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(2.10.20) 人類衰亡史序説 日本その48  東証のシステム障害はバックアップ機をオフにしてたから!!

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 お粗末というより、開いた口がふさがらないというのはこのことだろう。19日に東証の全システムが稼働せず、終日取引ができなかったがその原因はバックアップ機の設定をオフにしていたからだという。「ならオンにすればいいではないか」とだれも気付かず、5年間も放置されていたというのだから「だれがシステムを管理していたの」と聞きたくなる。

 機器を東証に納めた富士通は「バックアップ機の設定はオンでもオフでもよい」とマニュアルに記載していたそうだが、本当にそうかはテストをしてみればたちどころにわかるはずだ。バックアップ機器そのものはアメリカのメーカーのものだというが、それならなおのこと納入の統括責任者の富士通はテストで確認しなければならない。
一方東証は「そうなのよ、富士通が確認したと思っていた」と責任を富士通に転嫁しようとしているが、バックアップ機能のようなシステムの根幹にかかる内容については東証が富士通にそのテストを実施させ、かつ実際の稼働テストにたちあって切り替えがスムーズに行われるか否か確認しなければならない。

 今回のミスは富士通がアメリカの機器の確認テストを怠り(あるいはマニュアルでのチェックで済ませ)、東証は全くバックアップ機能テストを実施する必要性に気づかなかったことにある。
私も長い間システム部門にいたからわかるのだが、このテストほど労力がかかり、手間暇が膨大になる作業はない。他に本番システムを無事に稼働させることに注力すると、動けば「よしやった。万々歳だ」などという気持ちになり、すっかりバックアップ機能のテストのことなど忘れてしまう。

 だから東証のシステム部門としては富士通が故意か単なるミスかはともかく失念したバックアップシステムのテストを絶対にさせなければならない。それがユーザ側が行う必然の作業なのだが、実際は「僕はねえ、富士通さんを絶対に信用しているから、ちゃんとやってよ」などといい加減な言葉で責任を富士通に転嫁して平然としているのがユーザ部のシステム部門なのだ。
実際東証に入社した職員はシステム対応をするとは思っておらず、システム部門に配属されようものなら、「俺の未来はなくなった」などと悲憤慷慨するのが普通だ。
そしてシステムの研究など全くせず、メーカー任せにして「僕はメーカーさんを全面的に信頼しているからね」などと自分の無能を糊塗して数年のシステム部門暮らしをやり過ごそうとする。

 今回のミスなどはただ確認テストをすれば一発で分かった内容で機器そのものは順調に動いていたのだから、東証の無能さと富士通の不手際が重なった、何ともお粗末この上ないトラブルだったといえる。
金融庁は業務改善命令を出す意向だが、これほど無能な東証の役員や担当者を黙って見過ごしてはならないし、富士通にも相応の責任がある。
しかし絶対的な責任は自からの仕事をさぼって、確認テストをさせてこなかった東証にあり、世界的に恥をかき日本のシステムの無能性を実証した責任は取ってもらわなければならず、役員などは即刻辞任すべき内容だ。

 

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