからようやく300億円程度の営業黒字になっていた。
しかし300億円程度ではとても世界企業とは言えず並み以下の企業だったが、これで業績が急回復し世界企業として復活だ。
世の中何がはやるか分からないものだが、ポケモン探しでこれほど世界中が熱狂するとは思わなかった。

 もっとも私などはスマホを持ち歩くことをせず、パソコンの横に置いたままだからポケモンGOがはやっても関係ないがまた一つ日本企業が復活することは好ましいことだ。
 

 

| | コメント (1)

(27.8.1) マイクロソフトのOS無料提供  「そうでもしないとシェア低下を防げない!!」

23823_105 

 ウィンドウズ10
が無料で提供されることになって話題をさらっている。
パソコンのOSとしてはウィンドウズは圧倒的なシェア(約9割)を持っているので、今もパソコンが情報機器の主流であればマイクロソフトとしても無料提供など絶対にしないはずだが、今や主流はスマホとタブレット端末に移ってきた。

 何しろスマホなどは誰でもといっていいほど持ち歩いているから、スマホさえあれば電話をかける以外にメール情報検索もその他のちょっとした処理も自由にできるので、パソコンの必要性が薄れている。
私などはブログを書いているからキーボードがないと何とも不便でパソコン使用のウェイトが極端に多いが、通常の人はそんなに情報発信をするわけではないからスマホから簡単なメール送信を行って十分なようだ。

 スマホやタブレット端末のOSはアップルのiOSかグーグルのアンドロイドがシェアをほぼ二分しているので、マイクロソフトの出番はほとんどない。
ウインドウズは減少しつつあるパソコンのOSで、いわば斜陽産業になってしまってマイクロソフトも焦ったのだろう。

 今回のウィンドウズ10を出す前に、2012年にタッチパネルを前面に出したウィンドウズ8を発売したがこれはものの見事に失敗した。
操作性が極端に悪くスマホやタブレット端末を使用しているものから見ると何か数世代前の操作性だったので馬鹿馬鹿しくなって利用者が増えなかった。

 私もタッチパネルのタイルを見て愕然とした一人だ。
何をどう操作したらいいのか分からないので、仕方がないのですぐにデスクトップに切り替え、絶対にタッチパネルなど操作しないようにした。
私が使用するソフトはGmail のようなメールソフトとグーグル検索とココログとワードぐらいで、あとの利用はほとんどない。
通常の人が使用するソフトはせいぜい私と同じ程度で、それさえあれば十分なのだから、それ以上のソフトなどあっても全く迷惑だ。

 だからタッチパネル等は無用の長物で、「マイクロソフトも実に迷惑なOSを開発したものだ」とため息が出たものだ。
一般のパソコンユーザもほとんどそうした感想を持ったらしく、多くのユーザはウィンドウズ7を8にバージョンアップすることをためらってきた。
ウィンドウズ8が発売されたのが2012年だが未だにシェアは1.5割程度でウィンドウズ7が約7割だから、利用されていないといった方がいい。

 タッチパネルもどきのウィンドウズ8の不評にたまりかねてマイクロソフトが経営方針の大変更をした。
これからはOSで商売するのではなくクラウドで勝負する。また主戦場はスマホやタブレットでパソコンはもはや主戦場とはいえない

 最もそうは言ってもスマホやタブレット端末に占めるマイクロソフトのOSの割合は3%程度だから、いくら歯ぎしりしてもアップルやグーグルにかなわない。
そこでアップルやグーグル向けに開発したソフトがちょっとした手直しでウィンドウズ10で動くような変換ソフトを提供するのだという。
これをコバンザメ作戦というらしいが、スマホとタブレット端末のアプリをパソコンでも自由に扱えるようにしようとの戦略だ。

 だがこのところのマイクロソフトの経営戦略は完全に裏目に出ている。2014年に携帯電話事業参入と称してノキアの携帯部門を約1兆円強で買収したがこれが予想以上に不振で、15年4月~6月期に約8割の減損処理をしいられ赤字に転落した。
ノキア買収はこの1兆円をどぶに捨てたようなものだが、ノキアがスマホへの対応が遅れた会社だったことを知っていて買収したのだから責任はマイクロソフト側にある。

 かつては世界で最も躍動的な会社だったが、今ではアップルに完全に水を開けられ株式の時価総額でもアップルの半分になっている。
業績は四半期で1兆円規模の収益を上げているのでそれは立派だが、しかし増収増益というわけにはいかず横ばいといった方が良い。
そしてモバイル事業ではノキア買収の失敗に見られるように誤算続きだ。

 今回のOSの無料提供はこうした厳しい外部環境化でなんとか起死回生の一発を狙ったものだが、だからといってウィンドウズ10がスマホやタブレット端末市場で受け入れられるかはかなり怪しい。
業務系ではマイクロソフトは世界標準だがモバイルのような民生系ではマイクロソフトの出番はほとんどないのではなかろうか。


 

 

| | コメント (2)

(26.7.14) 顧客情報の漏洩は防ぐことができない。 ベネッセ事件

21_1036 

 この問題を解決することはひどく困難だと思った。ベネッセ顧客情報漏洩事件再発防止策である。
ベネッセのデータベースに保有している顧客情報が最大で2070万件流失したという。
私はベネッセという会社を知らなかったが、小学生向け全国学力テストの委託事業をほぼ独占し、進学ゼミや子供チャレンジと言った教育用ソフトを広く全国に展開している会社だという。

 この会社のデータベースから子供の個人情報が流出したのだが、このデータを無断で持ち出したのが外部の委託会社のSEだった。
この世界のことを知らない人は何で外部のSEかと思うかもしれないが、今やシステム開発、メンテ、そしてセキュリティー管理はほぼ外注に委託しているのが実態だ。

 私はある金融機関のシステム部門に長く在籍していたが、金融機関の職員がシステムを開発したりメンテしたりすることはほとんどない。職員は金融に関する一般知識は持っているがシステム知識を持っていることはないので高度なシステム管理を行うことができないのだ(たまにオタクのような人間はいる)。
では金融機関の職員は何をしているかというと、実際にシステム開発をしたりメンテをする外注会社の窓口であり、開発したいシステムをオーダーし(これをユーザーニーズという)、できたシステムの検収をするのが役目だ。

