個人生活 自転車

(2.10.10) 来年は北海道一周自転車旅行をしよう。

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 年をとってからのスポーツとして自転車がこれほど素晴らしいものだとは長い間知らなかった。今は74歳だが60歳代の後半まではもっぱらマラソン人生を楽しんでいたので、自転車は一種の余暇程度にしか思っていなかった。しかしマラソンはあまりに走り過ぎて体の骨がすり減ってしまい脊椎間狭窄症と膝痛に常時悩まされるようになり、それ以降はもっぱら自転車一本に切り替えている。
現在は脊椎間狭窄症は手術をしたので全く腰は痛まなくなっているが、ひざ痛は相変わらずで歩くのもやや恐る恐るだ。

 しかし自転車は膝にかかる負担がマラソンの3分の1程度なため痛みは全く発生しない。最初はマラソンの代替程度に考えていたが今では自転車こそが人生になっている。
雨が降らなければ必ず自転車に乗っているが、ここ千葉では南部の山間に行くと自動車が少なくなり素晴らしい自転車道路が至る所にある。
大体3時間程度は乗るのだが、距離的には50km程度になっている。私は老人だから飛ばすわけでもなくまたコンビニでゆっくり昼飯などを食べるので適度な運動といえる。

 それでも片道25kmといえばかなりの行動範囲となり、千葉の南部の山村についてほとんどの場所を走破している。たまにわからない道に入ってもそのうち見知った道に出ることが多い。
自転車のおかげで体重は61kで全くと言っていいほどコンスタントに安定している。腹の周りの脂肪も取れ体つきだけを見ればほとんど若者だ。
毎日のトレーニングを欠かさないのは、来年また北海道に自転車旅行をしに行きたいからだ。北海道にはかつては毎年のように出かけていたが、このところご無沙汰気味で特に今年はコロナの関係で自粛をせざる得なかった。

 来年は北海道の海岸つたいに一周するプランを立てている。おそらく3週間はかかるだろうが人生の最後の大旅行として実施したいものだ。
北海道はかつてトランスエゾという縦断マラソンレースに出場し足で駆け回ったのだが、さすがにもう走ることは不可能なので自転車で回ることにする。人生の晩年を自転車旅行で暮らすというのは何とも楽しみなものだ。

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(2.7.13) 雨のサイクリングは老人にはきつい。

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 このところの天候不順で大好きなサイクリングもまともにできない。自転車は雨の時に走るのはかなり危険で、下がマンホールのような鉄だとスリップして転倒する。この年になって骨など折ったら回復するのにいくら時間がかかるかわからない。
しかし何日も雨続きでイライラしてしまい、その時は少しでも雨が止むと「よし、いまだ。2時間程度は雨がやんでいるだろう」と思って飛び出すと、そうした時に限って土砂降りの雨になったりする。

 先日もこの土砂降りの雨に遭遇してぬれねずみになってようやく我が家にたどり着いた。体が冷え切っているのですぐに風呂に入って体を温め「まあ、これで風邪をひくことはあるまい」と思っていたが、予想に反してひどい風邪をひき、鼻水と咳が止まらなくなった。
普段であれば鼻水も咳もそのうち治るだろうと気にしないのだが、昨今はコロナウイルスの影響で、スーパーなどで咳などしようものなら「あの人、もしかしてコロナじゃないかしら???????」など疑われて敬遠されてしまう。

 私もマスクをし、間違ってもスーパーやコンビニでは咳をしないように決心するのだが、そう思うと急にのどがムズ痒くなり咳が連続して出てしまう。慌てて外に飛び出しできるだけ人のいないところで咳をするのだが、のどにたんが詰まって苦しいことこの上ない。
しばらくすると収まるので、またスーパーに入って買い物をしようとすると、再びひどい咳の兆候があらわれて、またスーパーを飛び出なくてはならなくなる。
やれやれ、これでは買い物もできないのか」うんざりする。

 しかも老人の風邪はひどく長引き、昔だったら1週間もあれば全快したのだが、今回は2週間たってもまだ鼻水と咳が出ている。
体の免疫力が退化しなんでも病気が長引くようになってきた。
おもえば私の父が死亡したのは78歳の時で、私が74歳だからあと4年で父の寿命に並ぶ。このあたりが私の年貢の納め時のような気がする。
考えてみれば、私が生まれてから今までの74年間は全く戦争がなく、平和そのもののような時代だった。こうした時代を生きたことを感謝して最後の人間としての生を全うしようと思う。


 

 

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(1.10.4) 近況報告(まだどうにか生きている)

