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(2.5.23)  人類衰亡史序説 日本 その19  オンライン授業

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 外出制限が出されてからほぼ2か月、学校は閉まったままだ。当初は1か月程度の自粛で学校は再開されると思っていたが、なかなか再開されない。やむなく学校では手探りでオンライン授業を始めたが、もともとオンラインなど想定していなかったため大混乱になっている。
私が教えていた高校生の一人は私立高校に通っていたが入学時に学校からタブレット端末を渡され、学校との連絡はすべてタブレット端末で行われていた。試験結果なども端末に送付されるので、紙での連絡は一切なかった。

 もう一人の別の私立高校の生徒はタブレット端末はなくスマートフォンに自習用の教材が送られてきてそれを印刷し、できた回答をスマートフォンの写真機能を使って返送していた。
一方これは県立高校の生徒だが、連絡方法はすべて紙であり、緊急連絡だけがスマートフォンで送られている。こちらのほうは自習教材なるものが紙で送られそれを期日までに返送しなければならない仕組みだった。

 概して私立高校のほうがインターネットの利用に積極的であり、今一歩でオンライン授業が可能なところまで来ているが、県立高校は全く対応がされておらず、相変わらず紙ベースの情報のやり取りでオンライン授業など夢のまた夢といった状況にある。
先日テレビを見ていたら韓国の小学低学年がオンライン授業になったのだが、端末の立ち上げで四苦八苦して親が全面的に端末操作をサポートしなければならず「これでは親の授業ではないか」と愚痴っていたのには笑ってしまった。

 実際システムを利用するためには環境整備が必要だが、してみるとなかなか手ごわい。通常はまずオンライン授業用のソフトをダウンロードするのだが、パソコンでダウンロードしてそれを立ち上げるにはちょっとしたセンスがいる。
ダウンロードはしましたが画面が立ち上がりません、どうしたら立ち上がるのですか」などと相談が殺到する。
さらに回線環境が光回線でないと情報のやり取りをスムーズにできず、操作するたびに回線ダウンになってしまったりして、いらいらすることこの上ない。

 一般にスムーズなオンライン授業をするためにはパソコンの能力と回線スピードを統一しておく必要があるが、今回のように突如オンライン授業が始まると、第一パソコンすら家になく、また回線を新たに引くにはそれなりの日数が必要で、かつ回線が開通したかのテストまでしなければならないから、小学生の親は急ごしらえのシステムマンになってしまう。
親はたいていの場合家で家庭の仕事があり、子供のシステム環境整備にばかり時間が取れないからそれこそパニックに陥るのが普通だ。

 私は引退して早13年たつが、現役のころよくテレビ会議を行っていた。このテレビ会議用のシステムを立ち上げるのにちょっとした訓練が必要で、たいていの場合は若手の職員をその担当にしていたが、たまたまその職員がいないと大騒ぎになってしまった。私が自分で操作してみるのだが、相手の顔が写っても自分の顔をうつすことができなかったり、音声が入らなかったり、時間が過ぎても会議が始まらずひたすらヒア汗が流れたものだ。
システムが常に完全に稼働させるためには日ごろの操作訓練とネット環境の整備が必要で、突然オンライン授業といわれてもほとんどの人が当惑する。

 だから現実はインターネットと紙のハイブリットにならざるを得ず、第一教える先生もオンライン環境を十分理解していない人が多くひたすらコロナによる休校を恨むことになる。
だが今回のテレスタディともいえる狂想曲は今まで意図的にさぼってきたインターネットの利用を強制的にさせられているようなもので、コロナ騒ぎの副産物として一気にテレスタディが普及する契機になりそうだ。

 世の中では三密が避けられ人の集まる場所への集合は慎む様に指導されているので、仕事ではテレワークが推奨され、買い物もアマゾンのようなインターネットでの購入になり、医者さえインターネット診療が解禁になった。

今まではフェイスTOフェイスが日本では基本だったが、今後は人と会わずできるだけインターネットを利用した生活方式が基本になりそうだ。


 世間ではこのコロナ騒ぎが収まればまた元に戻ると考えている人も多いだろうが、コロナが収束するにはワクチンと治療法が確立し、しかも後進国にもそれがいきわたらないとだめだから3年程度の年月はかかりそうだ。
飛行機など日本が収まっても相手国でコロナが蔓延していたら飛ばしようもなく、クルーズ船などもいつ感染が発生するかもしれず、相変わらず国は閉じたままで、人との交わりはインターネットという時代が相当続くと思わなくてはならない。そのうち人々はこのネット環境に慣れてしまい、学校なども一度も登校することなく卒業してしまう時代がそこまで来ている。

 新しい生活という言葉が為政者より何回も聞かされるが、実際そうしなければ生きていけない時代になってきた。


 

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