(2.6.11) 日本 その21 日本人はなぜコロナで重症化しない????
現在のコロナ感染において世界中の感染症学者を悩ましている問題がある。なぜ日本人の感染者数は少なく、さらに重症化して死亡する人数が少ないのかという疑問である。何しろ日本ではPCR検査が極端に少なく、OECD36か国中35位で、1000人に対し検査を実施した人数は、最高のフィンランドが135人、イタリアが30人、ドイツ22人、スペイン22人に対し、日本はたった2人だ(6月6日現在)。
さらに日本人は世界最高の長寿国で老人だらけなのに、イタリアのように次々に老人が死亡することもない。
麻生副総理は「各国からなぜ日本の死亡者は少ないのかと聞かれて、民度が違うからだと答えた」と国会で述べていたが、果たして民度がその要因だろうか。
私は何度もこのブログで述べてきたが、死亡者の特色は老人で基礎疾患(高血圧、糖尿病、肺疾患等)がありそして肥満体だといってきた。
ヨーロッパやアメリカに行くと老人はみな丸々と太っており、前から見ると男性は正方形、女性は鈍角三角形に見える。
肥満度を表す指標はBMIでこの値が25以上を肥満というのだが、15歳以上の平均でアメリカ71%、英国64%、韓国33%、日本が25%がBMI25を越えている。
これは15歳以上の値だから、老人に限ればアメリカ人や英国人はみなビヤダルのような肥満と思っていい。
日本人だけでなくアジア人の死亡率は一般にかなり低くインドネシア、韓国、インド、台湾などすべて日本の死亡率より低い。そしてアジア人に肥満はほとんどいないのは食生活の慣習が大きい。
日本では老人になると脂っこい食事を避けてもっぱら淡白な食材しか食べないが、こうした習慣はアジア人一般にも言えて間違ってもハンバーガーのようなジャンクフードをほうばる人はまれだ。
さらになぜ肥満体がコロナに弱いかといえば、コロナウイルスは肺に侵入し肺胞を痛めつけるのだが、そうなると呼吸困難に陥る。その時肥満体とスリム体との違いは、肥満体では多くの酸素を要求するのに対し、スリム体では少ない酸素でも生き続けられる。
コロナに対する治療法は全くないのだから、懸命に呼吸をしてあとは自己の免疫力にすべてを託す以外にない。
イタリアでは医療崩壊が起こり、酸素吸入器が足らなくなり老人から吸入器を外して若者に優先的に吸入器をセットした。アメリカのニューヨークでも同様のことが起こり、そうなると老人で肥満体の人は生きることが不可能になる。
PCR検査がほとんどしていないような水準でかつ世界最高の長寿国で、それでも死亡率が低いのは、日本食が体形をスリムにしその結果医療崩壊が起こらなかったのだからといえる。日本食こそコロナに打ち勝つ最善のレシピでこれこそが麻生副総理のいう世界に誇れる民度なのではないかと山崎所長はいっていた。
コロナは世界に日本人の体形の優位性を知らしめたともいえる。
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コメント
PCR検査も精度が低く何割かは偽陰性が出てしまうので検査しても意味がないです。
治療法もないのだから自覚症状がある人だけ隔離して自己治癒力に任せるのが一番です。
ちょうどホテルに空室が多く運営が厳しいのだから活用するのが一番です。
重病者はPCR検査しなくてもCRTで肺が真っ黒になっているのでわかります。
PCR検査にこだわった国はコロナ対策に失敗しましたし。
投稿: いか | 2020年6月13日 (土) 12時51分