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(2.11.15) 人類衰亡史序説 日本 その36  社民党(社会党)消滅!!



 社民党が75年の歴史を閉じ、実質的に消滅した。4人いた国会議員のうち3名が立憲民主党に合流し、福島党首だけが社民党に残ることになったが、一人ではとても政党とは言えない。イメージは無所属議員が一人いるというような感じだ。
今は党名を社民党といっているが、かつては社会党と称していて、私などは社会党といったほうがしっくりくる。
私がまだ学生時代だった55年ほど前は、社会党の国会議員は定員の約3分の1はいて、3分の1政党といわれていた。

 当時は中選挙区だったので定員が3名であれば必ず1名は社会党議員を誕生させることができた。その社会党が凋落し始めたのは、社会主義者が心のふるさとと呼んでいたソビエトロシアが崩壊し、さらに日本の選挙制度が小選挙区比例代表制に変更になったためである。
社会主義国が次々に崩壊し、残ったのはグロテスクな中国や北朝鮮という国家だけだから、だれもが最もなりたくない国家が社会主義国家(共産主義国家)だ。社会主義者はかつては正義と尊敬を独占していたが、今では豚よりも劣る人間とみなされている。

 こうした中で社会主義政党が生き残るすべはなく、選挙のたびに国会議員は減少し、そしてついに福島氏一人になってしまった。もともと社会主義思想というものは現実を無視して理想だけを追い求めていたのだから、成熟した民主社会では生き残れない。政治は本質的にリアルポリティックスだから、理想ばかり唱える人は子ども扱いされ、実際社民党の主張は見向きもされなくなっていた。

 まだ社会党が一定の支持を国民から受けていた時代を思い出す。土井たか子氏が社会党の委員長になったのは1986年のことで、89年の参議院選挙で大勝し「山が動いた」とはしゃぎまわっていた。社会党が大勝した原因は、自民党が消費税導入を図ったからで税金を上げて勝利した政党はほとんどない。この時の土井氏をよく覚えているが、農協大会の来賓できて演説し、土井氏が各県の農協組織の名前を呼ぶたびに雷鳴のような歓声が上がっていたのを思い出す。それ以前は農協組織は自民党の強固な地盤だったが、この消費税の増税と農産物の自由化が農協組織の心を逆なでにして、この時は農協組織でさえ社会党を応援していた。

 社会党(社民党)の75年と、私の年齢の74年はほとんど同じだからいわば友達が鬼籍に入ったような寂しさもあるが、所詮社会主義という現実無視政党だった以上消え去る運命にあったのだろう。

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