個人生活 同窓会

(26.6.3) 大学の同窓会 信州上田市 別所温泉

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 大学の同窓会が2年ぶりに開かれた。同窓会といっても私が属していた学科は30名程度の人員で、しかも当時は学生運動の真っ最中だったのでクラスのつながりはとても希薄だ。
大雑把に言って全共闘系と反全共闘系といったクラスわけになってしまい、今回集まったメンバーは反全共闘系だった仲間である。

 毎回集まるのは7名程度で今回は幹事のK さんが長野県出身だったこともあり、信州上田市の別所温泉に集まった。
私は温泉めぐりをする趣味がなかったので知らなかったが、別所温泉は長野でも指折りの歴史を持った温泉だと言う。
宿泊したのは臨泉楼 柏屋別荘と言う温泉宿だったが、明治時代に創業し、現在の建物は昭和2年に建設されたと言っていた。内装が非常に美しく調度品も優雅で日本の温泉宿としては一流だと言うことを温泉に詳しいTさんが説明してくれた。
温泉にも、もう一度行きたい温泉とそうでない温泉があるんだよ

 信州上田といえば真田一族の本拠地として知られているが、実はそれより以前奈良から平安、鎌倉時代を通じてここが信州の中心だったと言う。
上田に国分寺があることがその証拠だが、それ以上に私がびっくりしたのはここが鎌倉北条氏の一族が治めていた土地で、鎌倉時代に創建された神社仏閣が多いことだ。

 北条氏が全国制覇をしていく過程で全国に幕府の息のかかった守護職を設置したと歴史で習ったが、ここ信州上田は塩田北条氏という一族の勢力範囲だということをはじめて知った。
なかなか鎌倉幕府もやるじゃないか・・・・・・」感心した。
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(安楽寺の八角三重の木造の塔。国宝に指定されている)

 別所温泉の周辺には常楽寺、安楽寺、北向観音と言った古刹が在ってとても見所に富んでいた。安楽寺は信州最古の禅寺だそうで八角三重の木造の塔は唐様で国宝に指定されていたし、一方常楽寺は天台教学の道場として鎌倉時代に栄えたのだそうだ。
私はとても残念なことに仏教に関する知識も仏像や仏塔に関する知識もさっぱりなので「いや、実に古風でいいですねなんて当たり障りのない感想しか述べることができなかったが、こうしたことに詳しい元教諭のIさんが、しっかりと説明してくれた。

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(北向観音の境内)

 翌日は地元の観光バスに乗って塩田平の観光に出かけたが、一箇所無言館」という絵画館があり、ここには第二次世界大戦で若くしてなくなった画学生の絵が展示されていた。
なかには相当レベルの高い作品もあり、この人がこのまま生きていたら大家になったのではなかろうかと思わせる作品もかなりあった。

 作品の下にはその作者の経歴が書かれていたが、多くは1944年から1945年にかけて戦死しており、場所はフィリピンが非常に多かったのには胸が締め付けられた。
大岡昇平氏が「レイテ戦記」や「野火」で詳細に記述したただ消耗するだけのフィリピン戦線で、戦死率94%と言われた戦場に派遣された若者たちだ。
このような美術館があったこと自体驚きだが、日本の多くの若者がほとんど無駄死にと言ったような形で死亡せざる得なかったことに悲しみと憤りを覚える。

注)フィリピン戦線の惨状については大岡昇平氏が克明に描写をしている。

http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/post-432f.html
 この同期会は2年に1回開催することになっている。我々も70歳近くになるからそれまで自分が健康に生きているか不明だが同窓会に出れる程度の体力はのこしておきたいものだ。
 
 

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(24.6.3) 大学の同窓会 箱根にて

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(箱根 旧東海道の杉並木

 大学の同窓会が箱根の仙石原で行われた。
この場所はこの5月にちはら台走友会の合宿が行われた場所だから、何かとてもなじみの場所になってしまった。

 私が大学生だったのは今から45年も前のいわゆる大学紛争の真っ只中の頃で、第二次安保反対闘争が戦われていた時代である。
この頃はどこの大学も閉鎖が相次ぎ、私が行っていた大学もほぼ1年にわたって授業がなかった。