 だが実際はシステムの中身は全く分からないから、「君、どこまでテストをした。絶対大丈夫だね。君が大丈夫だといえば僕は安心してこのシステムの検収をしたことにしよう
何て感じになって、実際は委託先のSEシステムエンジニア)に全面的に頼ってしまう。
町奉行所の与力や同心より銭形平次の方が探索能力が高くなるのと同じだ。

 ベネッセの今回の事例では顧客情報を保有していたDB(データベース)にアクセスするには特定のパソコンから、IDとパスワードを入力しなければならないようにしていたが、こうしたDBにアクセスする権限は全面的に委託先のSEに与えられている。
もし与えられていないとシステムトラブルが発生した時に直す人がいないからで、ベネッセの職員がそうした修正能力が全くないのだから、委託先のSEに全面的に頼らざる得ない。
君、どうしても今夜中に原因を判明して直してくれないと、上司から僕がどやされる。何としても直してくれ」なんて懇願しているのが普通だ。
当然外注先のSEのDBへのアクセスはオールマイティーになるから、ベネッセの職員がいないすきに(ほとんど現場にはいない)データをダウンロードし、それをUSBメモリーで持ち出すことはいたって簡単なことなのだ。

注)こうした持ち出しを防ぐためにパソコンのUSBメモリーを挿入するスロットをふさいである場合があるが、ベネッセはそうしていなかったようだ。

 従来こうした状況下にあっても機密情報が漏れることが少なかったのは、 日本人のSEの資質が相対的に高かったからで、日本人は特別な理由がない限り機密情報の漏えいはしない。
しかし全員のSEにこうしたモラルの高さを望むことは不可能で、人によってはサラ金に追われていたり、金融商品取引で大穴をあけてしまった人もいる。

 こうした立場に置かれたSEが末端価格で1件当たり15円から30円程度で販売されている顧客情報をそっとコピーして持ち出すことは有りうることだ。
今回の顧客情報が2000万件としたら、末端では3億円から6億円の相場で売り買いされていることになるのだから、持ち出したSEにも相当な報酬が支払われたことになる。

 はたして機密情報の漏洩を防ぐ方法は本当にあるのだろうかと思ってしまう。実務が外部委託のSEにまかせっぱなしになり、ベネッセの職員(他の企業も同じ)は地位が高くなるほどシステムについて無知で、一番の当事者が外部SEだとしたら、このSEのアクセス権限を制限することなどできるわけがない。
あるのは常時DBにアクセスした記録をチェックし、怪しいアクセスがあった場合はすぐさまそのSEの権限を停止させることぐらいだが、これではどうしても漏れた後の対応になることと、今度はチェックを行うSEを外部から調達しなければならなくなる。

 どこまで行っても外部SE任せである以上、ある一定の情報漏れはリスクの範囲内とするしかない。
そこで最後の対応は個人情報の階層化を行い絶対に漏らさない情報と洩れても仕方がない情報に分けてセキュリティー管理のレベルを変えることだろう。

 実は個人情報と言っても本当は外部に漏れたら絶対に危ない情報と、洩れてもそれほど支障のない情報がある。
名前、住所、年齢、電話番号レベルは従来は電話帳や住民台帳に記載されてオープンになっていた情報で、知られるとうるさい商品勧誘がなされるがその程度のことだ。
一般的にこの情報が漏れて大騒ぎになっているが、これは第二級の情報に過ぎない。

 本当に困る第一級の情報は私の場合は銀行口座番号とそのパスワード、クレジットカードNOとこのブログのパスワードやメールのパスワードぐらいで、名前や住所、年齢、電話番号などは「だからどうなの」というレベルに過ぎない。
顧客情報の漏洩と言っても内容によりけりで、今回の場合は本当は最重要情報の漏洩とは言えないレベルなのだ。
第一級の情報管理はDBを保有する会社の最重要業務として当該会社の職員を当てるか、信頼できるSEに委託して会社の本来業務と位置付ける必要がある(実際は外注任せの第二級の仕事になっている)。

 前から個人情報保護法では保護しなくてもよい情報まで含まれて大騒ぎをしているが、本当に守るべき情報とそれ以外の情報に分けてセキュリティーを構築しないと時間と手間ばかりかけて二級の情報漏洩を防ぐという無駄に陥ってしまう。
この問題は個人情報そのものの見直しと、そのセキュリティーのあり方に一石を投じた奥深い問題なのだ。

注)ネットバンキングのIDとパスワードが盗まれている手口は前に記載した。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/post-3abf.html

 

 

| | コメント (0)

(26.4.17) 大変だ!! ヤフーのグループメールが停止になる!!

23416_021 

 「大変だ、今日だったんだ」慌てふためいた。Yahoo が4月16日の3時を持ってヤフーのグループメールの取り扱いを停止することを忘れていた。
ヤフーからは半年ぐらい前から停止の通知を来ていたので、他のグループメールに移管する時間は十分あったのだが、この種の作業は何とも気が乗らない。
ヤフーの奴、とんでもない奴だ。こんな便利な機能を停止するなんて顧客をなめているのではないか・・・・・・・

 最もこの機能は無料で使わせてもらっていたのだから文句を言う方が問題なのだが、いったん使い始めると止めるのはとても苦痛だ。既得権が存在する。
ヤフーが機能を停止したのはこのグループメールという機能が時代遅れになってきたからだろう。
同じ機能がフェイスブックにも用意され、とても太刀打ちできない。システムの増強もままならない事情はよく分かる。

注)この移管作業は本当は3月にするつもりだったのだが気が乗らなくて引き伸ばしをしてきた経緯がある。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/03/post-5e9c.html

 だがしかし利用者としては大騒ぎだ。「3時までに何とかしなければ!!!!
私はグループメールを3つ管理している。おゆみ野の森おゆみ野クリーンクラブとおゆみ野読書会だ。
どこに移すかが最初の問題だが、私が所属しているちはら台走友会ではGmailに移管していたので、その例に倣うことにした。

 当初はファイルで住所録を移管しようとしたが、私の操作がまずいのかそれともグループメールに対応していないのかファイルでの移管がどうしてもできない。
まっずいじゃないか・・・このままでは3時を過ぎてしまう・・・
仕方がないので住所録を印刷して、Gmail には手で打ち直すことにした。
これだから移管は嫌なんだ・・・・」ブツブツ。

