ボランティア 教育指導 数学・理科・英語

(1.6.17) 最後の仕事 医学部入学希望の児童を1名募集

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 最後の仕事をしたいものだと思っている。私はもう少しで73歳になり体力的には完全に下り坂になっている。月二回のおゆみ野の森の草刈りでは10kg程度の刈り払い機を使用して伸びた樹木の剪定を行っているが、1分ごと休憩しないととても剪定ができない。かつては100kのバーベルを上げることができたのに、いまでは10kで青息吐息だ。
走ることはとうにあきらめ、今はもっぱら自転車にしか乗らない。まだ自転車ならばどこまでも乗っていけるが、歩くと脊椎間狭窄症で100m程度でひどい痺れが出る。
もはや体力勝負はだめだなあ!!!」ため息が出る。

 相対的にまともなのは頭で、今高校生3名に数学や物理や化学を教えている。最も数学カンなどはとうになくなっているので、毎日復習に3時間程度費やしている。そうやってかろうじて頭のレベルを維持しているのが実態だ。
もうすぐ神様のお迎いが来る年齢になっているので、最後のご奉公をできたらとつねづね思っていた。
私自身は医者になりたかったが、高校時代は数学が特に苦手ですっかりあきらめ銀行員になったのだが、その後奮起して数学の勉強をしたおかげで高校生の指導ができるレベルに達することができた。

 だが、自分がいくら数学や物理ができてもそれでは何の意味もない。今更大学受験をしても周りが迷惑なだけだし、第一補聴器がなくては人の話も理解できないぐらいだから,講義など受けることもできない。それに100mも歩けないのだから大学に通いようもない。
自分のことはあきらめて次世代の若者に夢を託すことにした。

 今若者が医学部に入るためには小学校程度から懸命に勉強しないとても入学できない。一部の大学では金で入学できるがそうした幸運は親が医者である場合がほとんどで、一般のサラーマンの子弟が医学部に入る場合はよほど学業ができなければ無理だ。
現在は英才教育の時代で,囲碁でも将棋でも、またピアニストやダンサーでもすべては英才教育を施されたものだけが一流になる。
スポーツでも一流のスポーツマンはすべて英才教育で育っており、例えば高校駅伝の選手や甲子園に出る野球選手などは小学校時代からスポーツづけだ。

 勉強も同じで少なくとも中学時代から勉強一筋で努力しないととても医学部には入れない。時に優れた頭脳を持った天才肌の人物もいてらくらく医学部に入ってしまうがそうした人は特殊で、一般の頭のいい子程度では努力が優先する。
そこで最後の仕事として中学生から勉強の指導をして千葉大医学部に入学可能な生徒の指導を行うこととした。
中学1年か現在小学校六年生が最適で、高校生では無理だ。
指導は毎日が原則で、ちょうどマラソンランナーが毎日欠かさず走りこんだり、野球選手が素振りを毎日行うのと似ている。
簡単に言えば、一定の知能があれば6年間の努力で医学部入学レベルに到達する。

 現在私は高校生3名の指導を行っているので、それとバッティングするのは避けたい。
高校生は6時ごろからくるのが多いので、5時から2時間程度を予定したい。ただし基本毎日だから次のような条件が必要になる。

① 本人と親が真剣に医者になりたいと希望していること(本人がその気がなければ無駄)
② 親が医者等金銭的に余裕のある子供は不可(当然必要な予備校に通っているはずなので、そうした十分な余裕のある子は対象としない)
③ 私の家はおゆみ野にあるので通える範囲にとどめる(男子ならば自転車で通えるが女子の場合は送り迎えが必要になる)
④ 毎日来てもらうことになるので塾のかけ持ちは不可
⑤ 費用は通常の塾の3分の1程度にとどめる(金儲けでするのではなく最後のご奉公としてするので金額は必要経費にとどめる)

 指導は来年の3月からにしたいが 小学校6年生であれば随時(休みの時など)行うことは可。中学1年であれば最初は1週間に四日程度にとどめ来年度から基本毎日とする。

希望者はこのブログのメール機能等を使用して連絡してください。面接を行って可否を決定します。なお勉強を始めてから医学部入学は不可と分かればその段階で通知します。







 

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(30.12.31) 最後の老人力への挑戦  子供の勉学指導

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  私は実にまじめに勉強をするし理解力もあるのだが、ひどい欠点があって記憶力が人並み優れて悪いのだ。ちょうどざるに水を入れているような具合で数日たつとほとんど忘れてしまう。
今まで勉学に励んでいたことをすべて記憶していればアルキメデスニュートン並みの学者になれたはずだと思うとひどく残念な気持ちだ。

 それでも救いは完全に忘れたわけではなく、砂漠に流れ込んではたちまちのうちに干からびてしまう河床程度の記憶力はある。もう一度勉強しなおせばたちまちのうちに思い出すのだが、その記憶も数日までだから必要の都度復習しなければならない。
最近そのことをひどく痛感させてくれるのが子供に対する勉学指導である。