 その頃の仲間で仲が良かった7人2年に一回程度の割合で同窓会を開催している。
今回は幹事のO君が神奈川の平塚に住んでいるので箱根で開催することになった。

 初日は仙石原で湿生花園を見て、翌日は復元された箱根の関所を見、その後旧東海道の箱根八里の古道を箱根湯元駅まで歩いてみた。
私は始めて関所なるものを見たが、この関所は平成19年に復元されたもので、芦ノ湖の湖と山の間の非常に狭い場所に黒壁の建物が建っていた。

 映画などでは関所のシーンが良くあるのでなんとなくイメージはあったが、とても意外だったのはここの関所役人の数が少なかったことだ
資料では上席の役人は5名(これは小田原藩から派遣されていた)、足軽と呼ばれた小物が15名、それに女改めの女性が1名の計21名である。
その他にも飯炊き女等はいたはずだが、とても少ないことに驚いた。
こんなに人数が少ないと、無理やり多人数で押しかけて関所破りをすれば簡単に関所は破られてしまいそうだ・・・・」不思議な気がした。

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復元された箱根の関所

 個人的な関所破りはあったとしても集団による関所破りは江戸260年間にほとんど存在しなかったのだろうか。それほど江戸時代は平安な時代だったのだろうかと考え込んでしまった。
また大変興味のある関所の施設に遠見番所という物見やぐらが有ったことだ。
もっとも物見やぐらといっても、高台に築かれた監視所である。
ここから芦ノ湖をで関所破りをする人がいないか監視をしていたと言う。

 当時は芦ノ湖に舟を出すことは禁止されていたそうで、もし舟などがあれば監視の対象になったそうだが、昼間はともかく夜陰に乗じて舟を出されればとてもチェックはできそうもない。
また泳力さえあれば夜芦ノ湖を泳いで渡ることも可能だろう。
関所でのチェックは相応に厳しいものではあったろうが形式的なもので、いわゆる水練等の技術を持った隠密レベルであればやすやすと箱根の関所の検問を突破しただろうと言うのが関所を見た印象だった。

注)日本には多くの北朝鮮のスパイや中国からの不法侵入者がいるがいづれも夜陰にまぎれて舟で上陸している。水上の監視はとても難しい。

 この関所には当時の東海道が伸びていたのだが、今回はこの古道を散策することにした。
箱根は越えるのに8里32km)かかったが、今回は関所から湯元までの約3里12km)の距離を歩いてみた。
最も他のメンバーは途中の畑宿まで歩き、その後はバスに乗っていたが、私は湯元まで歩いた。

 古道は芦ノ湖周辺は杉並木の道であり、東海道が江戸幕府により整備されたときに植えられたものだと言う。それまでの道は山の尾根沿いの山道(平安道・鎌倉道)だったが、距離を短縮するために川沿いの道が新たに開設され、それが旧東海道になった。

 実を言うと古道を歩くのは私の趣味の一つだ。旧中仙道熊野古道萩往還道会津古道を過去歩いたり走ってみたが、その道幅の狭さにいつも驚いたものだ。
せいぜい3m程度で、これでは荷馬車が通ったらかろうじてすれ違うことができる程度だ。
軍事道路としては狭すぎると言うのが率直な印象で、こんな狭い道を延々と間延びをした軍団が進んでいたら、横合いから襲われたらまったく抵抗ができないだろう。

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(石畳の古道

 箱根の古道はとても急峻で萩往還道とよく似ていた。石畳は晴れて乾いているときはなんということはないが、雨が降ってぬれている場合は滑ってこんな厄介な道はない。今回は道は乾いていたので軽快に降りることができたので気持ちの良い散策になった。

 また私はこのところ体調に異変が出ており、腎臓が痛んでいたたのでおっかなびっくりの山歩きではあったが幸いにも体調に異変は出なかった。
やれやれ、この程度の身体への負荷は何でもなさそうだ・・・」実にほっとしたものだ。

なお、過去の同窓会の記事は以下参照
http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/22111-run-553a.html

(別件)「おゆみ野四季の道」のカウンターを「新」に10000加算しました。





 

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