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 ブログの読者から一月以上更新がなされていないが病気なのかというお便りをいただいた。心配をかけて申し訳ないので近況を書くことにした。どちらかといえば元気で9月の初めに2週間かけて四国に自転車でお遍路をするつもりで出かけた。
自転車の友はいつものイェティさんで、当初の予定では48か所巡りをする予定だったが、すぐにあきらめた。私は腰にひどい腰痛を持っており歩いたり走ったりすることができない。100mも歩くと臀部と右足にひどい痺れが出て休みをとらないと動くこともできない。お遍路周りは階段をかなり登らなければならない場所がほとんどで、自転車以外に行動手段を持たない私には無理だ。
イェティさん、申し訳ないがお遍路はあきらめて自転車の周遊にしてもらえないか」懇願した。

 イェティさんは若干不満だったようだが、「病気なら仕方がない」と了承してくれた。
うれしいことに自転車では全く腰痛が出ないのでどこまでも乗り続けることができる。いったん止まると再稼働が難しいので、停止をせず乗り続けたらイェティさんからクレームが出た。
ロドリゴさん、これでは遍路もへったくれもない。ただ自転車の耐久レースをしているようなものだ。せっかく四国に来たのだから名所旧跡や讃岐うどんぐらいは食べようじゃないか

さすがに私もひたすらこぐだけでは能がないと思って同意した。


 イェティさんとの自転車の旅では常に私が先導するのだが、私が先導するといつまでたっても休まずにひたすら自転車をこいでいくので、イェティさんのクレームを受けてからはイエティさんに先導を変わってもらった。
イエティさんは1時間程度ごとに休憩をとり、また城郭が表れると見物をしたりしていかにも旅らしく、ロドリゴの耐久レースとはえらい違いになった。
おかげで四国の名所旧跡をいくつかたどることができた。

 私が四国に行きたかったのは四万十川を遡りたかったのと、しまなみ海道を尾道まで行って再び引き返したかっただけで、あとは全くこれといった目標はなかった。
四万十川は下流域では道路に樹木が生い茂り川に沿った道路からは川面がまったく見えない。
四万十川はどこにあるんだ!!」おもわずつぶやいた。
しかし中流域を過ぎるとさすがに川が見えだし、その水量の多さに思わずびっくりした。四国は吉野川もそうだったが川が悠々と流れている。
これがうわさに聞いてた四万十川か!!」満足した。

 もう一つのしまなみ海道には驚いた。尾道と今治の間の距離は約80km程度なのだが、私はずっと橋の上を走れるものと思っていたら、架橋のある島に到着するたびに島に下される。島の中の道を通って次の橋まで島の中の道を走らなければならない。こうした島が7か所程度あってそのたびに上り下りをさせられるのでうんざりした。
また上り下りかい、勘弁してほしいな・・・・・」愚痴の一つも言いたくなる。
どうやら島の土地を架橋用地に提供した見返りとして観光客誘致のために自転車や徒歩の人は島を通らざる得ない設計にしてあるようだ。

 しまなみ海道では一つの失敗をした。道の駅でコーラを飲んだ時に、ザックを自転車のそばに置きっぱなしにしたら、置き引きにあってしまった。ザックには寝袋と着替えと自転車修理道具が入っていたので、少し困惑したがあきらめた。
まあ、大したものは入っていないし、今は暑いから寝袋もいらないし、着替えなどまた買えばいい。自転車修理道具だけは困るがパンクさえしなければ使うこともないのでまあ、あきらめよう・・・・・・

 旅では半分は野宿、半分は宿どまりになったが、野宿はもっぱら道の駅のひさしの下を使わせてもらった。道の駅は大体6時過ぎには閉まることが多いのでそのあとはひさしの下にあるベンチで寝ていた。お遍路さんでも野宿をする人がいて四国での野宿はなかなかにぎやかだ。
幸いケガもせず2週間余りで戻ってきたが、その間千葉には台風15号が通過して大きな被害が出ていた。イェティさんは大工さんだから、旅の途中に千葉の得意先から悲鳴のような修理依頼が何件も飛び込み、おちおち自転車旅行を楽しんでいることができなくなってしまった。

 私は四国の自転車旅行をするくらいだから元気といえば元気なのだが、腰痛にはひどく悩まされている。自転車にタダ乗るだけの旅行しかできないのも腰痛のためで、さすがに今回は反省した。
これはもう限界だ。これから生き続けるためには腰痛を直す必要がある。医者に行って手術をしてもらおう
四国から帰ってからは腰痛専門医を探しまくって市川にある腰痛専門医を探し当てた。
手術を依頼したら最新でも来年1月だといわれた。2週間程度かかるという。
ロドリゴさん、あなたの腰痛はすべり症と脊柱管狭窄症の合併症で程度が悪いから、本格的な手術になります」覚悟を決めて手術を受けることにした。

