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(2.10.2) 人類衰亡史序説 日本 その44 世界の物笑いになったデジタル後進国日本 東証システム終日動かず

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 10月1日の東証の終日取引停止には驚いたが、スイスIMDが公表した世界デジタルランキングで日本が27位という評価の妥当性に思わず天を仰いだ。日本のデジタル技術は韓国(8位)や台湾(11位)や中国(16位)より低く、北ヨーロッパの小国エストニア(21位)より低いといわれていたが、それは紛れもない事実としてだれの目にも明らかになってしまった

 今回のシステムトラブルでは信じられないような初歩的ミスが発生している。当初(7時4分)共有記憶装置のトラブルが発生したのだが、こうした時に当然機能すべきバックアップシステムが機能しなかった。すべてのシステムは二重にできており正のシステムに障害が発生した場合は自動的に副のシステムに切り替わるのだが、それが切り替わらなかったという。
これは全くの失態で、それでは何のためにバックアップシステムがあるのかわからない。
いやわが社にはバックアップシステムがあり、絶対に安心ですが、問題なのは切り替えができないことです」

 私もシステム経験が長かったから知っているのだが、バックアップに切り替えるためには日常的に切り替えが可能かテストをしなければならない。私が勤務してきた金融機関では年に一回この切り替え訓練を行っていたが、本当はこれでは足りない。できれば月に一回程度切り替え訓練をすれば完璧なのだが、東証システムではこの訓練を行わなかったか、しても私が勤務していた銀行と同程度の訓練だったのだろう。
なぜ切り替え訓練が必要かといえばシステムは常に修正が入りバックアップシステムにも当然その修正が反映していなければいけないのだが、しばしばバックアップシステムの修正がなおざりになることが多いからだ。
正システムのメンテだって大変なのにバックアップのことなんかかまっていられるか。1998年以来大きな問題はなかったじゃないか。バックアップシステムなどいい加減に対応しておけ

 実際システム担当部署の仕事は激務でほとんど奴隷労働のようなものだから、バックアップシステムの面倒なんて見ていられないと思っている。しかしここからが大事なのだが、それでも経営は絶対にそうした担当部署のわがままを許してはいけないので、何が何でも稼働テストは頻繁に実施っさせなければならない。なぜならいざというときにこのバックアップシステムがなんの役目も果たせないからだ。
おそらく宮原幸一郎氏をはじめとする経営陣はそうしたテストを強要することがなかったのだろう。
そして今回の大惨事になってしまった。
どうしてバックアップシステムが稼働しないんだ。君たちに日ごろからシステムの管理を任せてきたろう。責任をもってしてくれなくちゃだめじゃないか」などといっても後の祭りだ。

 日本の経営陣で本当の意味でリスク管理ができる人はほとんどいない。簡単に言えばシステムは担当者任せで、自分は営業にいそしんでいることにしている。こうしたシステムへの無知が日本のデジタル技術を後退に次ぐ後退させ、今では世界の笑いものにっている。
まことに悲しむべき現実と言っていい。

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