 だがしかし今度はGmailの操作に慣れていないためそもそも住所録の登録もどうやっていいのか分からない。前に購入していたGmailのマニュアルを探し出して懸命に読んだ。
昔システム担当だったときにシステムがダウンしその原因を突き止めるためにヒア汗をかきながらマニュアルを読んだことを思い出す。
それで何とか登録の方法までは分かったが今度はそれをグループ化する方法でつまずいた。
一体グループ名でメールを送付するにはどうしたらいいんだ・・・・・・・・・・・ちはら台走友会のメールではできていたではないか・・・・・・

 ここは後で走友会きってのシステムマンでなんでもこなしてしまうしまちゃんに聞くことにしてとりあえず各個人名を記載した一斉メールを発信した。
幾つかは「送達不能」の返信が来たり、名簿の書き落としがあったりしたりして散々だったが、とりあえず目の前の危機だけは乗り切った。
それにしても追い詰められないと対応しないというこの癖は何とかならないものだろうか。時間は十分あるのにグダグダと時間を経過させラストスパートだけで勝負している。
何とも焦りまくった一日で胃が痛くなった。

別件1) 第2回ちはら台・おゆみ野ハーフマラソンのお知らせ

以下の日程でハーフマラソンを開催いたします。
① 4月27日(日曜日)
② 午前10時スタート(雨天決行)
③ スタート・ゴール ちはら台走友会のかずさの道の集合場所(前回と同じでセンドーのうえ)
④ 費用300円(実費)
⑤ 参加希望者はこのブログのコメントかメール機能を使用して参加希望を連絡してください。


*本件はかずさの道や四季の道を使用したハーフマラソンを開催するための準備大会です。


別件2) 現在おゆみ野クリーンクラブのカンパを求めております。その資金を基におゆみ野四季の道の清掃活動やベンチの補修を行っております。ご協力をいただければ幸いです。

カンパの送付先

・千葉銀行 鎌取支店(092)
・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3743511)

・郵貯銀行 店名 058 (ゼロゴハチ)
・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3695852)


なお、おゆみ野クリーンクラブの活動の実態は以下を参照してください。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/post-9bc7.html

| | コメント (0)

(26.2.20) 人類史の大転換 第二次情報革命時代に生きている

Dscf6370  
 人類の情報史大転換時代に私も参加して生きている。情報革命と言うのだが個人が自由に情報発信ができ、しかもほとんど費用がかからないという驚くべき時代だ。
このブログが典型だが、こうした情報発信は20世紀までは全く不可能だった。そのころまでの主要な情報発信装置はテレビ、新聞、雑誌、書籍だったがこうしたメディアは個人には解放されておらず、発信権は一部の情報エリートたちだけの所有だった。
この情報革命は人類の情報史の中で二番目の大変革だが一番目はいわずと知れた紙の発明だ。

 井沢元彦氏が、情報革命以前の人類の歴史の中で最も重要な発明は紙の発明だったと「逆説の世界史」の中で強調していたが、言われてみればまことにもっともな指摘だ。
現在我々が使っている意味の紙の製法を確立したのは中国後漢時代蔡倫だが、これがイスラムやヨーロッパ世界まで広がったのは8世紀唐とアッバース朝との間で中央アジアの覇権を争ったタラス河畔の戦いの結果である。
この戦いで唐は大敗北を喫したが、捕虜の中に製紙技術を持ったものがいて、これがイスラム社会を経由してヨーロッパ社会にまで広がった。

 紙の発明がなぜそんなに大事かと言うと歴史や技術や制度をこの紙に落としさえすれば、それを見ることによってその情報伝達が誰に対しても(ただし文字を読める人だけ)可能になるからだ。
それまで木簡や粘土やパピルスや羊皮紙というものはあったが、いづれも大量生産に適さずまた保管にも難点のある物ばかりだった。
したがってこうした情報は神官のような一部インテリだけに秘匿され一般の人々が知りうる情報にならなかった。

 さらに15世紀にグーテンベルグが活版印刷術を発明すると本が西洋社会に爆発的に出回るようになり、今までは秘匿されていた情報が一挙に大衆のもの(といっても知識階級だけだが)となった。
マルチン・ルターの宗教改革が成功したのは聖書をドイツ語で印刷して大量に配布できたからで、一方それができなかったフスは火炙りの刑で憤死している。

 なるほどね、紙と印刷術の発明は世界に衝撃を与えたのかと感心したが、だが本にも弱点があり、少なくとも20世紀までの間は一般人がその意見や思想を公表する手段にはならなかった。
印刷された本が出版できるのはインテリ層大学教授や小説家や新聞記者や雑誌記者等)だけの特権で一般人は読むばかりだったからだ。
私などもやむなく懸賞小説や懸賞シナリオに何回も応募しては落選の憂き目にあっていたから「物を自由に発言できるのは特別才能ある人ぐらいか・・・なんて諦めていたものだ。

 しかし長生きはしてみるものだ。情報史の二次革命に遭遇しインターネットとディスク媒体の天文学的な低下に支えられて、情報伝達は紙から電子媒体に移ってきて、個人が自由に情報発信が可能な時代が出現した。

 私はブログを書き始めて7年だがすでに2500近いブログ記事を書いているが、その記事に対し約300万のアクセスが行われている。
注目すべきはこの作業はほとんど費用がかからず、しかもたった一人で作業ができ一つの記事の発信にかかる時間は資料調査から作成まで含めても最大で4時間程度だ。
さらにリアルタイムでの発信が可能だからテレビとまではいかないが新聞並のスピードでブログ記事は作成できる。

注)Twitterやfacebookについては以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/24215-twitterac.html

 メディアはその情報発信の独占権を奪われ、新聞は毎年のように部数が減少し雑誌は次々に廃刊になり本も電子書籍にとって代わられようとしている。テレビもユー・チューブの前におたおたしている。
私でも自由に電子書籍を発行できるのだから(あまり売られていないことを別にすれば)紙の書籍を中心としていた情報エリ-トの時代が終わったといえる

注)新聞社が時代に合わなくなってきたことは前に記載した。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/12/post-1b72.html

 歴史の変革期に遭遇し、それに参加しているのは歴史を生きている感覚がする。
紙革命から電子媒体革命までおよそ1200年間かかったが、今の情報革命はいつまで続くのだろうか。
生きている間はこの革命に参加し続けてその行く先を覗いてみてみたいものだ。

