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(2.6.28)  人類衰亡史序説 アメリカ その14    コロナ感染症の拡大が止まらない

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 北半球は夏になりヨーロッパやアジアでは感染者数も死亡者数も減少してきたが、北半球にあるアメリカは信じられないことに感染者数が増大しロスアンジェルスやアリゾナやテキサス、フロリダといった各州がひところのニューヨーク州のような様相を呈し始めた。
そしてこれから冬を迎えるブラジルではアメリカと競争するように感染者数と死亡者数が増えている。
ジョンズ・ホプキンス大学の統計によれば、世界の感染者数がますます増加している国はアメリカとブラジルで、この二か国で世界の感染者数と死亡者数の約4割を占めている。今やコロナ問題とはアメリカとブラジルの問題に収斂しつつある。

 この二か国の特色は大統領がともにコロナを軽視して「インフルエンザとさして変わりがない」と豪語し、さらにマスクをつけず、つけないことがコロナに打ち勝つシンボルになっている。そして経済を優先して経済再開を急がせているのも同様だ。
ヨーロッパや日本では三密を避け、マスクをつけることを忘れないが、アメリカのトランプ支持者とブラジルのボルソナロ支持者はマスクをつけず3蜜を避けようとしない。
ワクチンもなく治療法もない状態でこうした態度はなにか中世ヨーロッパの死の舞踏のような様相を呈してきた。

 世界から見れば実に愚かしい対応で、ヨーロッパやアジア各国は経済が再開され航空機を飛ばせるようになっても、アメリカとブラジルには航空機を飛ばすことができない。
現在は完全に閉じた経済は不可能でアメリカといえど鎖国経済は無理だが、今の状態は鎖国体制を引いたも同然の状況で、「アメリカとブラジルは黒死病が流行っているので近づいてはいけない」というような雰囲気だ。

 今回のコロナについていえば世界的な規模で抑えない限り蔓延は防げないが、アメリカとブラジルが感染拡大に無頓着でいる以上、コロナの感染リスクは今後とも数年は継続しそうだ。

世界中がアメリカとブラジルを避けるということで、これでは世界経済が急速に収縮する。

1929年に始まる世界大恐慌に匹敵する被害を世界経済にもたらし、世界中に失業者があふれかえるだろう。

中国などは例によって国家統計局の尻をたたいてV字回復を演出しようとしているが、国際貿易が日に日に減少していく状況下で、いくら統計数字をいじくっても無駄というものだ。

 コロナショックは一世紀に一度起こるか起こらないかのリセッションであり、この状況を克服する処方箋は通貨の大膨張以外には考えられない。しかし人の移動も貨物の移動も制限された中で通貨だけを膨張させる手段が果たして効果があるのか疑問だ。

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