 私は今高校生4人の勉学指導をしているおり、信じられないかもしれないがすべての学科を見ている。もともとは数学だけを教えるつもりだったが、そのうち化学や物理を教え始め、今は国語や英語や日本史まで指導の範囲が広がってしまった。
先生、物理がどうしても理解できなくて・・・」などと子供に言われると断るわけにはいかず、かつて高校生の時にならった物理を猛勉強してようやく教えられる水準に達する。

 しかし問題があって生徒を教える時間帯が重なると、生徒ごとに君は古文と漢文であったり、あなたは物理であったり、また数学であったり、英語であったりすると頭がマルチに働くなくなりフリーズしてしまう。なにしろ私の記憶力は鶏並みだから事前に準備をしていないとしばらく思い出すことができない。
え、これは三角関数で、そっちは過去完了未来で、運動方程式はこうで、本居宣長・・・・・・いやもうパニックだ・・・・・・

 できるだけ生徒が重ならないようにはしているが受験が近づいたり学内試験が近づくと毎日休みなく指導をするのでどうしても重なる。
今は5時から9時半までの4時間半をこうして指導しているので終わったらくたくたになってしまう。
せめて俺が人並み優れた記憶力の持ち主だったら、こんなに苦労はしないで済みそうなのに・・・」恨み節が出る。

 だがこうした毎日の緊張感がある意味では大事なのだろう。何しろ私は72才で、気持ちはすぐに引退して楽をしたい誘惑にかられる。
風呂に入ってゆっくりと食事をし、好きなテレビ番組を見て一日過ごせたらと思うが、そうした生活は刺激がないからすぐにぼけてしまうだろう。
何が何でも反復試行と独立試行の確率の違いを子供に教えられねば・・・」などと緊張していられる間が花なのだ。

 私はこのブログで何回も提案しているが、学生時代に優秀な成績をとっていた老人は子供の勉学のサポートをするのが最もぼけ防止や体調にいい。
ただ「俺は昔は優秀だった」などと言っているのはだめで、それを若い子供たちに還元してやるのが老人の務めだ。
私のように記憶力が鶏並みでもこうして努力しているのだから、ぜひ老人力を発揮してもらいたいものだと思う。
何しろ日本は老人ばかりで年金ばかりもらっていては日本がつぶれるから、それが最後のお務めといえるだろう。

注)どうしたら子供の勉強の指導ができるようになるかのノウハウを知りたい方はコメント等で照会してください。

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(30.12.1) 高校生の再生教育を開始する 1名募集

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  私が子供に勉強を教え始めて7年程度の月日がった。その間のべ11名の子供の指導をしてきたが、今は高校生3名の指導を行っている。うち1名は高校3年生なので大学受験の指導を行っているか、まさか高校3年生まで教えるようになるとは思いもしなかった。
当初は中学生が主体でもっぱら数学を教えていたが、県立高校の受験科目は5教科でいづれも配点が100点なので、受験を突破するには数学だけできてもだめだ。
先生、理科がとても難しくて・・・・・・・・」などと言われるとほっておくこともできないので他教科も自らに特訓を課して県立高校レベルの問題は教えられるようになった。
やれやれ、これで中学生の指導は大丈夫だ!!」安心していたらその中学生が高校生になり引き続き指導をしてほしいという。

 「高校の勉強は数学だけしか教えないぞ!!」念を押したが子供から「化学と物理が難しくて・・・・」などと訴えられるとこれもほっておけないので、50年以上たって再び化学と物理の特訓を自己に課した。半年もうんうんうなれば化学基礎と物理基礎のレベルは指導できるようになり、ついでに生物基礎と地学基礎も特訓したので、センター試験の化学、物理、生物、地学は指導の範囲に入ってきた。
よしこれで理科系の科目なら指導できる!!やれやれだ!!」と思っていたら、今度は英語と国語を指導してほしいといわれてしまった。

 英語については私は古い時代の英語教育を受けてきたので読むことはできても話したり聞いたりするのはさっぱりだ。またいまだに英文法が高校英語で幅を利かせているが、英文法など知らなくても英語は読めるからすっかり忘れている。
また国語の古文や漢文も大学受験以来全くご無沙汰で久しぶりに読んで頭が痛くなった。
だがしかし頼まれれば嫌とは言えない。仕方ないから特訓だ!!
全く大学受験生と同じような立場になって毎日午前中は英語文法や漢文や古文を勉強していたら、昔の記憶がよみがえり始めた。
信じられないかもしれないが私はかつて通っていた高校の実力試験で国語が学年でトップになったことがある。
この高校はこの地区ではエリート校だったから、私の国語の実力は昔は相当なものだったはずだ。

 こうして今では高校生に受験に必要な全科目を教えることになってしまい、「あなたね、これは常識だよ。このぐらいは理解しなきゃ!!」なんて偉そうなことを言っているが、ほんの半年前までは自分でも全く理解できなかったことばかりだから、これは教師としての威厳を保つためのセールストークに過ぎない。