 ブログの更新をしなかったのは旅をしていたこともあったが、書く内容が同じようなものになってしまって気持ちが乗らなかったからだ。
最近は韓国情勢を主として記載していたが、文大統領は側近を無理矢理法相にしたが、この人物の娘が違法に有名大学の推薦入学したり、親族が違法な投資をしたりして、完全にレームダックになっている。
しかしあと2年は大統領職にとどまるので、世界で最も無能な大統領に5年間も率いられた韓国に未来はなくなった。ほっておいても自己破産するのが見え見えなのであえてブログに記載するまでもないと思ってしまう。
また中国は相変わらず6%程度の成長をしていることになっているが、実際は資金が尽きた。ジャパンディスプレイに資金を提供するはずだった中国の投資会社が手を引いたのも中国に貸す金などなくなっているからだ。
中国も日本の高度成長が終わったように高度成長の時代は終了した。ただそれだけのことだが相変わらず見栄を張って大本営発表ばかりしているのでガダルカナルは目の前だ。

 世界政治はすっかり内向きになり、成長余力が実際にあるのはインドぐらいであとはどこもかしこも低成長だ。アメリカや日本やEUは仕方なしに金をすっては市場にばらまき投機経済でかろうじて経済を維持しているだけでもはや成長の時代は過ぎている。
いまでは金儲けをするには関電の役員になるほかは手段がなくなったようだ。
時にはブログの更新をしないと読者が「ロドリゴは死に絶えたか!!」と心配されてしまうので、それなりの更新はしようと思っている。



 

 



 

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(31.1.3) 自転車は老人の最後のスポーツ

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  老人向きのスポーツはいくつかあるが、私が最も愛好しているのは自転車である。自転車こそは老人の花形スポーツではないかと思うほど入れ込んでしまった。

毎日雨が降っていなければ2時間から3時間のライディングに出かけている。ここおゆみ野から南に下ると千葉県の屋根といわれる場所になるのだが、標高は高くても300m以内で、アップダウンが交互に現れて実際に走ってみるとなかなかのタフなコースだ。

 私が自転車を始めたのは走ることが全くできなくなったからだ。かつては夜寝ることもなく2日間走り続けるような競技に好んで出場していたが、腰と膝を痛めてから全くと言っていいほど走ることができなくなった。さらに悪いことには歩くことも脊椎間狭窄症で10分も歩けない。
腰から下がしびれて動けなくなるのだ。最も数分間休めばまた歩くことはできるが、今度は5分間程度で再び歩けなくなる。

 すっかり走るのも歩くのも嫌になって今は自転車がすべての移動手段になっている。自転車は腰と足への負担が走りや歩きの3分の1から5分の1程度だから、全くと言っていいほど腰も足も痛まない。私は自動車には乗らない主義だから、これで自転車がなかったらどこにも行けなくなるところだった。
さらに自転車の走行範囲は意外と広く片道20㎞程度であれば1時間で行けるから私が必要とする用事ならばすべて自転車の走行範囲に含まれる。

 私は老人スポーツとしてぜひ自転車をすすめるが、唯一の欠点は日本の交通事情は自転車にやさしくないということだ。
道路交通法が最近改正されて自転車はバイクと同様に車道を走らなければならないのだが、日本の道路は狭い場所が多く、交通量の多い場所では命がいくつあっても足りないほどの危険を感じる。
したがってロードレーサーに乗っているような本格的なライダーを除くと、ほとんどの自転車が歩道を走っている。
ママチャリで幼児を前後の乗せて車道を走るなんてほとんど自殺行為だから当然だ。

 世の中には自転車原理主義者がいて、この恐ろしいまでに現実離れした道路交通法の改正を推進したのだが、実際は安全に自転車が車道を走る場所は限られているので、警察官が歩道を走っている自転車に注意することは全くと言っていいほどない。
こんなばかげた道路交通法の改正をする人間はあほだ」と現場の警察官はいたって現実的だ。

 交通事情は欧米に比較するとお世辞にもいいとは言えないが、最近整備されてきた川の土手上の自転車道路や、人が少ない裏道などは自転車の王国といえる。また私の住んでいるおゆみ野には一周6kmの遊歩道があり、ここは自転車と人しか通らないから実に快適だ。
毎日の日課として約40㎞程度のライディングができた後は実に気分がいい。
よっしゃ今日も楽しく自転車に乗ったぞ!!」なんて高揚した気分になる。

 やはり老人の運動として自転車ほど体にフィットするものは少ない。派手な服装でヘルメットをかぶれば外目には老人に見えない。前からくる女学生が目をそっとそらすのには笑ってしまうが、そのくらい若々しく見えることも自転車の魅力だ。
ぜひとも年を取って歩くことも走ることもままならなくなった老人にはこの自転車をすすめたい。

 

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(30.9.21) 銚子への自転車旅行 今回もイエティさんと

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 自転車仲間のイエティさんと、今回は銚子まで自転車旅行をすることにした。銚子へのもっとも簡単なルートは江戸川を遡り、関宿の利根川との合流地点から銚子に下るルートがある。
しかし今回は印旛沼を経由するルートをイエティさんが提案してきた。
山崎さん、すぐそばの花見川を遡り印旛沼経由で利根川に出てそこから銚子に行けますよ」

