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(2.11.11) 大相撲が崩壊前夜 土俵に上がる力士がいなくなる。

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 私が何回もこのブログで記載してきた通り、大相撲が存亡の危機に陥っている。白鵬と鶴竜が二場所連続休場で横綱不在になっているが、そこに大関の朝乃山がけがで休場し、さらに今場所最も期待されている新大関の正代がもつれた足を土俵下についた時に負傷してしまった。大関1場所で休場が目前であり、さらに症状が悪化すれば栃ノ心同様に大関を陥落してしまう。
かつては稀勢の里が同じく土俵下にもつれて肩を打撲し相撲人生を終わってしまった。

 なぜこれほど負傷者が出るかといえば、相撲協会が全く現役力士の安全策を実施しないからだ。200kgほどの巨体がぶつかり合い、60センチもある土俵から転がり落ちれば怪我をしないほうがおかしい。しかも力士はマワシこそつけているが裸での勝負だ。
他のスポーツを見てみればわかるが相撲と同様激しいスポーツに柔道があるが、柔道着を着てさらに畳の上の勝負だし、場外も段差などなく、かつ観客は離れた場所にいて決して選手と交差することはない。
レスリングも同様で、こちらはさらに柔らかいマットの上の勝負で間違ってもひどい打撲などしないようにしている。

 アメリカンフットボールも激しいスポーツだが、全身中世の騎士のようにプロテクターで防御しており、野球ではバッターはヘルメットをかぶって死球を受けても頭だけは守っている。
しかし大相撲は全く何の防御策もせずさらに60cmもある段差から転がり落ち、下はコンクリートのような土だ。

 それでも今まで大相撲が成り立っていたのは秘密の防衛策があり、簡単に言えば八百長だったからだ。相撲協会は長い間大相撲に八百長はないとシラを切っていたが、素人でもわかる八百長が蔓延していた。例えば大関陥落間際の力士に対し、他のすでに勝ち越しを決めている大関が負けてやるとか、7勝7敗で千秋楽を迎えた力士は相手が勝ち越している場合は必ず勝ち越せるといったものだ。
だがそれ以上に見えないところで星の貸し借りがあり、それを取り仕切っているコサンの力士がいて星取表を作って管理していた。
その星取表が警視庁が捜査していた野球とばくの証拠品としてやくざから押収されたので相撲協会は万事休すになった。
なぜやくざがひそかに星取表を入手していたかといえば、相撲とばくを行っていたからだ。
当日だれが勝ってだれが負けるかは事前に知っていたわけだ。

 以来相撲協会は八百長を一切しないと取り決め、実際に八百長がなくなった。ところが今度はけが人が続出することになってしまったのは、ガチンコ相撲になって土俵から転げ落ちるたびにひどいけがをするからだ。八百長であれば派手に転がり落ちているが、最初から転がり落ちることを前提に相撲を取っていれば、受け身もばっちりできるのはプロレスと変わりがない。
八百長がなくなり大相撲がガチンコ相撲になったとたん、次から次にけが人が出て、大関になってもすぐにけがで陥落を繰り返すようになった。
陥落なしに休めるのは横綱だけだから、白鵬も鶴竜も可けがを押して出場することを止めてしまった。
けがをするくらいなら休んだ方がいい」ということで、ここ2場所は横綱が消えてしまった。

 出場すればせっかく期待を込めて大関にした朝ノ山も正代もけがで大関をいつ陥落するかというような状況になっている。
最大の問題点は60cmもある土俵でこのようなばかげた場所でガチンコ相撲をとらされる力士は、かつてのローマ帝国の剣闘士のようなもので、生と死がとなり合わさった観客と相撲協会だけを喜ばすパフォーマンスになっている。
力士が土俵の安全性を求めてストをしないのは、相撲界が日本の最も古いしきたりに生きているからだが、そのうち相撲を取れる力士が数人になってしまえば相撲協会も反省するだろう。

 私の提案は土俵の高さをなくすか、それが無理ならせめて半分の30cm程度にして、転がり落ちるリスクを軽減させることだ。そうすれば横綱があまりに危険な土俵での勝負に嫌気をさし毎回休場したり、大関が昇進したとたんに陥落することはなくなるだろう。
土俵の高さは八百長を前提にした大相撲でのみ許される高さで歌舞伎の舞台と同じだが、ガチンコ相撲であれば柔道やレスリングが採用している安全策の少しでも見習ったほうがいい。
人気力士が毎回のようにけがで幕下まで落ちていくのを見るのはあまりに切ない。

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