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(2.10.3)  人類衰亡史序説 日本 その45 核のごみ処理場として村を存続させる!!

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 原子力発電は一時期温室効果ガスを排出しないクリーンなエネルギーとしてもてはやされたが、実際は核のゴミといわれる高レベル放射性廃棄物や低レベル放射性廃棄物が必ず出ることからこの処分について長い間議論がされてきた。
だがどこの自治体も核廃棄物など持ち込まれては住民が大反対することは目に見えているので、核のごみ処理場の候補地になることだけでも大反対で、政府は途方に暮れていた。
ジャー一体どうすればいいの・・・・

 核のゴミは日に日に増大するのだが、最終処分場がないため今までは原子力発電所の敷地内に保管していたが、それも限界があり政府は本格的に処分場の候補地を選定し始めた。最もタダで処分しろといってもだれもきく耳を持たないから、処分場を提供してくれた自治体には20億円の交付金をつけることにした。
日本には貧しい過疎の村がいくらでもあり、しかも毎年のように過疎化が進んで現在住んでいる住民の寿命がその自治体の寿命になっている。
過疎の村の苦悩は深い。
このままただ黙って自然死をするか、または活性化対策はないものか

 しばらく前までは観光政策が起死回生の妙薬と思われていたが、コロナ以降観光客はパタッと止まってしまい、今後も当面復活する可能性は低い。何しろ世界中にワクチンがいきわたらない限り自由な移動など望むべくもないから、数年間は観光客は日本人だけになりそうな雰囲気だ。
しかも過疎の村は魅力がないから過疎になっているのであって、日本人の観光客をひきつける魅力はない

 そこで村長が村を維持するための方策として考え着くのが、核のごみ処分場に名乗りを上げ政府から交付金を得ようとすることだ。
核のごみの処分方法はいくつかあるが、現在検討されているのは地層処分といって地下300mの深さに穴を掘り、そこにガラスで固化した核のゴミをさらに金属容器につつみさらに2mあまりのコンクリートで覆って保存し、約1000年間はそのままにしておくという方法である。
理論的にはそれで放射能が外に漏れることはないが、地震などがあってコンクリートが崩れてしまったりしたら大変だから、候補地としては地震が起こらないか起こっても大地震にならない場所が最適となる。

 現在こうした核のごみ処理の候補に応募しているのは主として北海道の過疎の村である。神恵内村(かもえないむら)が今回村議会で村に核のゴミを処分したらどうなるかの文献調査に応ずる決議をした。村長も村議会の意向を受けて調査に協力すると思われる。

文献調査とはとりあえずは今手に入る資料で核ごみ処理施設として適切か否かを検討するのだが、当然のことに反対住民もおり全村挙げての歓迎ではない。

 しかし村長としては他に適切な選択肢がないのだ。
20億円の交付金で村を活性化しさらに就職口も村にできる。若者をとどめる方法はこれしかない
神恵内村は40年ほど前までは約2000名の住民がいたが今は820人でしかも毎年のように減少数は拡大している。近い将来村が消滅しそうな勢いだ。

考えてみれば日本は完全に人口減社会に入り、現在は毎年50万人規模で減少しているが、さらに減少幅は拡大傾向にある。特に過疎の村などは人が存在することがまれで、北海道の過疎村は熊やキタキツネの結界になろうとしている。

クマやキツネにこの村を明け渡す前に何とか村の活性化を図ろう」村を守ろうとする村長の苦悩は深い。

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