(24.8.30) 夏休みシリーズ その10 リクガメの便秘
(トシムネさん撮影)
私の家にはケヅメという種類のリクガメがいる。もともとは息子が飼っていたものだが自分で世話ができなくなって私に世話を依頼した。
以来5年にわたってこのリクガメの世話をしているが、冬になるとリクガメは便秘になり、何日もウンチをしなくなる。そのままにしていてもいつかウンチはするものだが、当初は本当に心配したものだ。
(19.12.19)カメゴンの便秘
冬になり寒さが増してくると、亀ゴンの動きが極端に鈍くなってきた。一日中ちじこまっており、食欲もないみたいだ。
夏場は庭中を走り回り、芝生を食べまくっていたが、その頃とは大違いだ。
今までは毎日、ウンチとチッコの処理に明け暮れ「お前、いくらなんでもしすぎじゃないか」と文句を言っていたのだが、このところウンチをまったくしなくなった。
最初はウンチ処理から解放されたと喜んでいたのだが、3日を過ぎる頃から心配になってきた。
「亀ゴン、お前、便秘じゃないのか」
私などは3日も便秘になると苦しくて仕方がない。気分も滅入ってくる。
5日を過ぎた頃から本格的に心配になった。亀の便秘を心配して胃がチクチク痛み出した。
「亀ゴン、ウンチをしてちょうだい」毎日頼んだのだが効果がない。
「リクガメの衣・食・住」という本を取り出して読んでみると、便秘のときはひまし油で浣腸をすると出ている。
亀の浣腸なんかしたことがないので当惑してしまった。第一人間のイチジク浣腸が亀のおしりに入るのかも分からない。
おしりを見ようとして、ひっくり返したら大騒ぎをされたあげく、尻尾でおしりをブロックされて見ることもできない。
「浣腸以外の方法はないのだろか」
他の方法としてお風呂に入れるという方法が書いてあった。風呂に入って気持ちよくなった亀が排便と排尿をするというのである。
さっそく風呂場で亀ゴンを飼っている容器にお湯を5cm程度入れて、排便を促そうとしたら、風呂に慣れていない亀ゴンは興奮して大騒ぎになってしまった。陸ガメは泳げないので水が怖いみたいだ。
「困ったな、どうしたらいいんだろう」
最後の手段として容器から出して、上からお湯のシャワーをかけてみた。亀ゴンは夏場に雨に打たれた経験があったので、シャワーは怖がらないことを知っていたからだ。
頭を撫ぜながら温水シャワーをかけるとようやく落ち着き始め、手足を伸ばしてうれしい事に排便をしてくれた。
「亀ゴンがウンチをした。ウンチをしたぞ」大騒ぎだ。
これで私も胃の痛みから解放されるだろう。
かみさんから「どこにウンチしたの」と聞かれて、返答に困った。
「大丈夫、綺麗にしたから」亀ゴンのために許しを乞うた。
しかし、陸ガメの便秘でこんなにも一喜一憂するとは思いもよらなかった。生き物を飼うのは大変なことだと実感してしまった。
別件1)中学生の数学と英語をボランティアで教えます。詳細は以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/post-f027.html
別件2)「おゆみの四季の道」のカウンター10000を「おゆみの四季の道 新」に加えました。
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