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(2.10.23) 人類衰亡史序説 航空業界 その2 航空業界はいつまで生き続けられるかの我慢比べ!!

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 航空業界はどこの国でも生存が危ぶまれるような青息吐息の状況になっており、政府による支援なしに生き残りは不可能なようだ。
ANAなどは懸命に1兆円余りの資金調達を実施しさらに4000億規模の自己資本の増強策を打ち出したが、それとても向こう1年間程度の資金繰りの手当てであり、それ以降も航空需要が戻らなければJALと同様の政府管理に陥ることは確実だ。
世界のあらゆるメガキャリアはドイツもアメリカも政府資金の注入によって生き延びており、すでにタイやイタリアのフラッグキャリアは倒産し、オーストラリア第二のバージン航空も倒産し、韓国のアシアナ航空は売却先を探し求めている。

 今や国際便は乗客が昨年比10%程度まで落ち込んでしまい、いつまでこの状態が継続するかわからず、わずかに国内便と貨物便の運航で息をつないでいる。コロナ発生以来人々は全くと言っていいほど外国旅行をしなくなってしまった。たとえ自国の感染者がほとんどいなくても、相手国でコロナが蔓延していればどうにもならない。しかもコロナの勢いはますます増大しており、ここにきてヨーロッパでは第二波の感染拡大が発生している。

 こんな状態では大手の航空会社でもかろうじて生き延びている状況で、財政基盤の弱いLCCとなるともはや対処のしようがない。ほとんどがリースによる航空機調達だが、リース契約が存在している限り飛ばない飛行機のためにリース料を支払わなければならず、支出だけが増え続けている。安さが売り物のLCCだったが、そもそも乗客がいなくなってしまえば安さは何のメリットにもならない。
私は日本で離発着しているLCCは全部撤退するものと思っていたが、信じられないことにANAやJALの子会社のLCCは新たな路線開拓に乗り出して、たった二人の乗客を乗せて処女飛行などをおこなっていた。
しかしどう考えても二人程度の乗客では採算に合うはずはなく、運休に陥るのは時間の問題だろう。

 何度も同じことを言って恐縮だが、コロナ後の世界では人々は外国旅行をしない。正確に言えばできないのだがワクチンの開発も今年は間に合うはずはなく、また来年度接種が始まっても全世界的な規模では不可能で、先進国で医療従事者や年寄りにワクチン接種を行うのがやっとだろう。その間も感染拡大は収まることがなく、3~4年はこの状態が続く。
航空会社がそこまで生き残れるか否かは政府の支援によって明暗は分かれるが、結局政府が支援した数社だけが、このコロナ感染の荒波の中で生き続け、支援のない航空会社はすべて倒産するか自然消滅すると思っていたほうがいい。
旅行客の増大に伴ってあれほどもてはやされていたLCC各社も独立系は倒産し、大企業の子会社だけが親会社が生き続けている限り命脈をた持つといった状況になってしまいそうだ。

 

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