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(2.10.8)  人類衰亡史序説 アメリカ その22    トランプ大統領の早期退院はコロナ治療法が進んだ結果か?

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 トランプ大統領がコロナに感染し軍の病院に入院したのだが、たった3日で退院したのには驚いた。
74歳という高齢で(実は私も74歳だ)、しかも肥満体質で何らかの基礎疾患があると思われる老人がたった3日の入院で回復するはずはないからだ。
この春のイタリアやスペインやフランスの例を見てもわかるように、老人で基礎疾患がある人は次々に死亡し、病院がパニックになっていたのを思い出す。アメリカでも医学関係者からは無謀すぎる退院とみなされている。

 春のパニックから半年、ワクチンの開発はまだ治験段階で効果のあるワクチン開発は途上だが、治療法については少しづつだが有効な方策が見つかるようになっている。最も効果があるのが抗体療法というもので、感染した患者からとった抗体を含む抽出液を注入する方法で、今回トランプ大統領もその治療を受けていた。またレムデシベルのような既往の薬品も回復を早める効果があるのがわかってきて、この春のような何もすることがわからないというような状況ではなくなっている。

 最近のコロナ患者の日ごとの発生件数は患者数が30万人前後で大幅に増えているが、一方死亡者数は5000人前後で安定している。感染者数に対する死亡者数の割合も低下しており、春の段階では10%超える国がぞろぞろいたが、今ではメキシコとイタリア以外は10%以下になっている。世界平均では3%以下であり、ひところのような不治の病の印象はなくなっている。
適切に治療すればトランプ大統領の例で分かるように74歳の老人でも退院できるところまでは来たのだろう。

 もっともトランプ大統領が3日程度で退院したのは明らかに選挙戦術の一つで、強い大統領の姿を演出したいためだが、医者もあえて止めなかったところを見ると一定程度の回復の見込みが立っているのだろう。
老人で肥満で明らかに糖尿病のような基礎疾患がありそうなトランプ大統領でさえ、何とか回復させてしまう程度に治療法が確立されてきたのは喜ばしいことだ。

 現在再びヨーロッパで感染拡大しており、イギリス、フランス、スペインが一部地域に限ってロックダウンに入ったが、パブやレストランのオーナーからはひどいブーイングが発せられている。
このままいけばコロナで死亡するよりも経営破たんで自殺する方が多くなりそうで、今ではコロナと経済のバランスをとることが最大の課題になっている。

 トランプ大統領は明らかに経済重視主義者でたとえコロナに感染しても事業(彼の場合は大統領職)をとめないという見本のような人物だが、おかげでホワイトハウスのスタッフ22名が感染者になってしまった。
コロナと経済はどこの国でもバランスをとるのは難しいが、トランプ大統領のアメリカは、明らかに経済重視のために失敗している事例といってよさそうだ。
それに比較して日本はコロナと経済のバランスをかなりうまくとっており、ヨーロッパの主要国や南北アメリカ諸国に比較すればうらやむような成功例になっている。

 

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