なお紙の時代が終わったため書店の倒産が相次いでいることは前に記載しておいた。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/01/post-18f2.html


| | コメント (0)

(25.9.28) ネット犯罪王国中国  日本人の預金をかっさらえ!! インターネットバンキングの恐怖

 2198_002

  「中国人は犯罪者だらけだ」と言ったら中国人が怒るだろうが、ことインターネットバンキングを利用した不正送金詐欺に関していえばこれは真実だ。
警察庁が発表した本年度9月20日まで)の不正送金の被害額は5億5千万円で、その容疑者の88%までが中国人であるという。
10人中9人が中国人なのだから日本における不正送金のサイバー犯人はほとんどが中国人だと言っていいだろう。

 最もこの傾向は世界でも同じで、北米で3060億円、英国では50億円の被害が発生しているがその多くに中国人が関与している。
ネット犯罪では中国人の独断場で「何と中国人は頭がいいのだろう」と私などは感心してしまったが、これは中国の国家政策の賜物と言えそうだ。
中国政府は人民解放軍内部にサイバー部隊を組織し、アメリカや日本の軍事技術やIT技術を盗みまくってきたが、そのノウハウが今民間に流れ出している。

注)中国のサイバー部隊の実態については以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-cad6.html

 もともと軍事技術だったインターネットが今では普通に多くの人が使用しているのと同様にサイバーウイルス技術が民間に流失し、それによって不正送金詐欺が世界的に蔓延してしまった。
不正送金を行うためには以下の対応が必要だ。

① ハッキングツールの開発部隊
② 消費者のアカウントを摂取する部隊
③ クレジットカードや銀行口座情報を摂取する部隊
④ ATMから素早く不正送金された資金を引き出す部隊

 こうした部隊をシステマチックに統合して作戦を遂行するのが現在の不正送金詐欺の実態だが、これはほとんど軍隊の組織と変わりがない。
人民解放軍の正規部隊は軍事技術摂取専門だから不正送金には関与していないだろうが、このサイバー部隊を引退した軍人は民間人として不正送金詐欺を組織することは大いに考えられる。

 アメリカにおいても軍の退役将校が民間の傭兵部隊を組織してもっとも危険な仕事を引き受けているがそれと同じだと思えばイメージがわく。
さすが中国人は世界一のネット空間の犯罪者だ!!!」
感心していたが感心ばかりしていられなくなった事情がある。

 私の周りもきな臭くなってきたからだ。
先日私の知り合いからメールが送られてきたが、私のセキュリティー検知プログラムが「フイッシィング」の警告を発した。
私は大いに悩んだのだが「この人は私の知り合いだし、この人からのメールを待っていたのだからまあ、大丈夫だろう」
そう思ってこのメールのセキュリティーを外して受信した。

 ところがその後、私が現在書いているこのブログの更新を行おうとしたところ、「すべての記事を抹消しようとしています。このまま継続していいですか」という警告メッセージがココログから急に出てきた。
そのまま「はい」なんてキーを押したら、危うく7年間記載してきたブログがすべてなくなるところだった
どうやらこのパソコンはウィルスに感染してしまったようなので、このパソコンからの更新は一切やめている(このウィルスはファイルをすべて消去するウィルスだったようだ)。

セキュリティープログラムの警告を無視すると大変なことが起こるのだなあ・・・・」としみじみ反省した。
そうした時に私が使用しているネット銀行から「トップ画面でID・パスワード以外に確認番号の入力を要請されたら、それは偽の画面だから入力しないように」とのメールが入った。
どうやら私が利用している銀行のインターネットバンキングも中国人サイバー窃盗団の標的になってきたようだ。

 何か分からないがウィルスに感染したり、銀行から注意情報が送られてきたり、わがサイバー空間も危険水域に入ってきている。
日本では「おれおれ詐欺」でもっぱらアナログ詐欺電話での説得)だが、中国人はそうしたアナログ時代をはるかに超えてデジタル詐欺の時代に入っている。
中国は国家単位ではもっぱら軍事技術を盗みまくり、民間レベルでは銀行預金の窃盗を繰り返している。
日本は欧米に比べるとまだ被害額は少ないが、警視庁はこれらの犯罪が爆発的に増加することを恐れて専従のサイバー犯罪担当部署を14年にも設置することにした。
しかし中国人の窃盗団はやわではないから、これからも日本人の預金が次々に中国人に盗まれ続けられそうだ。

注)最近の不正送金詐欺については前にも記事を記載してある。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/post-3abf.html

(別件)ちはら台・おゆみ野ハーフ・フルマラソン開催のお知らせ。

以下の日程でハーフ・フルマラソンを開催します。

・日程 10月6日(日) 10時スタート
・集合場所 ちはら台かずさの道 ちはら台走友会集合場所(地図添付)
・コース  ちはら台のかずさの道とおゆみ野の四季の道を使用(地図参照)

https://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&tab=wl

・参加費用 300円(ゼッケン代と飲み物代)
・参加資格 高校生以上ならだれでも可
・ルール 1か所信号があります。交通規則を守って赤信号では停止(この間の時間はネットタイムに含めませんので、各自時計を止めて調整)
・結果はこのブログに掲載します。
・その他 雨天決行ですので走る人は各自雨具等を用意して走ってください。

 *人数確認のため参加予定者はこのブログのメールかコメントを使用して、氏名、年齢、住所を連絡していただけると幸いです(ちはら台走友会のメンバーはその必要はありません

 

| | コメント (0)

(25.8.10) 大変だ、ネットバンキングのIDとパスワードが盗まれている!!