 ところでこの文章を記載したのは来年3月には3年生一名が大学生になるので、もう一人だけ生徒を募集しようと思ったからだ。個人指導の場合は3名程度が限界でそれ以上は無理だ。
中学生でも高校生でもいいが、出来うれば以下のような条件の高校生が最適だ。
中学時代は優等生で著名な高校(この辺では千葉高や千葉東高校あたり)に入学したが、高校での順位が真ん中程度になってしまい、「俺は本当はパーなのではないか・・・」などとおちこみ始めた子供がいい。
こうした高校生はたいていの場合数学や物理や化学でつまずいている場合がほとんどだが、実際はほんのちょっとしたことでつまずいているので、その点だけを指導してやれば再び優等生になれるのがほとんどだからだ。

 実はこの高校生の立場はかつての自分でエリート高校に入ったもののすっかり落ちこぼれたのだが、最大の原因は数学が理解できなくなったことだ
今私は高校数学のレベルなら指導できるようになっているが、これは社会人になってから「なぜ俺は数学ができなかったのだろうか・・・・」と不思議に思いその後暇さえあれば数学の勉強を継続してきたからだ。
原因は受験数学にあって、数学そのものは実に素直な学問なのだが受験数学には独特のテクニックが必要で、そのテクニックを頭に叩き込まなければならないことを知らなかったからだとわかった。

 せっかくエリートと高校に入っても落ちこぼれてはかつての自分を見るようでかわいそうだから、そうした子供の再生工場を作ろうとしたのが、塾をはじめた当初の目的だった。
しかし実際はそうした子供に巡り合うことはなく、実に熱心に勉強をする子供ばかり指導してきたが、来年は当初の目的にあった子供がいたらと思っている。
こうした再生工場は実は短期で行うのが大事で1か月から3か月程度の間にその学校の授業に完全についていけるレベルに戻すのが目的で、目的が達成されたらあとは自己努力するのが望ましい案件だ。
エリート校で落ちこぼれた子供は精神的にいじけている場合が多く、心の再生もしなくてはならないのでかなり難しいが挑戦してみる価値はありそうだ。

短期再生教育の募集条件

・おゆみ野周辺に住んでいること(遠くだととても通うことができない)
・高校1年生で勉強に落ちこぼれだした生徒(高校3年では再生は不可能)
・指導内容は数学か理科系の基礎
・期間は1か月から3か月の範囲(この間で再生が不可能なら無理)
・時間は話し合いによるが基本は毎日7時半から9時半ごろまで
・費用は実費程度はいただく(かつては無料でやっていたが眼病を患ってからは無理に本を読むと眼医者通いをせざる得なくなるのでその費用相当)
・希望者は事前にメールで問い合わせてほしい(このブログのコメント欄でも可)

 

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(30.4.20) 大学受験勉強で頭がくるってきた。

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  毎日毎日頭が狂いそうだ。試験勉強のせいである。
もうすぐ72歳になろうとしている老人が何の試験勉強をしているかというと、大学入試のための受験勉強だ。
私自身は50年も前に大学を卒業しており、今更大学に再入学する必要性は全くないのだが、今現在高校生3名の勉強の指導を行っており、うち一名が3年生だ。来年は受験でそのための受験指南をしなければならなくなった。

 今までは高校受験の指導をすればよかったし、中学生の受験指導にはなれているのだが高校生は初めてだ。
高校の勉強のレベルは非常に高く、当初は数学だけを教えていた。
私が数学を指導できるのはサラリーマン時代に暇があれば数学の勉強をしていたからだ。
数学ができたからではなくその反対で「なぜおれは学生時代数学が理解できなかったのだろうか」と疑問に思っていたからだ。

 私が通った高校はその地区の有名進学校だったが、私自身はそこの劣等生だった。数学と物理と化学がどうしても理解できなかったからだ。
3年生になって数学から解放された時は実にほっとした思いになったことを覚えている。
結果として文科系で経済を学ぶことになったが、その後私には数学ができないというトラウマが付きまとわれてきた。

 「これを克服するにはもう一度数学を学ぶより仕方ない
私の趣味は登山とマラソンだったがそこに数学を加えて実にまじめに勉強をした。
その結果わかったことは数学そのものはいたって素直な学問だが、大学入試の試験問題がひどくひねくれていて、そのための特殊なトレーニングを積み重ねないと入試問題が解けないことが分かった。
なんだ、おれが悩んだのは入試問題で数学そのものではなかったのか・・・・・」

 実際入試問題の解法に関しては私が学んでいた55年前は適切な指導法がなかった。
今では予備校の有名講師が実に丁寧で分かりやすい受験指導をしており、それを読めばサルでも理解できる水準になっている。
私も馬場敬之氏とか坂田アキラ氏とか細野真宏氏といったその道のプロ講師の教材で受験勉強を行ってみたら、受験数学にも強くなった。
まあこれで、高校生に数学を教えられるんだから良しとしよう」と満足していたが、最近になってそうはいっていられなくなってきた。生徒の一人が受験を迎えることになったからだ。
大学入試では特に国立大学は数学以外の得点を重ねないととても入学できない。

