(23.5.12) 東日本大震災 ようやく地震保険に加入した
やはり地震保険に加入することは必要だと思っていたがいま一つ踏み切れないでいた。火災保険については千葉県民共済保険に加入しているのだが、あいにくと県民共済は地震保険を扱っていない。
そうなると他の損保会社と契約しなければならなくなるのだが、損保会社の地震保険は火災保険とセットでないと販売してくれない。
「なんだい、もう一度火災保険から入りなおさなくてはならないのかい・・・・」
さらに言うと地震保険はとても高い。火災保険の2倍程度になっている。現状の火災保険料約3万円が約9万円になってしまう。
「これだけの高い保険料を支払って本当に価値があるのだろうか・・・」悶々としていた。
しかも地震保険の実際の支払条件はかなり厳しく、全壊、半壊、一部損傷の区分があり、たとえば全壊になるためには家の傾きが3度以上傾かないと全壊の認定をしてくれない。実際は保険金を支払ってもらえないことが多いのだ。
あれやこれやで今日まで放って置いたのだが、心配になって過去どの程度の確率で関東大震災並みの地震が発生したか調べてみた。
調べてみるといわゆる関東地方を襲った直下型地震は約100年に1回程度の割合で発生していた。
① 1703年 元禄大地震 M8.1 震源地 千葉県野島崎
② 1855年 安政大地震 M6.9 震源地 南関東直下
③ 1923年 関東大震災 M7.9 震源地 相模湾沖
東日本大震災の余震でさえM7~8が想定されているのだから、私が生きている間に関東大震災並みの直下型地震が起こるのはほぼ確実だ。
「これはもうそろそろ直下型地震が来るな・・・・・」
ようやく地震保険に入る決心がついた。
インターネットで検索してみると信じられないことに地震保険単独で販売している会社があった。「日本震災パートナーズ」と言う。さっそくサイトを開いてみると私のように県民共済の火災保険に入っている人が多く加入していることが分かった。
ただし保険金額の限度が厳しく私のような2人家族だと最大500万円までしか入れない。その分保険料は安く、2万円弱ではいれる。
「いいじゃないか、たとえ500万でもないよりマシだ。残りは自己資金で何とかしよう」さっそくインターネットで契約を結んだ。
注)来年県民共済の期限が来た時に地震保険を扱っている全労災等に変更をすることにして、今回はこの措置でOKと言うことにした。
なお、日本震災パートナーズの保険は厳密な意味では地震保険ではなく、地震保険を補完する保険と位置づけられている。
私が地震保険にナーバスになるのはここおゆみ野の昔の地形を知っているからである。ここは昔は小さな丘と小さな谷が入り組んだ地形だったが、それをUR都市機構がならして平坦な住宅地に変えた。
今ではどこが山でどこが谷か明確になっていないが、ここに古くから住んでいる農家の場所は最も安全な山側の場所にあり、また農家がアパート用地として確保してる場所は山側の安全な土地だ。
一方後からやってきた住民の土地は谷川の埋立地が多い。
私自身の土地について言えば、半分が削り取られ後の半分が埋め立てられている。直下型地震が起これば埋め立てられたほうに傾く確率が高い。
今のままでは仮設住宅で一生過ごすことになりそうだ。やはり地震保険は必須だと言うことを再認識してしまった。
「しかしまあ、今年はパートナーズの保険で良しにしよう、。来年はしっかりと地震保険に入るぞ」そう決心した。
最近のコメント