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(2.7.29)  人類衰亡史序説 金 その1 最後はやはり金なのか?

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 ここにきて空前の金ブームに世界がわいている。前回のブームは2011年の欧州金融危機の時の金ブームだったが、今回はコロナ感染症による世界経済の失速が金ブームに拍車をかけている。
1トロイオンス2000ドルが目前だと投機筋ははしゃぎまわっており連日の高値に沸いている。実体経済の失速が明確になり特にアメリカにおいてはコロナ感染症が全く収まる気配を見せず、一部州では再びロックダウンを実施せざる得なくなっているためだ。

 金価格と米ドルはトレードオフの関係があり、米ドルがドル高に振れると一斉に資金はドルに流れ、反対にドル安に振れれば投機筋は最も安全な資産とされる金の購入に資金を集中させる。
しかも資金は世界中に有り余っており、アメリカや日本はコロナ対策として200兆円規模の財政出動を行い、EUも100兆円規模の財政出動を行っている。
財政出動というと聞こえはいいが、実際は各国政府とも全く資金が枯渇しており、赤字国債を発行して資金調達をするのだが、赤字国債とは簡単に言えば通貨の印刷に過ぎない。

 アメリカ、日本、EU、それに中国といった主要国が惜しげもなく赤字国債を発行するもので、すっかり通貨の信認が落ちてしまった。これによって経済が拡大し増刷した通貨を吸収してくれればいいのだが、実際はその反対で主要国の経済は本年度は5%~10%の間のマイナスになることが確実視されている(中国の場合は何度も言うが国家統計局が鉛筆をなめて数字を操作しているのでマイナスであることに変わりがない)。
来年については経済は急回復することになっているが、こうしたシナリオを描くことはかなり難しい。
ワクチン開発が十分でなく、相互に不信感がある中で人の移動も貿易もそして国内消費も滞り、来年もマイナス成長になる可能性のほうが高い。

 ドルが傾向的にドル安に進めば投機筋の最後のアンカーは金になってしまい、資金が金に殺到するので金価格の上昇はしばらく収まりそうもない。今や世界は有り余った資金をどこに集中するかというゲームに明け暮れており、相対的にまともな財に資金は殺到する。
世界経済の失速による金ブームだが、各国政府が資金を引き揚げ始めれば金ブームは終息する。しかし当面はそうした資金の圧縮はありえそうもないので、余った資金が金に殺到するのはやむえない。

 

 

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