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(2.9.11) 人類衰亡史序説 イギリス その 3 うるさい、こうなりゃ合意なき離脱だ!!ブレグジットの末路

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 またまたイギリスがEU 離脱ブレグジット)で駄々をこねだし、再び合意なき離脱が現実化しつつある。
昨年10月にやっとのことでEUとの離脱協定がまとまり、それに基づいて詳細の詰めを行ってきたが、ここにきて再び離脱協定破りをしようとしている。
問題になっているのは主として北アイルランドの扱いで、離脱協定ではここを一種の中立地帯とし、形式的に国境を認めるが実質的には従来のままの取り扱いをすることになっていた。

 北アイルランドはイギリスにとって特別な場所で、簡単に言えば植民地でありそれも最後の植民地といっていいような場所だ。
北アイルランド紛争は何年にもわたって繰り広げられたが、1998年にようやく和平合意がなされ、北アイルランド人はイギリス国籍、アイルランド国籍、その両方の国籍のうち好きな国籍を選べることにした。
さらにその後イギリスがEUに加盟したことでイギリスも北アイルランドもEU 国民となって問題が氷解することになった。

 ところがイギリスがEUからの離脱を決定すると、再びこの北アイルランドの古くて解決困難な問題が火を噴き始めた。離脱協定では北アイルランドは中立地帯として人も物の行き来も、アイルランドの間では自由ということになっていたはずだが、ここにきてジョンソン首相が約束を反故にする国内法を制定しようとしている。
EUから離脱すればイギリスはイギリスだ。当然アイルランドとの国境は必要だし人も物も税関でチェックされる」

 この突然のジョンソン首相の裏切りにEU は激怒しているがジョンソン首相は一歩も引こうとしない。
イギリスはイギリスだから税関検査はイギリスの国内問題だ」。
一般的にはその通りなのだが、1998年の和平合意ではここは中立地帯ということになり、ここに住んででいる人々の多くはアイルランド国籍を持っている。アイルランド政府から見たらここはアイルランドであり、人も物も自由に行ききできる場所との認識だ。イギリスとEUとの離脱合意もこのアイルランド政府の意向で国境は実質的にないこととなるはずだった。

 ジョンソン首相は言う。
考えても見てくれ。そんなことができるはずがないじゃないか。国境を自由にすればそこからシリアやアフガニスタンの難民が大挙して押し寄せる。イスラム過激派だってまだうごめいているのだから、国内が大混乱になる。またアイルランド経由の物流は無関税で、その他のイギリスの港への物流は関税がかかる。そうなればすべての物流がアイルランド経由になってしまうじゃないか。国境は絶対必要だ」

 ブレグジットの最大の懸念材料は北アイルランドだということを無視して離脱を図ることにしたが、この問題はどのように決めても問題が残る。ジョンソン首相は解決をあきらめ、合意なき離脱を再び選んだようだ。

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