(2.11.26) 弱さだけが目立った巨人とセリーグの没落
なんでこんなに巨人は弱いのだろうか。ソフトバンクとの4連戦に手も足も出せずに惨敗した。見ていてプロとアマの試合程度の差があってこれでソフトバンクに勝てたら奇跡のようなものだ。ソフトバンクはここ10年で7回の日本一になっているし、ここ4年間は常勝軍団になっている。
あまりに巨人が弱く見ていてもつまらないので途中から見るのを止めた。
ここ10年に限ればパリーグとセリーグの実力は完全に差が出てきて、交流試合をすると上位チームはほとんどがパリーグのチームになっている。交流試合でもパに負けまた日本シリーズはプロとアマの差だからもはや日本シリーズなどと銘打つこと自体が恥ずかしいだろう。
すでにJリーグと同様のJ1とJ2の関係で、J1がパ、J2がセというところだ。
しばらく前まで言われていたのはプロ野球もJリーグ同様の入れ替え戦をしたらどうかということだったが、すでに入れ替え戦をしないでもセリーグはJ2になってしまった。
ここまでセリーグが弱体化すれば当然その原因を明確にし対応を図らなければならない。よくいわれているのはパリーグがDH制を採用しているのにセリーグは採用していないということで、確かにピッチャーがバッターに立っても少しも迫力がない。
「早く三振してひっこめ」という感じで、ゲームをひどくつまらなくしている。それでもセリーグはガンとしてDH制導入をはかろうとしないから、これで強くなったら驚いてしまう。
さらにパリーグの選手は積極的に大リーグに挑戦し、しかも大成功を収めた選手が多い。イチロー、野茂、ダルビッシュ、大谷翔平、田中将大と枚挙にいとまがないが、セリーグでは松井と上原といった巨人選手ぐらいしか思い浮かばない。
セリーグは巨人におんぶにだっこで、チームを強くする努力より、適当に巨人に負けて巨人を目立たせばそれで食べていけると考えているみたいだ。
セリーグを見ていると平安貴族の没落が想起される。すべて古式にのっとって新たな試みを回避し、実力をつけることはせずただ伝統に胡坐をかいているだけだから、ひたすら没落するだけだ。
もはやセリーグの栄光は消え失せたが、それでも目が覚めないのがセリーグだろう。
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