(30.7.30) ガイアの反撃 地球を壊す人類に懲罰を与える!!
人であろうが自然であろうが理不尽に痛めつけられれば誰でも反撃するものだ。
このところのガイア(地球)の反撃はすさまじい。
人間は産業革命以降自由に自然を制御できるものとして、開発の名のもとにいいように自然を痛めつけてきた。
特にアメリカと中国の対応は限度を越し、ここ半世紀の間に温室効果ガスを無限ともいえる規模で垂れ流してきた。世界の温室効果ガスの約半分はこの2国が垂れ流している。
おかげで過去100年間に地球の気温は約1度上昇し、世界の氷河が溶け出し北極は氷の海が消えつつある。
そしてあまりの暑さのため気候は過去に例を見ない荒々しさを示し始めた。
日本においては7月に35度から40度の猛暑が10日間程度続き、世界中で「日本でオリンピックを夏開催するのは無理ではなかろうか」との懸念の声が噴出している。
しかも猛暑の後は何を思ったか台風がくるってしまい、台風12号は本来の東へのコースをとらず、西に向かうという珍現象まで起きている。
そして再び日本海側を中心に猛暑がぶり返した。
この異常気象は日本だけでなく各地であれくるっており、ギリシャやカリフォルニアでは大規模な山火事が発生し多くの人命が失われている。
また本来は夏も涼しいパリも猛暑で冷房設備がないアパート住民を苦しめている。
地球の反撃は主として猛暑で日本では夏場に運動することが禁止になるほどの暑さだ。
そのうちに甲子園の夏の大会も「日本がもっとも気候のいい冬に開催しましょう」などとなってしまいそうだ。
これだけ異常気象が発生してもトランプ政権は知らぬ顔の半兵衛だし、習近平政権はジェスチャーだけ派手で実際は何も手を打っていないに等しい。
もはや人間の強欲に駆られたアメリカと中国に対し、地球は猛烈な反撃を開始し始めた。
アメリカではハリケーンとトルネードと山火事が猛威を振るい、中国では黄河の水が干しあがっていたるところで干ばつが発生し、農民は農地を放棄し始めた。
経済成長以上の経済損失が出ているが、GDPの計測には損失計上の概念がないから、実際はマイナスになっていてもわからない。
何度も言って恐縮だが人間が無限に欲望を拡大できた時代は終わり、欲望を拡大するとそれ以上の損失が発生する時代になった。
西日本豪雨では多くの人命と資産が失われたが、こうした損失がだれの目にも明らかになり、自然を痛めつけるのをやめなければ人類そのものが生存できなくなりつつある。
日本やEUは温室効果ガスの排出を制御しているが、アメリカや中国は相変わらずだから、この地球温暖化さらに進み、地球の反撃も厳しさを増すだろう。アメリカ人も中国人も痛みが直にわからなければ欲望を制御できない国民だ。中国が砂漠になって初めて目が覚めるほどの強欲さを中国人は持っているから、このまま干ばつが進み飢えて死ぬのは自業自得といっていい。
現在最も必要な経済学は経済発展と経済損失を適切に計上して、そのネットで経済を見る目が必要で、単に経済成長だけをGDPに計測する現在の経済学の方法論は時代遅れでかつ害悪さえある。
特に中国は干ばつだけでなく冬はスモッグに覆われてしまい中国人の健康に害をもたらしている。愚かなGDP信仰を捨ててネットの経済成長を目指す時代だが、まあ中国人にそうした考え方を言っても無駄だから、ガイアの反撃はますます厳しいものになるだろう
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