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(2.7.30) 人類衰亡史序説  コロナ その4  夏場が過ぎれば地獄が始まる!!



 私は毎日ジョンズ・ホプキンス大学の国別感染者数・死者数の推移を見ているのだが、ここにきて明らかに従来とは異なる傾向が見えだした。
冬場がすぎてからはアメリカを除いて北半球は感染者数も死亡者数も減少していたのだが、7月に入り感染者数が激増し始めた。
日本が典型的で4月の第一波の時は患者数が一日当たり500人から700人の間だったが、ここにきて一挙に1000人を越え、7月29日の患者数は1253人になってしまった。この傾向はどこの国でも同じような経過をたどっており、ようやく抑え込んだはずのコロナ感染者数がヨーロッパでも中東でも激増し始めた。

注)アメリカが例外なのは大統領がコロナ対策に熱心でなく、対策はもっぱら州知事の権限で行われ、全国一律の対応がとれていないため。同じことはブラジルにも言える。

 理由は明白でどこの国でも都市封鎖を解除し、感染症対策から経済再建に舵を切ったからで、特にエネルギーを持て余していた若者が舞い上がってしまった。どこのパブでもレストランでもまた公園でも若者が集まってマスクもせずソーシャルディスタンスも無視して騒ぎまわっているため、今度は若者を中心に感染者が激増している。

 しかしそうしても死者の数は多くない。日本でも0から5人以下の日々が続いており、一時の30人前後の死者は出ていない。これも北半球共通で夏場は空気が湿っておりウイルスの活動が抑制されているためか、かかってもほとんどが軽症で人によっては自分がウイルスに感染したことを全く認識していない。
私は従来夏場はウイルスに感染しないと思っていたが、PCR検査を実施して調べてみると感染者数はさして季節性を持たないが一方で重症者と死者は夏場は激減することがわかってきた。
夏場は重症者も死者がほとんど出ないためウイルスの感染は収まったと思っていただけだったようだ。

 だがこのことは非常に大きな警鐘を我々にならしている。このまま冬に突入すれば一気に重傷者と死者が激増し、病院では医療崩壊が起こり、特に老人患者は呼吸器を外され、ばたばたと死亡することが想定される。イタリアやスペインやニューヨークで起こった命の価値の選択である。

 現在世界各地でワクチンの開発が急がれており、特にイギリスのオックスフォード大学が開発したワクチンは非常に有望とみられているが、このワクチンが市場に出回って一般人まで利用できるようになるには来年いっぱいかかるだろう。
日本ではとてもワクチン開発がこの冬場は間に合いそうもないので、このままいくと第一波と同様かそれ以上に死者が発生しそうだ。

 世界銀行等の国際機関は来年度は劇的な経済回復を予測しているが、それは期待薄だ。ワクチンがいきわたり治療法が確立されるまではこのコロナウイルスの猛威は世界を席巻する。一部の国で抑えても世界貿易や海外旅行は相手国がコロナに感染していればどうにもならない。
中国のように国家統計局が作文で経済のV字回復を大々的に騒ぎ立てても、実質経済ははるかに下回ったままだから世界経済の停滞が続く。

 北半球にとってはこの夏場だけがひと時の安息日だが、冬になれば再び地獄を見ることになるのだろう


 

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