23823_014
(北海道の東部の海岸で見たハマナス)

 大変だ。大騒ぎになっている。
インターネットバンキングIDパスワードが盗まれ、不正送金が激増しているからだ。
特に6月以降急速に不正送金が増えており、それまで月に20件程度だった被害が、6月108件、約1億円、7月 180件 1.5億円の被害になってきた。
ほっておくとさらに被害が激増しそうなので警視庁が慌てて注意を喚起している。

 私もインターネットバンキングの利用者の一人だから、すぐさま使用しているネットバンキングを開けて不正送金の有無をチェックして見たが幸いなことに被害にはあっていなかった。
やれやれ、俺のパソコンはウィルスに感染していないらしい・・・」ほっとしている。

 今回の不正送金の被害が分かっている金融機関は12金融機関で公表されている金融機関名は、楽天、ゆうちょ、みずほ、三菱東京UFJ、りそな、シティバンク、ジャパンネット、セブン、北洋、十六、大垣共立だそうだ(これらの金融機関を使用している約1万5千台のパソコンにウィルスが感染している)。
どうやらこの金融機関の順に被害が大きそうだから、これら金融機関とネットバンキングの契約を締結している人は自分の口座の送金記録をチェックすることを勧める特に楽天との契約者は要チェックだ)。

 今回のウィルス感染経路は信じられないような経路で、日本で特に著名な会社トヨタ自動車等)や公官庁のサーバーがウィルス感染して書き換えられ、そこにアクセスしたパソコンにウィルスが送り込まれている。
ネット利用者が次にインターネットバンキングの画面を開くと偽のIDとパスワードを入力する画面が現れ、入力したIDとパスワードがぬすまれる仕組みだという

 私たちは普段著名な企業や公官庁のホームページは信頼して見ているので、ここにウィルスを仕組まれたらアウトだ。
一方インターネットバンキングの画面は普段から見慣れているので、変な画面が出たら気づきそうなものだが、たとえば楽天ならば、楽天のネットバンキングにほとんど似た画面が出るのだろう(確認はしていない)。

 だが通常銀行の送金の場合はIDとパスワードだけでは駄目で、さらに確認番号というランダムな数字の入力が必要になっており、この確認番号も盗まれてしまったのだろうか。
どうもこのあたりになるとよくわからない。

注)私が利用している金融機関の場合は確認番号を要求されるが、ほかにその都度使用するパスワードが送られてくる形式のものもある。

 
 しかしネットバンキングが狙われるようになったら本当に危険だ。
持っている預金が知らないうちにゼロになってしまうなんてことになりそうだが、一般的にはこうした場合は金融機関が補填してくれる。だがそうなると金融機関が今度は被害甚大だ。

注)反対に少額の金額を送金させてウィルスにかかっていることを気づかせない方法もある。ウィルス感染が蔓延している場合はこちらの方を犯人は選択する。

 この種の犯人はネットに精通しており、ウィルスを巧みに仕掛けてくるのだが、一方送金先は自身の口座でないと役に立たないからどうするのだろうか。
他国のわけの分からない口座に送金するのだろうか。それでも送金先は特定されるし、追っていけば現金を引き出す人間がいるはずだから、犯人逮捕ができそうなものだが、何とも不思議だ。
警視庁のネット犯罪特捜班の腕の見せ所だが、早く犯人像を特定し逮捕してもらいたいものだと思う。

注)ネット社会の問題については以下にまとめてあります。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat51499187/index.html

 

 

| | コメント (0)

(25.2.12) バーチャルな犯人はリアル世界に出てきたところを逮捕せよ!! なりすまし襲撃予告犯の逮捕

004  

 遠隔操作ウィルス事件バーチャルな犯人を追い詰めるのには、犯人がリアル世界に出てきたところを逮捕につなげるのが現在の捜査方法のようだ。
昨年この事件で4人の誤認逮捕をしすっかり評判を落とした警視庁と県警が、今度は監視カメラの映像を分析して見事に犯人逮捕にこぎつけた。

 前回ひどい誤認逮捕をしたので今回は非常に慎重に捜査を進めていたが、ようやく勤めていた会社のPCから痕跡を見つけ出したという。
逮捕された片山容疑者は犯行を否認しているが、今回は真犯人である可能性が高い。

 なぜなら捜査の決め手が捜査当局の苦手なウイルスの解析や通信履歴等のバーチャルな証拠ではなく、監視カメラというすこぶるアナログな方法で犯人を特定しているからだ。
決め手となった映像は犯人が指定した江ノ島の猫で、犯人がこの猫にSDカードを取り付ける様子がばっちり写っていた。

注)合同捜査本部では22箇所のサイトにある90億件の通信記録の分析をしていたが、これほど記録が多いと最初から分析が不可能になる。ある特定のPCのログでない限り解析はできない。

 その後の片山容疑者の足取りも監視カメラを追うことでアパートを突き止めたというのだから、監視カメラによる捜査技術では日本は最高のレベルに達しているといえる。
実際世の中にはいたるところに監視カメラが設置されており、スーパーコンビニ商店街道路上に監視カメラがあり、人が集まる場所で監視カメラがないほうが少ない。

 かつてオーソン・ウェルズ1984年という小説を書いて、権力者が防犯カメラ等を駆使して人民を超監視社会に追い込むと警告を発したが、日本においてはもっぱら犯罪捜査に役立っている。
中国では確かに監視カメラが人民の動向の監視に使われているが、それは社会そのものの仕組みが監視社会だからで(防犯カメラがないときはもっぱら密告によっていた)、オープンな社会ではかえって犯罪防止に役立つといえる。

 だが私が今回の事件で気になったのは犯行声明の中で「以前事件に巻き込まれたせいで無実にもかかわらず、人生の大幅な軌道修正をされた」と言っていることだ。
実際片山容疑者は05年にインターネットに殺害予告を記載した罪で、1年あまりの実刑判決を受けている。

 捜査当局の従来のバーチャル犯罪に対する捜査レベルはもっぱらIPアドレスパソコンの住所)中心で、IP アドレスさえ合っていれば犯人としていたが、今回のように成りすましウイルスでの遠隔操作ではIP アドレスは決め手にならない。
バーチャル犯罪に対する警視庁や県警の体制は御世辞にも整備されているとは言いがたく、犯人がリアルの世界に出てこない限り犯人逮捕には及べない。

 だから05年に片山容疑者がやはり脅迫文を送ったとして逮捕されている件では、逮捕は誤認であった可能性が在り、そのときの対応を恨んで今回の事件を起こしたことは大いにありそうだ。

注)今回の遠隔操作ウィルス事件の誤認逮捕でも4名はいづれも犯行を認めており、御茶ノ水女子大幼稚園児を脅迫したとされた明治大学の学生は退学処分を受け、保護観察処分になっていた。

 警視庁はじめ県警のバーチャルな犯罪に対する捜査能力から見て、今までの犯人についての見直し作業が必要なようだ。

なお遠隔操作ウィルス事件の詳細については以下の記事を参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-469f-1.html