 「先生化学がさっぱりわかりません」「物理も難しいです」などといわれるとどうしても人肌脱がざる得なくなってきた。
しかし化学も物理も高校時代最も苦手とした科目で、特に物理と聞くと体調に異常をきたしたほどだ。
だが、まてまて、数学も時間はかかったが理解できたのだから、物理や化学も同じではなかろうか・・・

 昨年の半ばからセンター試験の物理基礎、化学基礎といった試験問題を、予備校講師の指導書を片手に解いていたら半年かかった今では80点ぐらいはいつもとれるようになった。
この基礎とは文化系学部に進む受験生に最低限理解してもらうための科学的知識を集めたものだ。
やれやれ基礎までは理解できたのだから、今度は理科系に進む生徒用の応用(そのような言葉はないが)だって簡単に理解できるのではなかろうか・・・・・・」
先日来特に簡単な生物と地学の応用段階のセンター試験の過去問を解いている。
生物と地学でうまくいけば次は物理と化学だって解けるようになるに違いない

 こうして毎日物理、化学、地学、生物のセンター試験の過去問を解いているので頭がくるってきた。
夜見る夢は大学受験生の見る夢で、最近は化学の公式に悩まされてうんうんうなっている。
やれやれ、これが72歳になろうとする老人の見る夢か」と思うがどうにもならない。
神様のお迎えがくる年になって大学受験の問題集と格闘するとは思いもしなかった。


「カンパの依頼 」

 市民の財産は市民が守る運動の一環として昨年に引き続き一人当たり3000円のカンパをお願いできないでしょうか。カンパは塗料、ベンチ補修用資材に使用いたします。

  30年度のカンパ目標を10万円とし、ベンチの補修目標を10基にいたします。

 賛同していただける方は以下の口座に送金いただければ幸いです。なお送金していただいた場合は同時にこのブログのメール機能を使ってその旨連絡いただけると幸いです(お礼のメールを出したいため)。

・千葉銀行 鎌取支店(092) ・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3743511)
・郵貯銀行 店名 058 (ゼロゴハチ)・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3695852)


なお、おゆみ野クリーンクラブの活動状況については以下にまとめてあります。 http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat45485858/index.html



 

 

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(30.2.13) 子供を教えて6年たった。これが最後の社会にたいするご奉公になりそうだ。

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 私が子供に勉強を教え始めて早や6年が経過しようとしている。その間教えた生徒数は13名で、今も3名の子供の教育指導を行っている。
当初は中学生を対象にしていたが今は教えていた子供が高校生になったので高校生まで教えるようになった。まさか大学の受験指導までするようになるとは思いもよらなかった。

 私はこの教育指導をボランティアとして始めたので、当初は全く授業料をとらなかった。しかし教えていくうちにおおくの参考書や試験問題集を買い込んだり、それに何より半日は準備のための勉強をする必要があり、さすがに無料というわけにはいかなくなった。今はコストに見合う程度の指導料をもらっているが、一般の塾の数分の1程度の金額にとどめている。

 今は中学生1名、高校生2名で中学生は今年高校受験なので、このままいくと来年度は高校生だけになってしまう。
中学生の場合は英数国理社のすべての科目を教えているが、高校受験科目がこの5科目で一科目100点平均だからまんべんなく点を取らないと高校に受からない。
当初は数学と英語だけでいいと思っていたが、「そういうわけにいかないのか・・・」と思って今は、その子供が苦手とする科目ならば何でも教えるようにしている。

 すでに6年たち中学の勉強内容については知悉してしまったので今では何でもないように指導できるが、当初は参考書と首っ引きで悪戦苦闘したものだ。我が家の本箱にはその悪戦苦闘の歴史を物語る参考書や問題集があふれかえっている。
今は高校生に教える方が多くなっており、こちらはすべての教科というわけにはいかない。数学に関しては現役のころから趣味として勉強してきたので指導できるのだが、英語などは読む以外はさっぱりで文法などと言われるとパニックになってしまう。
しかも高校英語は相も変わらない文法英語と来ているので、「これじゃ明治以来の教育そのままではないか。話すこともきくこともできない英語を教えてどうするんだ」と恨めしく思ってしまう。

 当初高校生には「数学しか教えん」などといっていたのだが、「先生、どうしても化学の計算問題が解けないのです。それに生物や地学も計算問題が難しくて・・・・・」などといわれてしまえば知らん顔もできないので、昨年から化学や生物や地学や物理の問題集を解くようにしている。
ほぼ半年間のトレーニングで、どうやら高校の基礎科目化学基礎、生物基礎等といって1年間で学べる範囲)の知識は得ることができた。
やれやれこれでセンター試験の基礎科目なら何とか教えられそうになってきた・・・・」少しほっとしている。