 このルートは江戸湾から利根川に出る最短コースだという。途中の花見川新川沿いにはサイクリングコースが整備され、かつ印旛沼周辺さくら健康マラソンのコースの一部になっており、また高橋尚子選手有森裕子選手の練習コースだったという。
それならそれを通って利根川に出ればあとは一直線に銚子に行けるな・・・
さっそく一泊二日で出かけることにした、地図上で見る限り片道140km程度だ。

 私は日本史の知識が不足していたために、このコースが歴史上のコースだということを知らなかった。
印旛沼干拓工事は江戸時代を通じて3回も計画実行されていたがいづれも失敗に終わり、戦後になってようやく完成していた。
印旛沼は利根川に沿った沼で周辺に低地が広がっていたが、霞ケ浦と同じようにもともとは入江だったため、印旛沼周辺は利根川の増水のたびに氾濫を繰り返し周辺が水没してしまった。
その水を東京湾に放流すれば印旛沼周辺を広大な農地として開墾でき、江戸幕府の財政を潤すことができるとの判断で開拓が行われたようだ。

 しかし水を江戸湾に流す工事は極度に困難だった。印旛沼と江戸湾に注ぐ花見川の間には山がある。
当初は千葉の有力な豪農が花見川への放水路の土木工事を施工したが失敗し、その後田沼意次や水野忠邦がその事業を引き継いだが江戸時代に完成することはなかった。
印旛沼から水を江戸湾に流すのには山を越えて花見川に放水しなければならず揚水が必要で,当時の技術ではそれが難事業だったことによる。
印旛沼から新川という新たな河川を掘ったのまではいいが、新川の方が花見川より低いため水を流せない。
結局は印旛沼開拓事業は昭和になって完成し、今は印旛沼から花見川に揚水が可能になっている

 「そうか田沼意次や水野忠邦が幕府再建の切り札と思った歴史的水路を遡るサイクリングコースか・・・・・・・
花見川は都会の川なのに上流部分は渓谷といっていいような樹木がおい茂った森閑とした場所だった。
へえ、こんな場所が千葉県の都市部にあるのかい・・・」驚きだった。
そこから新川に出ると急にあたりが開けて八千代市が整備した美しい公園に出る。
新川は印旛沼の延長のようなものでそれからあとは沼周辺のルンルンコースを自転車で快調に走れる。
私は数回さくら健康マラソン(フル)に出ているのでなじみのコースになった。
ライダーやランナーと頻繁にいきちがう。

 印旛沼から利根川までの10km程度は一般道を走らされたがその後は利根川の堤を下るのでライダーとランナー以外にあうことはまれだ。風も穏やかで本当のサイクリング日和だった。
イエティさんと私は何度も一緒に自転車旅行をしており北海道一周も行った仲なので互いに走力も気心も知っているので実に楽しい走行になった。
片道約140kmだが、この程度であれば休みを入れて8時間から10時間で到着する。
銚子の手前10kmは堤防の堤がまだ未整備で国道を走らされたが、全体としてはとても快適なコースだった。

 銚子では魚料理を食べようと駅周辺を徘徊したが、駅周辺には意外と若者が多く年寄りを見ることは少なかった。銚子そのものは過疎化に悩んでいるはずだったのに、この若者の多さにはびっくりした。
翌日は同じコースを帰ったが、コースをイエティさんが完全に記憶していたので順調に帰ることができた。
腰痛には悩まされているが自転車だけは腰痛と関係ない。この年になって唯一のスポーツが自転車になってしまった。

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(30.4.13) 最後の切り札 自転車旅行 前橋まで折り返し320km

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 これで自転車がなかったら私の人生は暗黒だったろうと思う。ほぼ2年ぐらい前から腰痛が再発して、1kmも歩けない。300mから400m程度歩くと腰と足がしびれ、それもしびれだけでなく激痛が走る。
もうやだ、歩くのはこりごりだ
かつてはリックサックを背中に背負ってフランスの巡礼路を歩き回っていたのにこの惨状だ。
私は自動車を持たないから今では移動はすべて自転車で行っている。
幸いなことに自転車では腰痛が出ないのだが、これはかなり思いっきり前傾姿勢をとって乗っているので腰への負担がほとんどないからだ。
やれやれ、これで自転車がなかったら町内すら移動ができないではないか・・・」
自転車に乗れることに心から感謝している。

 先日私の自転車仲間のイエティさんが「山崎さん利根川堤を遡行して前橋まで行ってみないか」と提案してきた。
イエティさんの話では利根川の自転車道路もかなり整備されており快適なライディングができるようになったと、群馬県と埼玉県の土木管理課が発行している「利根川江戸川サイクリングロードマップ」を入手して見せてくれた。
見ると江戸川を遡行し、さらに利根川を遡行すれば渋川あたりまでライディングができそうになっている。
私は江戸川を葛西臨海公園を出発して利根川との分岐点の関宿までは何回も自転車やマラソンでいっていたので知悉していたが、利根川堤は関宿から10km程度さかのぼった埼玉大橋までしか行ったことがない。
ううん、久しぶりにチャリ行をしますか」決心した。