PR記事

 私は過去に書いてきたブログを纏めて本にする作業を始めました。月に2冊程度の割合で出版いたします。KindleのKDP(キンドル・ダイレクト・パブリッシング)を利用していますので、電子書籍の端末を持っている方はアマゾンで購入できます(iPhoneやiPad・iPodでもソフトを入れれば見れます。またアンドロイド系のスマホやタブレットにもソフト対応していますがパソコンは不可)。
なお、蝦夷地探訪記等の値段が200円になりましたが、ボリュームが多いとキンドルの最低価格が上がるので、私の意図的な値上げではありません。


出版済み

・ロドリゴ巡礼日誌(山崎新書 NO1)  定価 200円(サンチャゴ巡礼フランス道の記事です)
・ロドリゴ 失敗記(
山崎新書 NO2)  定価 99円(若者が人生に失敗しないための指南書)
・ロドリゴ蝦夷地探訪記(
山崎新書 NO3) 定価200円(北海道東部の過疎地帯を放浪したときの記録)
・ロドリゴネパール日誌(
山崎新書 NO4) 定価200円(ネパールの明治時代を思わす山村での教育実習の記録)


なお出版の経緯については以下に詳述してあります。

http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat53203102/index.html

| | コメント (0)

(25.1.4) 大変だ、書店が消えてしまう!! ネットワーク配信の時代

0650441  
トシムネさん撮影 房総の浜辺

 今急激に書店の数が減少している。2001年約2万1千軒あった書店が2012年には約1万5千軒に減少してしまった。
ここ10年で3割の減少だ。
もっとも坪数2008年ごろまでは伸びており、書店の大型化が進んでいたのだが、それも2011年ごろから減少に転じている。

 実際私自身も本屋で本を買うことは基本的にしなくなった。
もっぱらアマゾンの通販を利用しているのだが、アマゾンのインターネット通販のメリットは実に大きい。

 まずほしい本を検索すればほとんどの本がそろっているので、本屋で探し回る手間が省ける。
さらに古本も販売されており、場合によったら250円の郵送費だけで入手することもできる。
さらに新本なら依頼した翌日に自宅に届くのだから便利この上ない。
アマゾンのインターネット通販は「便利で安い」のだから書店での購入が減るのは当然だ。

 さらに追い討ちをかけるように昨年の年末にかけてアマゾンキンドル・ファイアという電子書籍を売り出した。アメリカではかなり前から電子書籍が普及していたが、日本では再販売制度に守られて電子書籍の普及が進んでいなかった。

注)再販売制度とは出版社が書店に本を定価で販売することを指定する制度。日本はこのほかに雑誌・新聞・音楽も再販売制度の対象になっており、世界的に見ても信じられないほど競争を制限している。

 ここに来てアマゾンと出版社の間で協定が結ばれて電子書籍が普及し始めており、紙本の定価の1割から2割程度低い価格で販売されている。
私もさっそくキンドル・ファイアHDという電子書籍を購入してみたが、驚くべき内容だった。

注)私がキンドル・ファイアを購入したきっかけは以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-3630.html

 まず信じられないことに無料本約5万冊用意されているのだが、これらの本は著作権が失効した本である(本の著作権は著者の死後50年まで保護される)。
見てみると夏目漱石太宰治エドガー・アランポーの作品などが並んでいるので古い本は基本無料で手に入る。

 通常の本は1割から2割程度安いが、一方で紙の本はまったくない電子書籍本というものがあってこれらは100円の定価が付けられていることが多い。
現在ある電子書籍本は「キンドルでの電子書籍の作り方」と言うようなハウツウ物が多いが、こうしたものは当初から電子化されているので極度に安い。

注)電子書籍を作成してキンドル・ストアで販売することが誰にでも無料で(手間と若干の技術がいる)可能になっている。著者の印税は35%だから(本の印税は10%)はるかに電子書籍のほうが著者にとって収益率がたかく、コストがかかっていないので安く本を提供できる

イヤー、これではしばらくすると紙の本はなくなってしまいそうだ。本屋はいらなくなり、著者も電子書籍を作成するようになるから出版社もなくなる可能性が高い・・・・
グーテンベルグもびっくりしそうな変革が進んでいる。

 実は本だけでなく今まで再販制度で守られていた雑誌や新聞も電子化が進んで紙でのディリバリーがなくなり、音楽もiPodのようにダウンロードをして聞くからCDなどまったく売れなくなってしまうだろう(ニューズ・ウィークは最近電子書籍だけになった)。

 電子化とネットワークの時代は実に恐ろしい時代だ。いままで普通と思われていた流通形態がすたれて電子化され、情報と言われていたものはすべてネットワークで配信されてしまう時代になってきた。
価格は急激に下がって消費者にとっては天国だが、書店や雑誌社や新聞社にとっては生き残りが難しい時代になってきたと思う。

 こうした時代をデフレの時代と言うが、GDPという計測方法ではGDPが毎年縮小し、しかも生活は豊かになると言うパラダイムの変革が始まっている。
 
注)私は年賀状も基本的に書かず、電子メールで送っている。すると返事がすぐに返ってきたりして、はるかに近況を知りえてえらく便利だ。
しかしこうした電子メールが郵便局にとってひどい収益減をもたらしている。

 

| | コメント (3)

(24.10.20) ネット社会の闇 遠隔操作ウイルス事件  あなたはいつでも犯人にされる

0650021_2
(トシムネさん 撮影

 えらいことになってきた。これではいつ何時警察に誤認逮捕されるか分からない。
例の遠隔操作ウイルス事件で4名が誤認逮捕され、その後警察庁長官が誤認逮捕の可能性を認めた事件である。

 逮捕された4名はいづれも自宅のパソコンから脅迫や爆破等の予告を送りつけたとされ、たとえば19歳の明治大学の学生は「御茶ノ水女子大付属小学校の幼児を襲撃する」とのメールを送付したとして逮捕された。
当初は犯行を否認したがその後認め、家裁で保護観察処分になり明治大学を退学している。

 
 決め手とされたのはネット社会の住所氏名に相当するIPアドレスで、今まのコンピュータ犯罪の検挙はこのIPアドレスを特定することで犯人逮捕に繋がっていた。
通常犯人はこの痕跡を消すために海外の多くのサーバーを経由して犯行声明を送りつけるのだが、今回は信じられないことにそうした手段をとらず直接脅迫文を送ってきたので警察は呆れた
これでは住所氏名署名入りで犯行を行っているようなものだ。なんて馬鹿な犯人だ