 老人になってしみじみ思うことは「私が高校時代に良い教育指導者(コーチ)に恵まれていたら、今とは全く異なった人生を歩んでいたろうに・・・・・」ということだ。
正直に話すのはつらいのだが、高校生の時は数学や物理や化学といった科目が全く理解できなかった。もし適切な指導者がいて私を導いてくれたら、あんなにも理科系の科目で悩むことはなかっただろうが、家が貧しかったこともあり塾にも行けず、また家庭教師など高根の花でひたすら一人で悩んでいたものだ。
私が通った高校はその地区では著名な進学校だったが、私はその中での劣等生だった。

 人生の最後になってかつての私のような悩みを持つ子供を一人でも救おうと教育指導をしているが、数学やその他の科目でもほんのちょっとした手助けで子供はどんな科目でも理解できるものだ。
私は社会人としては並みの銀行員で生涯を過ごしてしまい、社会にたいする貢献はほとんど皆無だったが、人生の最後の最後に少しでも社会に役立つ仕事ができて神様に申し開きができそうなのが救いだ。

(30.2.20追加)

 指導していた中学生が希望校に入学した。3年間見てきた子だけに感激もひとしおだ。
少し希望校に入るには学力が足りなかったところがあり、昨年の12月からはほぼ毎日マンツーマンで指導してきたかいがあった。
これで中学生の生徒はいなくなり、今後は高校生3名を指導することになる。大学受験を次は目指すので毎日予備校の教師並みに自己トレーニングに励んでいる。


 

 

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(29.2.21) なぜ毎日数学の問題を解いているのか。 老人の最後の勤め

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 今日(20日)は天気が荒れ模様だ。日本海側を低気圧が通過する影響で強い南風が吹き込みここおゆみ野でも歩くのに苦労するぐらいの風が吹いている。
かみさんは自転車で近くのジャスコに行こうとしたがあまりの風の強さで自転車が進まず、引返してきた。
こんなすごい風、久しぶりね」ニュースでは30m程度の強風だといっている。

 こんな日は私も外に出ることがはばかられるので、毎日の日課である数学の問題を解いている。大学入試のセンター試験問題なのだが試験範囲は数学ⅠAとⅡBで数ⅢCは対象外だ。
当初はセンター試験ぐらい簡単に解けるだろうと思っていたが、なかなかの難問もあって簡単というわけにはいかない。
特に私は計算力がすっかり衰えていて小学生でも間違わないような計算をすぐに間違う。
思い余って計算はすべて電卓を使用することにしたが、もはや計算能力は児戯にひとしい。

 もう一つの問題は私が眼病を患っていて小さな字が見えないことで、出された問題の数字の上に記載されているさらに小さな累乗数などは二乗なのか三乗なのかさっぱりわからなくなってしまい、感でやるとひどい間違いをしてしまう。
それでも毎日この大学センター試験の問題を解いているのは、個別単元ごとに勉強するとたちまちのうちに前に勉強したことを忘れてしまうからだ。
微積分に集中するとベクトルや数列などすっかり忘れてしまい、数列を始めると三角関数を忘れるといった具合で、センター試験のようにすべての単元が繰り返し出題される問題を解くのが物忘れをしない最高の方法だと知った。

 私が70歳にもなっていまだに大学入試問題を解く鍛錬をしているのは、子供に数学を教えているからだが、特に高校生になると一気に数学嫌いが激増する。
数学は積み重ねが必要な科目だからちょうど高山のクライミングのように用心深く一歩一歩登らないとたちまちのうちにわからなくなる。
そして多くの学生が数学を放棄して「いいよ、おれは文系の大学を受験する」ということになるのだが、もし適切な数学のトレーナーがいたらそうした数学の岩山も登りきることは可能だ。

 私の若かったころは日本が高度成長に沸いていたから文系でも理系でも大学を卒業すればいくらでも就職場所があった。しかし日本は今では少子高齢化が進み医療関連以外の職場を見つけることが極端に難しい時代に入ってきた。
文系でもトップクラスの大学を卒業するなら別だが、それ以外の大学の文系出身者は就職先に苦労するだろう。

 前にも述べたように老人は若者のために役立たなければいけない。私は70歳になり鏡などを見るのも嫌になるくらい老けたが、それでも最後のお勤めがある。
かつて中学や高校で優秀な成績をとっていた老人ならばすべきことは子供の勉強の指導だ。
すっかり昔のことなど忘れているだろうが数か月の復習でかなりのレベルまで回復できる。近くに勉強でてこずっている子供がいたら優しく指導してやるのがそうした老人の務めだ。
今私のところには中学生と高校生が通ってきているが、老人になって15歳前後の若者と一緒に勉強するなどとは職場を引退するまでは思いもしなかった。
最大の効用は自分の孫に相当する若者に接していれば自分も若やいでくるから不老長寿の薬のようなものだ。

 現在日本では子供の6人に一人が相対的貧困に陥っているという。相対的貧困とは生きるための必用最低限のものは確保しているが、それ以上のモノやサービスが受けられないということだ。
簡単に言えば塾などに通う費用はない。
そうした子供に無料か安価な費用で子供の勉強の指導をするのがかつて勉強好きだった老人の社会に対する最後の務めだと私は決心して、子供の指導を行うようにしている。
老人が自分の楽しみだけで余生を生きることに私は反対で、今まで恩恵を受けてきたこの社会に最後のご恩返しながら神様のお迎えを待つのが老人の務めといえるだろう。



 

 

 

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(29.2.12) 明日は県立高校の試験日 頑張れわが生徒よ!!