 目的地は前橋市にある天神の湯という温泉と簡易宿泊ができるスパにしたが宿泊費が2000円程度と安いのが魅力だ。距離にしておよそ160km程度になる。
北海道の自転車旅行では一日140km程度走ったのだから160km程度は大したことはあるまい」
4月10日の早朝葛西臨海公園を出発した。江戸川堤60kmは何度も走っているのでルンルン気分で行けたが、利根川堤100kmはかなり苦戦した。
江戸川と異なり利根川では自転車道路用立体交差が一部しかなく、主要道や高速道路を通過するときにひどい迂回をさせられたり、道しるべが少ないためいつのまにか自転車道を見失うことが多かった。
群馬と埼玉の道路管理課は頑張ってはいるが、江戸川の自転車道に比較すると未整備な場所が多すぎるなあ・・

 最後は通る予定だった高碕伊勢崎自転車道を完全に見失い、仕方なしに関越高速道路に沿う下道を通って天神の湯までたどり着いた。
久方ぶりのライディングだったせいか私はフラフラになっていたが、さすがにイエティさんは疲れたそぶりを見せていなかった。
やれやれこれで明日また160km走るのは容易ではないな・・・」思いやられた。

 翌日は前日に地図をよく確認しなかった失敗に懲りて何度も道の確認をしたので利根川自転車道が順調に見つかり、関宿までの100kmはいたって快調だったのだが、そこからが地獄の苦しみが待っていた。
この日(11日)は日本海に強い低気圧が停滞しそれに向かって南からの強烈な風が吹き込んでいた。千葉の最大風速は後で知ったが秒速27mだったという。
関宿からは江戸川はほぼ南に向かって下るためこの暴風といってもよい風の直撃を受けてしまった。
自転車に風は鬼門だ。そこまで100km近くライディングをしていたので足に力が入らないため、風に向かって漕ぎ出せない。
ううん、天はわれらに試練を与えたもうたのか!!!」イエティさんもうなっている。

 時速はそれまでの25km程度から一気に10km~15km程度に落ちてしまった。しかも時間がたつにつれて風はますます強くなってくる。
とても江戸川堤を走る気力を失った。
イエティさん、この下の自動車道を走りませんか。この土手の上では吹き飛ばされてしまう」
堤にそってやや下に自動車道があるのだが、ここは自転車が通るとことを想定していないため、道に余力がなく自動車と競争して走らなければならない。
しかも風の強さは堤ほどではなかったがかなりのもので、しばしばよろけるので後ろの自動車がこの道から慌てて退避していたくらいだ。
あの自転車野郎をいつひき殺すかわからないので他の道を通ろう」そんな具合だった。

 「イエティさん、この道は命がいくらあっても足りそうもないので、自動車道の下の生活道路を走りませんか。あそこなら風が家並にさえぎられているから楽そうだ!!」
一番下の生活道路が最後の切り札になった。住宅に沿ってたしかに生活道路があるのだが、すぐに道はなくなり側溝の上に網やコンクリートが敷かれているどぶ板道路に代わる。
ままよ、江戸川堤では前に進むことができず、自動車道では命の保証がない。どぶ板道路も落ちれば大けがだが注意すれば何とか通れそうだ
江戸川のほぼ20km程度をこのどぶ板の上を走った。

 久しぶりの輪行だったが最後は散々だった。
まあしかし、こうしてけがもせず都合320kmも走れたのだから良しとしよう
イエティさんと安どの気持ちでハイタッチした。


「カンパの依頼 」

 市民の財産は市民が守る運動の一環として昨年に引き続き一人当たり3000円のカンパをお願いできないでしょうか。カンパは塗料、ベンチ補修用資材に使用いたします。

  30年度のカンパ目標を10万円とし、ベンチの補修目標を10基にいたします。

 賛同していただける方は以下の口座に送金いただければ幸いです。なお送金していただいた場合は同時にこのブログのメール機能を使ってその旨連絡いただけると幸いです(お礼のメールを出したいため)。

・千葉銀行 鎌取支店(092) ・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3743511)
・郵貯銀行 店名 058 (ゼロゴハチ)・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3695852)


なお、おゆみ野クリーンクラブの活動状況については以下にまとめてあります。 http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat45485858/index.html

 

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(29.6.13) 人間これほど体力が低下するものか。 江戸川堤125km自転車走

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  いやはや自分の体力がこれほど低下しているとは思わなかった。昨日(12日)、ほぼ2年ぶりに100kmを越す自転車走をしてもう少しでめまいで倒れるところだった。
場所は江戸川堤の日本で最も長いといわれる自転車道で片道60kmある。この自転車道路を葛西臨海公園駅から出発して往復したが、メーターでは125kmになっていた。
今回の自転車走は自転車乗りの相棒のイエティさんと一緒だったが、2年前に北海道東部一周をした自転車仲間だ。

