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(2.9.20) 人類衰亡史序説 台湾 その3  台湾の地位向上と中国の没落

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 ここにきて台湾の世界政治での地位の上昇と、反対に中国の下降が鮮明になってきた。
8月には米厚生長官が台湾を訪問したが、今回はブラッグ国務次官が李登輝元総統の告別式に参列し、祭英文総統が主催した夕食会に参列した。
中国はいつものように「台湾は中国の領土であり、台湾と直接交渉する国はすべて敵対国とみなす」と声を荒げて叫んでいるがアメリカは一向に気にするそぶりを見せない。
ならばと中国は台湾海峡で中国軍東部戦区所属の戦闘機と爆撃機16機を動員して戦闘訓練を実施し、台湾の防空識別圏の内部に侵入したが、ポンペイオ国務長官は「脅しは何の役にも立っていない」と軽くいなしている。

 また告別式に参列した森元総理が「菅総理が祭英文総統と電話会談をしたい」と祭英文氏にいったという報道が流れて、さっそく中国がその真意をただしてきたが、こちらは「そのようなことは全くない」と日本らしく腰の引けた回答をしている。
しかし「折を見て会談する」程度の話はした可能性が高く、中国のテンションは上がりっぱなしだ。

 今や中国は四面楚歌の状態になりつつあり、アメリカとの間は完全にデカップリング状況だし、EUとはチェコの訪問団について中国が脅したため、EUからは「外交的にあり得ない脅しをしている」と拒絶反応が現れている。
印度とはラダック地方で一触即発の状態だし、オーストラリアとは過去最悪の非難合戦になっており、中国の応援団はアフリカの一部諸国とカンボジアぐらいになりつつある。

 しばらく前までは一帯一路と称して投資の大盤振る舞いをしていたが、ついに資金が枯渇してしまい今では金の切れ目が縁の切れ目になってしまった。しばらく前まではドイツと中国は蜜月状態だったが、ドイツの誇る自動車産業や機械産業を中国が追い越しつつあり、ドイツにとって中国はライバル国家になってきた。そうなれば人権問題で見てみぬふりをする必要もなく、メルケル首相も中国に対し冷たい目を向け始めている。

 日本では岸防衛相が誕生したが岸氏は台湾との友好団体日華議員懇談会の幹事長であり、明白に台湾擁護派の防衛相ということでこれは日本が中国に示した明確なメッセセージだ。
尖閣諸島に関して日本は一歩も引かない」ということで、中国のイライラは募り、一方台湾は台湾派の防衛相ということで大はしゃぎをしている。

 潮目は完全に中国排除に傾き、こうした中で相変わらず鵺的対応をしている韓国の立ち位置はますます難しくなっていく。菅総理は安倍前総理の外交を踏襲して日米関係を最も重要な二国間関係と位置付けており、日本はアメリカ組の重要なパートナーであり続けるので、この韓国の鵺的態度は韓国にとって致命傷になる可能性が高い。
落ち目の中国と心中をするか、アメリカ組としてふるまうかで韓国の明日は決まるといっていい。

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