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(2.7.27) 人類衰亡史序説 航空業界その2 そして国際便が消えてしまった!!

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 かつて男の子の将来の夢を聞くと「僕、パイロットになるんだ」という答えが多く聞かれた。子供にとっての憧れの職業だったが、世界中に行けて大空を鳥のように飛び、そして高給なのが何より魅力的だったからだろう。
実際私の妹の旦那はANAのパイロットだったが、銀行員だった私よりはるかに高給取りで、「俺もパイロットになればよかった」としみじみ思ったものだ。

 だがコロナ感染症が全世界に蔓延したことから、人々は外に出歩かなくなり、ましてや外国に行く人はほとんど皆無になってしまった。人が移動しなければ航空機を飛ばすわけにはいかず、パイロットを含む乗務員の仕事がなくなってしまった。
当初はコロナ騒ぎはすぐに収束するものと楽観視していたが、反対に感染者数も死亡者数も激増し、ワクチンの開発は本年度いっぱいは絶望視されているため、いまだ飛行機に搭乗する人は国内便に限られ、国際便はほとんど全滅の状況が続いている。

 世界のメギャキャリアは赤字経営に陥り、ルフトハンザエールフランスKLMは政府からの補助金を約1兆円規模で注入されることになり、またタイ国際航空やアエロメヒコやブラジルのLATAN航空グループは倒産してしまった。イタリアのアリタリア航空はコロナ以前から経営が行き詰っていたが、イタリア政府が国有化に乗り出し、経営規模を4分の1に縮小して再出発することになった。
隣の韓国ではアシアナ航空とLCCのイースター航空が売却に出されたが、交渉するたびに買値が下がるため売り手はふてくされて交渉が決裂してしまった。

 ことの本質は「一体いつになったら旅客が戻るのか」ということだが、ワクチンが普及してPCR検査も厳重に行われるまで不可能で、来年度は先進国の一部でワクチンの接種が行われても、世界的規模でのワクチンの接種は絶望的だから、国際便は一部運行が再開されるといったレベルにとどまるだろう。
そして問題なのは航空業界全体として大幅な人員整理が実施されることで、世界中からパイロットと客室乗務員と整備士等が消えてしまうことだ。

 今回のコロナ騒ぎの教訓はバーチャルな世界で仕事も旅行も勉強もするようになるということで、ビジネス客は海外に直接出向くよりバーチャルな空間で互いに業務をしてしまい、あえて現地に出張することは激減するし、観光もバーチャルリアリティで十分という時代に突入したといえる。留学生などはあえて現地校にいかずにネットワークで自宅で勉強すればいいわけで、これでは国際便の旅行客は将来的にも望むことができない。
外国のお土産もアマゾンで頼めばいいわけで、人があえて現地に赴く必要性が激減しつつある。

 信じられないような変化だが、これだけネットワークが発達し5Gの世界に入れば、ほとんどすべての仕事や旅行や勉学も自宅にいてすべて済んでしまうのだから、あえて航空機に乗る人は一部の趣味人だけになり、航空機だけでなく新幹線も高速道路もガラガラになってしまいそうだ。日本では旅行業界のためにGoToキャンペインを実施中だが、首都圏人は除外されてこれも不発に終わりそうだ。

 何度も同じことを言って恐縮だが、世界は急速に自己に閉じこもり居住地から移動しなくなりそして経済はそれに応じて縮小する。世界がGDPで浮かれていた時代の終焉である。

 

 

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