 この日は曇りのち晴れの絶好の自転車日和だったが北風が強く北に向かってこがなければならない関宿までの前半は特に苦しんだ。
自転車になじんだ人は良く知っているが自転車は特に向かい風に弱い
2年間のブランクは何とも致し方なく懸命にペダルを回そうとしたが時速18km程度しか速力が出ない。懸命にこいでもそれ以上のスピードが出ないのだ。
頭がだんだんともうろうとしてくるし、足は棒のようになってくるし、致し方なくイエティさんに休憩を申出でた。自転車乗りは休憩を申し出るのは本当は禁句だ
イエティさん、すまない休憩をしてほしい
葛西臨海公園から25km程度のところに柴又の寅さん記念公園がある。そこで一息ついてようやくめまいが収まった。

 それ以降も30kmぐらいの間隔で休みをお願いしたが、当初は利根川と江戸川の分岐点の関宿を越えて利根川をさかのぼり東北新幹線の橋が架かっているところまで行くつもりがとても気力と体力が切れてしまった。
体力低下に陥ったのは2年前の北海道自転車旅行の後眼病の原田病が再発しその後は基本として激しい運動は控えていたからだ。
マラソンレースへの参加は取りやめ登山も行わずそして長距離の自転車走もやめていたが、かつては平気で100kmを越えていた自転車走が全く不可能になるほど体力低下をきたしていた。

 イエティさんは今年再び北海道の北部の自転車走をするという。
山崎さん、一緒に行かないか」誘われたがさすがに躊躇した。
体力の低下だけならトレーニングで回復できるが、白内障が進んでいたため白い物体の識別が非常に困難になっている。
今回も自転車道のところどころに設置されている車止めが白いペンキで塗られていると遠くからでは全く見えない。そばにちかずいて初めて車止めの存在に気が付くのだが危険この上ない。
イエティさん、今回は遠慮するよ。目を完全に治したらまた一緒にいこう
とても残念だったが断った。

 帰りは追い風になり時速23km程度まで出た。行きと帰りの速度の差の5㎞は風による効果のせいだ。
これじゃ自転車なんてたこと同じじゃないか
時間的には9時間程度の自転車走だったが、ひどい疲労感があり帰るとと寝込んでしまった。

注)なお前回のイエティさんとの自転車旅行記は以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat62786961/index.html

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(26.6.24) 日本百名山に登ろう。 サイクリングと登山の組み合わせ

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 この夏は楽しく自転車のサイクリングをするつもりで北海道を二週間程度走る予定だったが、先日知り合いのスギさんに四季の道であって思わぬ提案を聞いた。
山崎さん、あんたは登山好きのようだがサイクリングしながら登山をしたらどうだろうか。日本百名山をサイクリングと組み合わせたら最高じゃないかな!!

 「なるほど百名山か!!」と思った。そういえば冒険家の田中陽希氏がグレートトラバースと称して約7か月間で徒歩、RUN、カヤックを組み合わせて百名山を走破する冒険旅行を実施していた。
その第一回放送をNHKBSで放映していたが、何とも刺激の受ける番組で「いや、素晴らしい冒険旅行だ。私も若かったら挑戦したのに・・・・・」と感銘を受けたばかりだ。

 さっそく深田久弥氏日本百名山を取り出し、私が今までどのくらい百名山を登ったのか確認してみた。若いころは登山家になろうとしたほど山に入れ込んでいたのでほとんどの山に登っているのかと思っていたが、意外にも55か所しか登っていなかった。
私の登山は北アルプスや南アルプスに偏っており、一方上信越や東北の山にはほとんど登っていない。
何だ、まだ45も残っていたんだ・・・・・・・

 今年の夏の北海道を一周する計画を変更することにした。
よっしゃ、今年は信越方面の登山をしながらサイクリングをしよう。越後駒ケ岳、平が岳、巻機山あたりをターゲットにしよう

 ただここから新潟方面に行くには都内を通過しなければならない。重い登山荷物を背負って自転車で都内を横切るのはかなりことだ。
私はほぼ毎日のように50km程度のサイクリングを楽しんでいるが、当然空身でしかも自動車が非常に少ない農道なんかを選んで走っている。ここ千葉では都会を離れるとそうした道が多く、しかも舗装が行き届いているので非常に走りやすいが、都内は自動車だらけだ。

 「仕方ない、持ち運びが可能な自転車を購入して、途中まではJRを使用することにしよう。走る場所は自動車が少ない道を選択するのがコツだ」決心した。
百名山とサイクリングの組み合わせなど考えてもみなかったが、スギさんの提案で楽しい夏休みができそうだ。
泊まりはいつものようにテント泊や田舎の駅の軒下だが、場合によっては夜間も営業しているスパなどを見つけて温泉につかるのもよさそうだ。
さっそく自転車とコースの選定を始めることにした。

注)私が自転車に入れ込んできた経緯は以下参照。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat46425663/index.html

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(26.4.19) すばらしい自転車人生 老後は自転車が一番だ!!