 犯人はすぐに逮捕され尋問されたが当初はいづれも犯行を否認し、最後には(2週間程度拘留されたあと)犯行を認める供述をしている。
警察としてはすぐさま犯人を検挙したと鼻高々だったが、真犯人と名乗る人物から「逮捕した4人はいづれも冤罪で、警察も警察庁も愚かだ」とあざ笑う犯行声明分がTBSに送られてきて大騒ぎになってしまった。

 今回犯人は上記の4件だけでなく14件のパソコンをウイルス感染させそこから脅迫文を送っていたのだが、犯人しか知りえない具体的な内容が犯行声明文に記載されてあった。
この内容を見て警察も警察庁も真っ青になった。
しまった、誤認逮捕をしている!!!!」

 なぜこのような誤認逮捕が行われたのだろうか。

 一つはネット社会の指紋と言われるIPアドレスがすぐに判明したからだが、実は反対にすぐにIPアドレスが特定されるような脅迫文(住所氏名明記の脅迫)を犯人が送るだろうかとの疑問がなぜ警察に起こらなかったかと言うことだ。
これでは現場に指紋がいくらでも残されていた状況と変りがない。

 もう一つは容疑者が犯行を認めたことだが、誤認逮捕でも2週間程度拘留されてネチネチ絞り上げれば、大抵の人が犯行を認める供述をするということを意味している。

 
 日本では冤罪が良く発生するが警察が供述を得るまで容疑者を釈放しないことが大きい。
数週間も留め置かれて「あんた、証拠は挙がってんだよ。あんたのIPアドレスだろ。いつまでも黙止なんてしてると一生お天道様を拝めないぞ!!」なんて脅かされれば「早く何でもいいから認めてこの苦痛から逃れたい」と思うのが人情だ。

注)日本でなぜ冤罪が発生するかについてブログ「梅爺閑話」にとても興味深い話が掲載されている。
http://umejii.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-f3fb.html


 特にこの明治大学の学生なんかは可哀想に大学を退学し(大学からの示唆があったかどうかは分からない)、さらに家裁から保護観察処分まで受けている。
まったく無実なのに一生お天道様を拝めない裏社会に押し込められてしまっていた。

 どう考えてもこの種の事件に巻き込まれたら犯人にされてしまうことは確実で、そうならないように一般的な注意として、
① セキュリティーソフトを最新のものに更新しておくことと(セキュリティーソフトがないのは論外)、
② しばしば送られてくるジャンクメールの添付ファイルを開かないことと(
私の場合は一日に30通ぐらい来る)、
③ 信頼できない無料ソフトをダウンロードしないことだろう。


 
 しかしどんなに注意しても災難が降りかかってくる可能性は排除できず、座頭の市さんせりふではないが「いやな渡世になったもんでござんすね」なんて感じになってきた。

なおコンピュータ関連の犯罪としてはウィニーの問題があるが、それは以下の記事を参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat47164854/index.html

 

 

| | コメント (1)

