(2.10.5) 年をとりたくなければ、子供に勉強を教えることだ!!
信じられないかもしれないが私はこのところすっかり若返ってしまった。
理由は幼児と高校生を相手に日夜奮闘していることと、毎日自転車で3時間程度乗り回しているからだ。
生活そのものは74歳の完全な年金生活で決して裕福ではないが、老人になると金の使い道がほとんどないから、少ない年金でも生活に支障が出ることはほとんどなく日々平穏だ。さらにストレスが発生するような地区のボランティア活動からはすっかり足を洗ったので、人間関係の葛藤からくるストレスからも免れている。いまでは好きなスポーツをして、孫と遊んで高校生に勉強を教えているだけだから若返らないほうがおかしい。
孫は5歳と7歳の孫がしょっちゅう遊びに来るのだが、特に5歳の孫とは馬があって、数時間ままごと遊びをしたり、昆虫採集をしている。かわった石を見つければ石遊びで、幼児はそうした石でも30分程度は楽しく遊ぶから、こちらもそれに付き合っていると時間の流れが緩やかになる。
高校生には勉強を教えているのだが、頼まれればなんでも教えてしまうことにしている。しかしどんな学科でもさび付いた知識を教えられる水準まで回復させるのにはそれなりの努力が必要だ。当初は四苦八苦するがよくしたもので最初の苦労の山を越えればあとは何とでもなることを経験的に知っているので、「ここだけは何とか頑張ろう」と自らにはっぱをかける。
当初はもっぱら数学を教えることが多かったのだが、高校生の鬼門はそれに物理と化学でこうした科目がわからない子供が多い。高校生にとり文科系の学問(英語、国語、日本史、世界史等)は全く分からないことはなく、アバウトであれば理解できるが、理科系の学問はそのアバウトさでの理解では試験の時全く役に立たない。しかしその正確さを理解するまでが大変なのだ。
今は高校3年生2名の受験指導をしているが、最近新たに高校一年生を教えることになった。この子は千葉県でも有数の進学校の生徒で、学校での成績も決して悪くはないのだが、化学(基礎)が他の学科に比べて成績が良くないことを気にしていた。
「化学基礎なんてそんなに難しいことはないはずだが・・・」そう思いながらその学校の学内テストを見せてもらって内容を検討したが、問題の難しさには驚きを通り越してため息が出てしまった。
「そうか有名な進学校の化学の問題は日本のトップ大学にいつでも入学できる水準を目指していたのか・・・・・」
今まで程度の化学の知識ではとても指導などできないことに気が付いて、先日来毎日化学の問題を解きまくっている。
さび付いていた化学の知識が時間とともに蘇りつつあり、こうした取り組みをするたびにうれしいことに私の頭は若返る。
頑張れ、叱咤激励しながら頑張っているが、これは間違いなく有効な若返り法だ。
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