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  私は人類の発明の中で最も有意義な発明は自転車だと思っている。
最近自転車に2時間から3時間程度毎日乗っているが、この颯爽感は何とも言えない。
行くのは郊外の長柄町方面で3時間コースは約50kmだ。
途中の上り下りが非常に厳しい場所が何か所かあり、当初はギアチェンジなしに登っていたがこれはやはり無謀と気が付いた。
今はギアチェンジで自動車の登れる坂は必ず登りきることにしている。

 現在使用している自転車の種類はクロスバイクと言って本格的なロードバイクとママチャリの中間のような車種だ。
ロードバイクを乗りこなすにはかなりのテクニックがいるがクロスバイクはママチャリの延長で乗れて、倒れそうになると足が付けるのがいい(ロードバイクの場合はペダルに足が固定されるのでなれないととっさに足が外れず転ぶ)。

 さすがに毎日のように乗っているとパンクに見舞われる。今年になって2回パンクしたから4か月に一回はパンクする勘定になる。
以前はすぐに自転車屋に持ち込んでパンク修理をしてもらっていたが、今年からは自分で修理している。最初こそ3時間程度かかったが、今は30分程度で済むから技術が向上した。
さらに最近はすり減ったタイヤの交換も自分でしている。
やってみるといくつかの工具さえあれば自転車は簡単に分解し、また組み立てられることが分かった。

 すっかり自信がついて自転車の備品交換や修理はすべて自分で行うことにしている。
おれも技術屋だ!!」なんて有頂天だ。
この自分で修理することの最大のメリットは費用を自転車屋さんに持ち込む場合の半額程度で抑えられることで、修理交換が苦にならなくなった。
チェーンが緩んできたから交換時期だな!!なんて感じで軽くメンテができる。

 また自転車に乗っていると健康増進にはぴったりで、体に対する負担が少ないのがいい。私は最近までマラソンを日常的に行ってきたがすっかり軟骨がすり減って腰と膝が走るとひどく傷む。
一方自転車は体重をお尻で受け止めているので腰と足の負担がマラソンのときの3分の1ぐらいで、まったく苦にならない。
老人のスポーツとしては最適で、さらに外目にはひどく若々しく見え、知り合いからは「高校生が乗っているのかと思った」と言われるほどだ。
ウェアが思いっきり若々しく、体つきが筋骨質だから誰も老人が乗っていると思わないようだ。
有酸素運動だから腹の周りの脂肪もすっきりと取れて、首から下は若者の身体だ。

 私はこの自転車の発明者に心から感謝している。自力だけでどこにでも行けるし、思いのほか行動範囲が広い。
一日乗っているなら200kmは走れるが尻がひどく傷むので、通常は50km程度にしている。
50kmならば近在で行きたいところはすべてカバーしてしまうからまったく不便を感じない。しばらく前に自動車は処分し自動車文明と決別したが全く正解だった。
何とも楽しい自転車人生を謳歌している。

注)エコと自転車革命については前に記事を書いてある。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/12/post-75ad.html

別件1) 第2回ちはら台・おゆみ野ハーフマラソンのお知らせ

以下の日程でハーフマラソンを開催いたします。
① 4月27日(日曜日)
② 午前10時スタート(雨天決行)
③ スタート・ゴール ちはら台走友会のかずさの道の集合場所(前回と同じでセンドーのうえ)
④ 費用300円(実費)
⑤ 参加希望者はこのブログのコメントかメール機能を使用して参加希望を連絡してください。


*本件はかずさの道や四季の道を使用したハーフマラソンを開催するための準備大会です。


別件2) 現在おゆみ野クリーンクラブのカンパを求めております。その資金を基におゆみ野四季の道の清掃活動やベンチの補修を行っております。ご協力をいただければ幸いです。

カンパの送付先

・千葉銀行 鎌取支店(092)
・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3743511)

・郵貯銀行 店名 058 (ゼロゴハチ)
・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3695852)


なお、おゆみ野クリーンクラブの活動の実態は以下を参照してください。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/post-9bc7.html

 


 

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(25.12.23) エコと自転車革命の時代 いつの間にか時代の先端にきてしまった!

