(29.10.4) ビットコインは中国の罠 深入りは避けるのが懸命だ!!
私のブログの読者のたぬきさんが、ついにビットコインの取引を開始したと聞いて思わず笑ってしまった。「とうとうフィーバーはたぬきさんを巻き込んだのか!!!!」。
ビットコインの取引価格は現在1ビットコイン50万円前後で原油の1バーレルとほとんど同じになっている。
ビットコインの価格推移はほとんどめちゃくちゃでちょうどバブル崩壊前の日本の不動産のような推移だ。
17年4月に12万円程度だったのが、現在は約50万円だから半年で約4倍に上がったことになる。
これを見たらだれでもビットコインを購入したくなるだろうが、乱高下がビットコインの特色だからいつまた半年前の12万程度になるかわからない。
なぜこれほどビットコインの乱高下が激しいかというと世界のビットコインの約90%を中国人が保有し取引所で盛んに売買をしているが、中国人民銀行が加熱したと判断すればが取引所の閉鎖を含めて市場に横やりを入れる。
中国人はもうかる投資物件(投機物件)にすぐに群がって価格の乱高下をさせる性格があるが、何より中国人民がビットコインに群がるのはそれで禁止されている海外送金ができるからだ。
中国は為替の自由化はなされておらず、気楽に海外送金ができない。通常の送金は貿易に関する決済のみ認められているから、海外に資金を持ち出そうとしてもできない。
そこでビットコインで海外商品をインターネットで購入し支払いをビットコインで行うという方法が編み出された。勿論購入は偽装でそうして中国人民も晴れて資金を海外に送金し、自身の財産を守ることができる。
中国人にとって中国政府はいつ何時財産没収に来るかわからない悪代官で、中国では汚職こそが人生だから誰でも後ろめたい犯罪を犯している。然し汚職をしたとしても逮捕されるのは大物であれば反主流派であり、小物であれば当局に賄賂を贈っているかどうかに左右される。
どんなに中国国内の資産を持っていても中国共産党の意向で没収の憂き目にあうため、海外に資産を移すのが常識だ。
手段は様々だが小物の中国人民にとって最も有効な手段がこのビットコインによる商取引の偽装だが、中国当局もそれを知っているからしばしばビットコイン禁止令が出される。
この禁止令が出されると価格が大暴落するが、しばらくするとまたもとにもどるのは中国人民もあの手この手で規制を潜り抜ける方法を見出すからで、ほとんど鼬ごっこになっている、。
だからビットコインの価格はすべて中国市場で決定され、日本での価格推移はその反映に過ぎない。
中国が全面的に為替の自由化に乗り出せば、わざわざビットコインで資産を移転させる方法は必要なくなり大暴落するし、中国政府が規制に乗り出せばまた大暴落する。
中国政府の動きはほとんど突然で外部からは全く予想がつかないので木の葉の船に乗っているようなものだ。
ここまでは従来からの考え方だが、最近の暴騰ともいえる価格推移を見て山崎経済研究所の山崎所長は別の考えを持つようになったという。
山崎所長によればビットコインの高騰は中国政府と中国人民の出来レースではないかというのだ。
かつてサブプライムローンはアメリカが仕掛けた罠だったが、このビットコイン狂騒曲は中国が仕掛けた罠ではないかという。
ビットコインの90%は中国人が保有しているが、この価格を暴騰させ外国(例えば日本)で売り出せば莫大な儲けが出る。
十分世界中から資金をかき集めたところで暴落させれば濡れ手に粟だ。
だから山崎所長はビットコインの購入を日本人に勧めないがもし購入するなら、早く売り抜けるのが原則で利益が相応に上がったらすぐに売却し、次の暴落を待ってその時にまた購入するのが原則だという。
間違っても長期保有など考えるといつビットコインそのものが消滅することも予想されるのでおちおちしていてはいけない。
ビットコインの価格操作については中国政府の謀略の可能性もあるので、そうした罠にはまらないように注意すべきだと山崎所長は強く警告している。
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