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 私がフィーバーしても仕方がないのだが、この時期はフル回転だ。
2月13日はここ千葉県の県立高校の入試試験日で、私は今年一名の中学3年生の指導を行っている。
この子は千葉県でも難関校といわれている高校を受験するのだが、正直言って実力が少し足りない。
昨年の12月からは特訓につく特訓で毎日のように教えてきたが、現状はすれすれの状況だ。
うむ。難しい・・・・・・・・」

 ここ数年中学生と高校生の子供に勉強の指導を続けていて何人も高校受験のコーチをしてきたが、高校受験もなかなかタフなのだ。
県立高校の試験では真面目に勉強する子は80点レベルには達するのだが、ここからが実に難しい。
80点の壁というものがあって、多くの問題に接して出題者がわざとひねった問題を出した場合でも対応できるようにしないと壁を越えられない。
野球でいえば直球だけでなく変化球も打てるレベルだ。
これで90点近くまではいく。

 しかし今度は90点の壁があり、90点を超えるのはほとんどの場合不可能だ。どの教科でも落とすための問題が用意されていて、例えば数学でいえば高校生しか知らないような解法を要求する問題が出たり、社会でいえば幕末の数年間の動きを年代順にならばさせるような問題が出る。
多くの子供が100点をとっては困るのでわざと落とすような難問奇問が数題用意され、この難問奇問を解ける子供が超有名校に入学できる。
いやはや、これでは子供もたまらないだろう」同情してしまう。

 しかし同情していても始まらないので、毎日毎日特訓に次ぐ特訓だ。高校入試の過去問を中心に確実に解けるように指導をしてきて、今回の受験生は相当のレベルまでは達したが難関校のレベルまではいかないうちに明日試験日が来た。

 千葉の県立高校受験では前期試験と後期試験というものがあって、受験生は2回のチャレンジができる。
前期でやく6割、後期でやく4割が入学するのだが、前期の試験が終わって前期試験に落ちた子供は3週間後に後期の試験を受ける。
この3週間は地獄の特訓期間になり、何とかそれをくぐり抜ければ目的の高校に入れる仕組みだ。
昨年指導した子供は前期試験に落ちた後毎日時間の取れる限り指導して目的の学校に入学した。

 今私のところでは4名程度の子供が通ってきていて、高校生が1名、中学生が3名でそれぞれ内容が異なるため、この受験時期は私の頭がふらふらになる。
受験生を中心に教えるが他の子供は学内試験があるのでこの指導も併せて行うし、科目は中学生は全科目、高校生は数学と英語だがあちこち見ているうちに目が回って見えなくなる。
2年前から原田病という眼病を患ったために長時間小さな文字を見続けると本当に視界が真っ白になってしまうのだ。
やれやれ指導も身を切る思いだ・・・・・」ため息が出るが最後の世の中に対するご奉公だと思って𠮟咤激励の鞭をわが身にあてる。

何とか入学ができるといいのだが・・・・・」ここに来るともう神頼みだ。




 

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(28.11.25) 赤ひげ診療譚  老人の最後のご奉公は子供への教育サポート

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 11月だというのに外は54年ぶりに雪が降っている。10㎝程度は積もっているようだが、積雪になったのは明治に気象庁ができて初めてだそうだ。
外は非常に寒く家で炬燵に丸まっていたら、塾の生徒がやってきた。中学三年生の男子である。
こんなに寒いのによく来たな!!!」
私は今日は誰も来ないものだと思っていて大相撲を見ていたので驚いてしまった。

 私がボランティアで子供たちに勉強を教え始めたのはほぼ4年以上も前になるが、最初は小学校の6年生の子供だった。その後数がだんだんと増えてピーク時には7名程度になったが、これでは十分に一人一人に教えることができないので、今は4名程度に絞っている。
現在は高校生が1名と中学生が3名でだいたい5時ころから8時ごろまで教えている。
来る子供によって時間が一定しておらず、5時から8時まではいつ来てもよいことにしている。

 当初は数学だけを教えるつもりだったが中学校でよい成績をとるには5教科をまんべんなく得点しなければならないので今はすべての学科を教えている。
また高校生には数学だけのつもりだったがこちらも英語と古文と漢文、それに化学と生物まで手を出すようになってしまった。
最も化学や生物は昔の知識は何の役にも立たないから一緒に教科書を読み、一緒に問題集を解いているのでまさにプレイイングマネージャーのようなものだ。

 当初私がボランティアで子供たちに数学を教えようとしたのは、中学の数学はほんのちょっとした手助けで楽々と理解できるのだが、実際は多くの子供が数学の理解に失敗し学業を放棄しているのを放っておけなかったからだ。
また高校の数学レベルは世界的にも高くどうしてもコーチがいるのだが、それに恵まれないとほとんどの高校生が数学を放棄する。
これはまずい。俺ができる範囲で子供の手助けをしてやろう