その他のカテゴリー

NHK NHK特集 超常現象 | NHK クローズアップ現代 | NHK コズミックフロント | NHK BS世界のドキュメンタリー | NHK ミクロの大冒険 | NHK NHK特集 | NHK NHK特集 ヒューマン | NHK NHK特集 病の起源 | NHK ためしてガッテン | NHK ためしてガッテン 老化予防法関連 | NHK ためしてガッテン 認知症関連 | NHK ハイビジョン特集 | NHK プロジェクトWISDOM | NHK ワールド・ウェーブ | システム facebook | システム Twitter | システム You-Tube | システム ウィニー | システム グリーティングカード | システム サイバー戦争 | システム スマートフォン・タブレット KDP | システム スマートフォン・タブレット・テレビ | システム ネット社会 | システム ブログ ココログ | スポーツ サッカー | スポーツ ロンドンオリンピック | スポーツ 大相撲 | スポーツ 東京オリンピック | スポーツ 野球 | ボランティア おゆみ野の森 | ボランティア おゆみ野の森 活動の交流 | ボランティア おゆみ野クリーンクラブ | ボランティア 地域活動 円卓会議 | ボランティア 教育指導 数学・理科・英語 | マラソン | マラソン ちはら台走友会  | マラソン ちはら台走友会 登山 | マラソン ウルトラマラソン | マラソン ハーフマラソン開催 | マラソン 四季の道駅伝 | リメイク版 夏休みシリーズ 23年 | リメイク版 夏休みシリーズ 24年 | リメイク版 夏休みシリーズ 25年 | リメイク版 夏休みシリーズ 26年 | リメイク版 夏休みシリーズ 27年 | 事件 中学生誘拐事件 | 個人生活 ヨガ | 個人生活 同窓会 | 個人生活 失敗記 | 個人生活 学校 | 個人生活 家族 | 個人生活 山崎書店 | 個人生活 散策 | 個人生活 数学 | 個人生活 文学入門 | 個人生活 日本人論 | 個人生活 映画 | 個人生活 映画鑑賞 | 個人生活 樹木剪定問題 | 個人生活 歩く会 | 個人生活 水泳 | 個人生活 演歌 | 個人生活 登山 | 個人生活 私の人生観 | 個人生活 自転車 | 健康 | 健康 坐骨神経痛 | 健康 眼病 | 健康 精神性胃炎 | 健康 老化対策 | 健康 難聴 | 旅行 サンチャゴ巡礼 | 旅行 ネパール | 旅行 ロドリゴとイェティ | 旅行 勝浦ビッグ雛祭り | 旅行 北アルプス縦断 | 旅行 自転車周遊記 | 旅行 蝦夷地周遊記 | 歴史 ローマ史 | 歴史 世界史 | 歴史 中国史 | 歴史 日本史 | 歴史 郷土史 | 災害 東日本大震災 | 災害 東日本大震災 メガクエイクⅢ | 災害 東日本大震災 地震保険 | 災害 東日本大震災 心に与える影響 | 災害 東日本大震災 政治 | 災害 東日本大震災 東電の経営問題 | 災害 東日本大震災 汚染水問題 | 災害 東日本大震災 経済 | 災害 熊本大地震 | 評論 世界 国連 | 評論 世界 地球温暖化 | 評論 世界 水資源問題 | 評論 世界 科学 | 評論 世界 自然保護 | 評論 世界政治 | 評論 世界経済 | 評論 世界経済 アフリカ経済 | 評論 世界経済 アメリカ経済 | 評論 世界経済 アメリカ経済 アフガン戦争 | 評論 世界経済 アメリカ経済 シェールガス・シェールオイル | 評論 世界経済 アメリカ経済 社会問題 | 評論 世界経済 イギリス経済 | 評論 世界経済 イタリア経済 | 評論 世界経済 インドネシア経済 | 評論 世界経済 インド経済 | 評論 世界経済 ウクライナ経済 | 評論 世界経済 オーストラリア経済 | 評論 世界経済 カナダ経済 | 評論 世界経済 カンボジア経済 | 評論 世界経済 ギリシャ経済 | 評論 世界経済 サウジアラビア経済 | 評論 世界経済 シンガポール経済 | 評論 世界経済 スペイン経済 | 評論 世界経済 タイの政治・経済 | 評論 世界経済 トルコ経済 | 評論 世界経済 ドイツ経済 | 評論 世界経済 ネパール経済 | 評論 世界経済 バングラディシュ経済 | 評論 世界経済 フィリピン経済 | 評論 世界経済 フランス経済 | 評論 世界経済 ブラジル経済 | 評論 世界経済 ベトナム経済 | 評論 世界経済 ポルトガル経済 | 評論 世界経済 ミャンマー経済 | 評論 世界経済 ヨーロッパ経済 | 評論 世界経済 ロシア経済 | 評論 世界経済 ロシア経済 プーチン | 評論 世界経済 中国経済 | 評論 世界経済 中国経済 不動産投資・統計 | 評論 世界経済 中国経済 政治情勢 | 評論 世界経済 中国経済 社会問題 | 評論 世界経済 中国経済 社会問題 尖閣諸島 | 評論 世界経済 中国経済 鉄道建設 | 評論 世界経済 北朝鮮経済 | 評論 世界経済 北朝鮮経済 政治情勢 | 評論 世界経済 台湾経済 | 評論 世界経済 外国為替・金 | 評論 世界経済 石油問題 | 評論 世界経済 石油問題 イラン関連 | 評論 世界経済 経済成長 | 評論 世界経済 金融問題 | 評論 世界経済 韓国経済 | 評論 世界経済 韓国経済 社会問題 | 評論 世界経済 韓国経済 竹島・従軍慰安婦 | 評論 世界経済 食糧問題 | 評論 中東・アフリカ アラブの春 | 評論 中東・アフリカ アラブの春 エジプト | 評論 中東・アフリカ アラブの春 シリア | 評論 日本の政治  八ツ場ダム | 評論 日本の政治 ノーベル賞 | 評論 日本の政治 人口問題 | 評論 日本の政治 公共事業 | 評論 日本の政治 内部告発者保護法 | 評論 日本の政治 医療行政 | 評論 日本の政治 危機管理 | 評論 日本の政治 原子力行政 | 評論 日本の政治 地方政治 | 評論 日本の政治 地方政治 大阪 | 評論 日本の政治 地方政治 東京 | 評論 日本の政治 大学入試改革 | 評論 日本の政治 学校問題・子育て | 評論 日本の政治 安倍内閣 | 評論 日本の政治 安倍内閣 TPP交渉 | 評論 日本の政治 安倍内閣 外交政策 | 評論 日本の政治 小沢裁判 | 評論 日本の政治 年金制度 | 評論 日本の政治 教育問題 | 評論 日本の政治 新聞報道 | 評論 日本の政治 普天間基地 | 評論 日本の政治 東京オリンピック | 評論 日本の政治 生活保護政策 | 評論 日本の政治 石原都知事 | 評論 日本の政治 確定申告 | 評論 日本の政治 航空行政 | 評論 日本の政治 菅内閣 | 評論 日本の政治 著作権法 | 評論 日本の政治 観光行政 | 評論 日本の政治 警察機構 | 評論 日本の政治 農業政策 | 評論 日本の政治 選挙制度 | 評論 日本の政治 野田内閣 | 評論 日本の政治 陸山会事件 | 評論 日本の政治 領土問題 | 評論 日本の政治 食糧問題 | 評論 日本の政治 24年度衆議院選挙 | 評論 日本の政治・経済 | 評論 日本の政治・経済 将来像 | 評論 日本の政治・経済 歴史 | 評論 日本の政治・経済 高速鉄道 | 評論 日本の経済 AIJ、MRI詐欺事件 | 評論 日本の経済 JRの経営 | 評論 日本の経済 アクリフーズ | 評論 日本の経済 イオン | 評論 日本の経済 エルピーダメモリ | 評論 日本の経済 オリンパス | 評論 日本の経済 シャープの経営問題 | 評論 日本の経済 ソニー | 評論 日本の経済 ソフトバンク | 評論 日本の経済 トヨタ自動車 | 評論 日本の経済 マクドナルド | 評論 日本の経済 不動産価格 | 評論 日本の経済 医療分野 iPS細胞、STAP細胞 | 評論 日本の経済 外食産業 | 評論 日本の経済 宇宙ビジネス | 評論 日本の経済 安倍内閣 経済政策 | 評論 日本の経済 安倍内閣 金融政策 | 評論 日本の経済 家電業界 | 評論 日本の経済 就職問題 | 評論 日本の経済 日本再生 | 評論 日本の経済 日立製作所 | 評論 日本の経済 旭化成建材 | 評論 日本の経済 東芝の会計処理 | 評論 日本の経済 海運業界・造船業界 | 評論 日本の経済 為替相場 | 評論 日本の経済 経済成長 | 評論 日本の経済 経済成長 医療分野 | 評論 日本の経済 経済成長 観光産業 | 評論 日本の経済 経済成長 GDPの計測 | 評論 日本の経済 総合商社 伊藤忠商事 住友商事 | 評論 日本の経済 自動車産業 | 評論 日本の経済 航空機産業 | 評論 日本の経済 証券市場 | 評論 日本の経済 詐欺 | 評論 日本の経済 財政金融政策 | 評論 日本の経済 野村証券 | 評論 日本の経済 金融機関 | 評論 日本の経済 金融機関のシステム障害