Photo 
(現在私が乗っているクロスバイク)

 私は基本として自動車を使わない。貧しいから自動車を買えなと思われた方もあるかと思うが、断じてそうではない。
数年前まで私も一人前に自動車を保有していた。しかしこの利用率たるや年に1~2回で、それも近くのゴミステーションに大量のごみを運ぶためだったから、あまりに馬鹿馬鹿しいので自動車の保有を止めた。

 日常的な移動は歩くか、走るか、自転車に限られ、東京などに行く場合にだけ電車に乗っていてこれで十分なのだ。
時にD2あたりで大きな資材を購入しなければならない時は娘や友達に自動車での運搬を依頼するが、そう度々あるわけではない。

 そうした中で最近の私の移動手段は自転車が圧倒的に多くなった。
今まで軽くJOGなんかで行っていた場所も腰痛と坐骨神経痛が併発してとても走ることができなくなったからだ。
正確に言うと痛みは最初の30分ぐらいは悲鳴をあげたい位痛いのだが、そのうちに神経が麻痺して痛みが消える。だから走り続ければいいのだが最初の痛みのことを思うとつい自転車に頼ってしまう。

 自転車は腰痛持ちの人は気が付いているが不思議なことに全く腰が痛まない。おそらくJOGに比べて圧倒的に腰への負担が少ないせいだと思われるが、私のようにJOGができなくなった人間にはこの自転車だけが最後の砦になってしまった。
私はほぼ毎日2時間程度おゆみ野から南方に位置する長柄町方面にサイクリングしているが、小高い丘の繰り返しで結構な運動量になる。

 今私は丘を登るのがすっかり趣味になってしまい、自動車が登れる坂ならば自転車でも登れるとの信念で、ギアチェンを全く行わず体力だけで登りきることにしている。
心臓がパクパクするのだが、これは最近の私のJOGでは味わえない感触だ(私のJOGは遅すぎて心臓の負担にならない)。
私は根っからのスポーツマンだから心臓に負荷がかからないと運動した気にならないのだ。

注)このあたりの事情については前にも記載してある。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-ef7c.html

 乗っている自転車はしばらく前まではマウンテンバイクだったが、今はクロスバイクを使用している。自転車に詳しくない人は何のことか分からないだろうがクロスバイクとはロードレーサーに似ているが町でも走れるようロードレーサーよりタイヤが太く、そしてハンドルは並行でドロップハンドルでない仕様の自転車だ。
そしてロードレーサーが初心者用で10万円台の後半もするのだが、このクロスバイクは3万円前後で購入できる。

 ロードレーサーがなぜ高価かというと部品をできるだけ軽量に作っているからで、私の自転車好きの友達が「自転車の値段は軽さを買っているようなものだ」と言っていた。
私のクロスバイクは12kg程度だから軽いとはいいがたいが、この程度の重さは体力でカバーするのが私のポリシーだから、全く気にならない。

 私は自動車嫌いだから単に自動車に乗らないだけだったのだが、最近「山崎さんはエコの意識が高くて自転車に乗っているんですね」なんてやけに感心されることが多くなった。
いや単に自動車が嫌いで・・・」と言うのも面倒なので、「ハハハ!!と笑っているのだが、世の中では自動車の時代からエコを重要視した自転車の時代に代わりつつあることを知った。
オランダのアムステルダムでは町から自動車を排除して移動手段は自転車とトラムだけなんですよ」なんてエコ好きの人は嬉しそうに説明してくれる。

 私は知らなかったがヨーロッパ、わけてもオランダやドイツやベルギーやイギリスと言った諸国で自転車革命が起こっているらしい。
自転車革命とは町から自動車を追い出すことで、これによって町の空気が浄化され、さらに自動車がいないから自動車事故が減り、みんなが自転車に乗り出して俄然健康な中高年が増えだしたのだそうだ。
人類を救うのはこの自転車革命です」えらく熱が入っている。

 だがこのエコマニアには申し訳ないが、日本では自転車革命が起こるほどインフラが整備されていない。
幸いに私が住んでいるおゆみ野は広い遊歩道があり、長柄方面の道は自動車が相対的に少なく、その割には実に立派な道路が整備されていて白線の外を自転車が安全に走れる区間が多い。

 しかし反対に大網街道のような昔ながらの街道は、歩道でさえ50cm幅程度しかなく、白線の外側などほとんどないに等しい。こんな場所で自転車を車道で走らせていたら命がいくらあっても足りないくらいだ。
自転車革命のためには絶対に自転車専用レーンが必要なのだが、昔の古い道はこの専用レーンの確保ができない。

 最近警察庁の通達で自転車は車両で車道を左側通行で走るように指定されたが、これをまともに守るママチャリはいない(ロードレーサーに乗っている人だけが守っている)。
それは当然でママチャリのような低速(ほとんどが時速7km程度)で走っている自転車は、歩行者とさして変わらないスピードだから、これでは歩行者が急に車道を歩き出したようなものだ。
警察庁の通達は日本の交通事情を全く無視した通達で、本気で守ったら交通事故が爆発的に増えてしまう(だから現場の警察官はこの通達を無視していて私が歩道を自転車で走っていても何も言わない

注)ママチャリとは日本独自の規格の自転車で、わざと低速にして歩道を走るように設計された自転車。
なお、警察庁の通達の基本的問題点は以下に記載しておいた。

http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/231028-bcb1.html

 自動車嫌いの私はいつの間にかエコ最前線に躍り出てしまい自転車ばかり乗っているが、日本全体がそうなるには専用レーン一つをとってもこれからの自転車用インフラ整備を待たなければならないだろう。

 

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