 幸い数学については趣味で勉強を継続していたので教えるのにストレスはなかったが、当初中学の英語や理科には苦戦した。
英語は全く文法無視の読み専門だったし、理科はすっかり内容を忘れていたのでこちらは教科書や参考書を購入して毎日のように特訓を繰り返したものだ。
特に理科のイオンについては私が中学生の時には教えられていなかったので「なんだい、今の中学生はイオンが必須なのか」と驚いたものだ。

 子供たちは週に4回程度来るのだが、試験前の2週間は特訓期間になって毎日教えている。時間も必要に応じて伸ばすのだが、日曜日などは3時から9時ごろまで6時間も教えるとくたくたになってしまう。
もうだめじゃ、死んでしまう」子供が帰るとすぐに寝てしまうが、そうでもしないと体力がもたない。

 今はボランティアといっても私が購入する参考書や資材程度のお金はもらっていて完全なボランティアではないが、さすがに定年退職者なので持ち出しはきついので致し方ない。
しかし貧しいそうな家庭の子供には相変わらず無料で教えている。
赤ひげじゃ、赤ひげじゃ!!!」山本周五郎氏の小説が頭をよぎる。

 私は老人の最後のボランチアとして子供に勉強を教えるのは最適な行為だと思っている。特にかつて中学や高校で成績優秀だといわれていた人は子供の勉強を積極的にサポートをするのは義務ではないかと感じている。
こうした人はほとんどが国立大学に入っているが、国立大学の授業料は私のころは年間に12000円だった。
それで4年間の教育を受け、当時は高度成長期だったから日本の著名な企業に就職し、定年後も年金生活で何不自由なく暮らしているのが普通だ。
これはたまたま高度成長期に遭遇した僥倖に浴しているので、自分自身の才能だけでこうした生活をしているのではない。

 大学は無料に近く、また日本国の最も成長期に遭遇した幸運だけで、後はただ自分の楽しみだけで余生を過ごすのはあまりに不公平だ。今の学生は教育費は格段にかかり、また低成長下の日本では自らの教育投資だけが未来を切り開く手段になっている。
だからかつては勉強ができた老人の最後の務めは子供たちに対する勉強のサポートになる。
俺が手助けしてやろう。君たちは勉強して良い大学に入って頑張るんだ。それだけが君たちの未来を切り開く!!!!」



 


 

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(28.11.3) 主はこのロドリゴにいつまで試練を与えたもうのでしょうか?

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 いやはや人生の最後が近づいてきているのに毎日疲れ切っている。昨年の春先からひどい眼病になって今もまともな視力になっていないが、この病気を治すためのステロイド剤の投与を一年半も続けてきたのですっかり身体が弱ってしまった。
足がまともに動かなくなったり、もともと聴力が弱かったのだがさらに悪化して今では会話にも支障をきたしている。

これでは神様のお呼ばれに備えたほうがよさそうだな
半年ほど前から身辺整理をしてそれまで行ってきた社会的活動を一つ一つやめている。
ここおゆみ野では四季の道を使用した駅伝大会が実施されており、私も実行委員の一人として小学生のマラソンの指導を実施していたが今年からやめることにした。
じっさい1kmも走ることができないのでちはら台走友会の活動にも出席しておらず、ましてやマラソンレースに参加するなどは夢のまた夢だ。
読書会も本を読むことも話し合いをすることも困難になっており、もはやこの活動に参加するのも限界だ。

 今は必要最低限の活動に限定して人に会うのもできるだけ控えている。
残った活動は朝の6kmの四季の道の清掃でこれは自転車に乗って行っている。自転車以外の移動はもう不可能になっているからだ。
このブログで4月にカンパをお願いしたベンチの補修は幸いカーペンター・オクさんが主体になってしてくれているので私は補助要員として手伝っている。すでに大百池公園の7基のベンチの補修が済んだが来年の3月までに約束の18基の補修はやり遂げるつもりだ。
当初はおゆみ野の公園のすべてのベンチの補修をするつもりだったが来年以降については保証しかねる状況になってきた。

 今唯一昔と同じように頑張っているボランティアは子供たちへの勉強のサポートだ。高校生2名と中学生3名の5名だが、毎日夕方の6時から8時まで、試験前は5時から9時まで教えているが、最近は3時間を超えると極端に疲労感が全身を包むようになっている。
中学生には5教科すべてを教えており、過去4年間も教えてきたのでこちらはストレスなく教えられるのだが高校の教科はきつい。

 私は数学は一種の趣味として勉強を継続してきたので数学の指導はストレスはないのだが、英語は読む以外は全くダメで特に文法などというと頭がパニックになる。
学校の成績を上げるためには数学と英語だけではだめで、最近は試験前には国語の古文と漢文、それに化学と生物の指導を行うようになってからさらにパニックが高じるようになった。

