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(2.5.12)  人類衰亡史序説 世界経済 その 3   もはや待てない!!

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 世界各国が経済再開に舵を切っている。もはやこれ以上のロックダウンは限界なのだ。アメリカは300兆円。日本とドイツは100兆円、その他の国も体力に応じて特別予算を組んだが、それでも予算は足らなくなりつつある。第一四半期のGDPの落ち込みは平均して▲5%程度で、このままいけば第二四半期(4月から6月)は▲30%に及びそうだ。
▲30%などという急激な落ち込みは大恐慌の時以来世界は経験していない。
コロナで死ぬのも餓死して死ぬのも同じではないか!!」世界中で特に貧しい人々が声を上げ始め一部では暴動になっている。
ロックダウン政策は限界に突き当たった。

 世界で経済の再開の口火を切ったのは中国で、それに韓国や台湾やベトナムが続いている。中国は多くのデータを隠ぺいしているが、それでも中国共産党の誇る監視システムで感染者を抑え込むことに成功した。他国がいまだ経済再開していないときにマスクや防御服や呼吸器やその他医療用品を大量生産して他国に高く売りつけようというのだから、中国の商魂はたくましい。
世界中にウイルスをばらまき、他国がマスク等の品うすに陥いったところで、中国経済だけが急回復するというシナリオを描いている。

 確かにイタリアをはじめアフリカやその他多くのパンデミックに襲われた国は、中国の医療品に頼らなければ国内の感染を防ぐことはできないが、「それに対し中国に感謝しろ!!」と声高に中国が要求するのはどうかと思う。
もともとコロナウイルスの発生は中国武漢であり、中国の当初の発表では武漢の市場が発生源だということになっていた。
それがいつの間にかアメリカが中国に持ち込んだウイルスが原因だと、世界に向けてプロパガンダを始めたのだがさすがにこれにはアメリカが大反発した。
発生源は武漢にあるウイルス研究所で、故意か過失によってコロナウイルスが拡散した」

 さらに中国は経済再開が軌道に乗りV字回復していると国営放送はそうした映像を毎日のように流している。実際は職場は次々と失われ、新規大卒者の半分は就職できず、中小企業はバタバタと倒産しているのだが、中国共産党の息のかかった国営企業は習近平氏の掛け声に合わせて鉄鋼や石油化学製品の大増産に取り掛かっている。
中国共産党の経済学では生産すれば即GDP に計測されそれが販売できるか否かはGDPとは無関係だ。売れなくて不良在庫になっても減損処理はされないから、「我が国はいち早くコロナから立ち直った」ということになる。

 しかし今度ばかりはそうしたプロパガンダの効力は効き目がないだろう。中国以外の国が▲30%のGDPの落ち込みの時に、いくら中国が生産を増やしても販売先がない。
輸出はさっぱりで港には不良在庫が積み上がり、それでも中国国家統計局がGDPのV字回復を演出する。一部欧米メディアはそれではしゃぐが実際の経済は停滞したままだから、「中国の驚異的な経済回復にもかかわらず、なぜか中国を含め世界経済は停滞したままだ」ということになる。

 独裁国家は戦争に強いのは第二次世界大戦でスターリンやヒットラーが実証して見せたが、今回のコロナ戦争においても独裁者習近平が手腕を発揮した。しかしだからと言って中国を尊敬し仰ぎ見る国や地域は存在しない。

 

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