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(2.8.5) 人類衰亡史序説 日本その30    日本をファイブアイに参加させろ!!

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 ファイブアイに日本を参加させようとの構想がイギリスを中心に取りざたされており、ブレア元首相が日本の参加を促す発言をしている。ファイブアイとはもともとはアメリカとイギリスのスパイ網の相互協定で第二次世界大戦中にドイツと日本を対象に情報共有を図った組織である。詳細は明白でないがドイツの暗号機械のエグニマの解読をしたり、日本海軍の暗号電文の解読をした実績があるという。
戦後はソビエトロシアを標的にこの二か国にカナダ、オーストラリア、ニュージランドを加えてファイブアイとした。
使用したコンピュータシステムをエシュロンと呼び、世界の通信回線を通過する電文をサーバーに落とし、その解読をしている。

 現在このファイブアイの通信傍受システムが中国のファーウェイに追い上げられつつあり、特に5Gの世界では通信サーバーはファーウェイが世界を席巻するところまで来た。この状況に危機感を感じたトランプ政権が通信ネットワークからファーウェイを追い出し中国の盗聴システムを弱体化させる努力をしているが、その最大の理由はファーウェイの妨害でエシュロンが機能しなくなることである。
今までは西側のサーバーによるネットワークが世界の通信ネットワークだったので安心していたが、それが中国製になれば情報収集合戦で西側は中国の後塵をはいする。

 まずファーウェイを潰し、さらに西側陣営の結束を強化するために日本をファイブアイに含めてシックスアイにしようとの構想だが、ソビエトロシアに代わって共産党中国がアメリカの主敵になれば、戦線はかつてのヨーロッパではなく極東であり、中国に敵対する最も信頼できる友好国は日本ということになる。
日本のイージスシステムは北朝鮮と中国のミサイルを常時監視し、海上保安庁の船舶が尖閣諸島流域に出没する中国海南警備艇を追尾しており、さらに太平洋に進出する中国軍を阻止する砦になるのは日本しかない。

 現在中国のサイバー部隊の暗躍によってアメリカの国防情報やIT企業の秘密情報が筒抜けになっているが、同じく中国のサイバー部隊の餌食に日本の先端企業がさらされている。アメリカと日本は中国のサイバー攻撃に共同で対処する必要があり、アメリカとしても日本がこのファイブアイに参加することにメリットを見出している。
ITの世界では中国サイバー部隊は世界最高水準で、CIAもMI6も顔色なしというところだが、このまま世界の情報を中国に一人占めさせれば世界史は中国によって塗り替えられてしまう。

 ちょうど宇宙開発で先にソビエトが人工衛星打ち上げに成功し、ソビエトの宇宙飛行士が「地球は青かった」とか「私はカモメ」と言って有頂天になっていた状況と同じだ。その後アメリカは宇宙開発競争で懸命にソビエトに追いついたが、現在のIT競争では中国サイバー部隊の餌食になりっぱなしであり、このままでは自由世界の敗戦は濃厚だ。自由主義世界は何としても巻き返しを図らなければ共産党独裁社会が世界のモデルになってしまう。
日本をファイブアイに参加させ情報力の強化を図ろうというのがブレア元首相の真意だろう。

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