 化学や生物など50年前に高校で学んだきりすっかりご無沙汰しているし、その間の科学技術の発展はすさまじいものだから昔の知識など何の役にも立たない。
仕方なしに一緒に教科書を読んで一緒に問題を解いているので、この精神的ストレスがすさまじい。
ああ、もうだめ、死んでしまう」叫びたくなる。

 しかし私のところにきている高校生は実にまじめな学生でひたすら勉強に励むので手を抜くわけにはいかない。
君は千葉大に入りなさい」などと言って指導をしてきた手前、こちらがギブアップするわけにはいかないので毎日指導しているが、最近はくたくたになっている。
俺が大学に行くわけでないのにこれでは自分が受験生のようなものじゃないか」

 目は見えず、耳は聞こえず、足は動かず、ひたすらお世話になった社会にたいする最後のご奉公として頑張ってはいるが、神様のお呼ばれが明日にでも来てしまいそうな状況だ。
人生の最後だけは心置きなく着地したいと思っているがそれもなかなか大変なことだと知った。 

主はこのロドリゴにいつまで試練を与えたもうのでしょうか!!」 

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(28.9.6) 子供の教育コーチが最後の仕事   山ちゃん 頑張る

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 私の本当の適性が教育者のそれだったとわかっても、70歳になって気づくのでは後の祭りだ。
大学生のころにそのことに気が付いていれば私は中学か高校の教員になっていたのだろうが、当時は大学の教員以外になるのは嫌だった。
やはり教員になるなら学者として大成したい。できればケインズやサムエルソンを凌駕したいものだ」と思っていたが、私が銀行員になったのはあるとき大学の事務所でたまたまた教員の給与表を見てしまったからだ。

 今から50年前のことだが当時教授の給与が12万円程度、助教授で8万円程度、そして助手で5万円程度だった。私はこの給与表を見て信じられない思いがしたものだ(ただし金額の記憶は少しあいまいになっている)。
教授になってもこの程度の給与しか得られないのか・・・・・・
私は少なくともこの2~3倍程度はもらっていると勝手に思っていたのでその少なさに愕然とした。
教授になるには何年かかるかわからない。助手などは下積みの演歌歌手のようなものだ。そこまで苦労して得る給与が、私の父親の給与とほとんど同じではないか・・・・」
父はある建築会社の外務員をしていたが、常に社会的敗北者だったもののそれでも教授程度の給与は得ていた。
こんなに低給与では教員になるのはやめたほうがよさそうだ・・・・・・・・

 しかしその結果、私は銀行員を36年間したがさしたる功績もなく可もなく不可もない平凡な人生をおくってしまった。時々こんな人生をおくっていいのだろうかと呻吟し国連の職員になろうとしたりシナリオライターを目指したりしたが、いづれも成功せずある金融機関の最年長の職員として退職した。
いやはやつまらない人生だった。今後は自分のしたいことだけして生きよう。人との上下関係はこりごりだ・・・・

 60歳で退職後、私が住んでいるおゆみ野にある四季の道の清掃をしたり、ベンチに防腐剤を塗ったり、朽ちたベンチの板を取り替えたりしていたが、その中で一番しっくりしているボランティアは子供に勉強を教えることだった
私には複雑な物事をやさしくして教えることができるという才能があり、現役時代も「山崎さんの説明を聞くとすぐわかる。あんたの説明はそのまま文章にしてもいいほど明晰だ」とよくいわれたものだ。

 今我が家には中学生3名、高校生1名が通っているが、私が教えると成績向上が著しく自分でも驚くほどだ。特に高校一年生の子供はある高校をやっとのことで入学したのだが、半年間数学と英語と化学と生物の指導をしたところ学年で300番中50番になってしまい、特に化学と生物などはクラスでトップになってしまった。
これがこの高校をやっとのことで入学した子供の成績かい!!!」
この子は実にまじめにコツコツと勉強をする子だが、それにしても驚くべき程の成績向上だ。  

 今一番真剣に対応している案件は高校受験を控えているある子供の指導だ。この子は中学入学時はとても成績が良かったのだが、幼児期からクラッシクバレーを習っていて中学生になったとたんバレー漬けになってしまった。
その結果学年が上がるにしたがって成績が低下していたが、今年の夏休みから本格的に勉強に取り組みだした。
わたし、A高に入りたいのです
A高は千葉県でもトップクラスの高校で、現在のこの子の学力ではとても及ばない。
ここを受験するなら徹底的な特訓が必要だ。それでも受かるかどうかわからないだろう。ついてこれるかい

 現在特訓につく特訓を行っている。幸いまじめについてくるので私も真剣に対応しているが、本音を言えば眼病を患いながらの指導はかなりきつい。
おそらくこれが私の最後の社会に対するご奉公になるような予感がする。
だが、頑張るのだ。何としてもこの子をA高に入れさせてやろう。俺は教育コーチとしては優秀じゃないか!!!」

 人生の最後になって教育者というよりは、教育コーチとして目覚めてしまった。来年この子をA高に入学させることができれば、自分で自分をほめることにしようと思っている。

 

 

 

 

 

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