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(2.5.31)  人類衰亡史序説 アメリカ その10   WHOを離脱

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 トランプ大統領WHO(世界保健機構)からのアメリカの離脱を正式に表明した。以前から「WHOの改革がなければ離脱する」と言っていたが、当然のことにWHOは何の反応も示さなかった。アメリカの要求がテドロス事務局長の更迭と中国のWHO支配の停止だったからである。
それに今やWHOは毎日のように会見を開いてはコロナ対策の真っ最中なのにとても改革などできない。

テドロス事務局長が辞任することがあっても中国のWHO支配を終わらせることは不可能で、だれが事務局長になっても中国の息のかかった人物が選出される。


 中国の国連支配は実に巧妙にかつ確実に達成されつつある。国連の16ある専門機関のうち4つがすでに中国人の事務局長になり、7つで次長に就任している。国連分担金がアメリカ22%、中国12%、日本8%なのに対しその国連での影響力は絶大だ。特に世界を震撼させたのは世界知的所有権機関の事務局長に立候補し、もう少しで当選しそうになったことだ。この本部を上海に設置すると表明していたため世界の先進国が震え上がった。
中国が知的財産権を中国の思いのままに支配しようとしている」やっとのことで事務局長の席をシンガポール人に与えた。

 アメリカはもはや国連を全く信用しておらず、機会があれば脱退しようとしているがそれに対し中国は分担金割合を増加し、また国連が一国一票主義なのを利用してアフリカや太平洋の弱小国に援助を行い、「もし中国に票を入れないならば援助を凍結する」と脅している。
かつて日本が世界第二のGDPを誇り、世界のODAのトップだったころ日本はこうした脅しを全くしなかった。もししていればユネスコや国連人権委員会が時の事務総長のハンギブン氏の言いなりになって、日本を貶めるために狂奔する組織になることを阻止できたのにととても残念に思う。

 そのユネスコと国連人権委員会からアメリカは早々と離脱し、日本のように「韓国と中国の餌食」になるような愚策を回避したが、今度はWHOからの離脱で中国支配の腐敗した組織から離脱した。
WHOのテドロス事務局長が中国のポチなのは明白で、台湾が昨年の12月に「中国武漢で奇病が発生しているとの報告を握りつぶした。
台湾をWHOから追い出したのは中国で、その報告などとても聞けないということだが、おかげで世界的なパンデミックを許してしまった。
また中国武漢でコロナの発生が急拡大していた1月末には「今のところ中国一国で発生しており中国政府の努力により抑えられる可能性が高いためパンデミック宣言はしない」としたが、このため中国人の旅行客が世界各国でコロナウイルスを拡散させてしまった。
なぜこのときパンデミック宣言をしなかったかについては諸説あるが、中国から待ったをかけられていたというのが最も真実に近いだろう。

 中国支配の国連機関はすべて中国の言いなりになるのだが、中国が最も開かれた民主主義国家ならばそれでも我慢できる。しかし中国は世界にもまれな独裁国家であり、自国に不都合な情報は必ず秘匿し、世界の知的財産を優れたIT技術を使用して盗みまわり、国民をIT技術で完全支配下に置く全体主義国家だ。簡単に言えば20世紀のヒットラー・ドイツやスターリン・ソビエトと何ら変わりがない人類の敵だ。
人類の歴史は民主主義に向かって進歩するというのは単なるユートピアで、実際は中国によって世界が暗黒社会に落とされる可能性も排除できない。世界史は悪化は良貨を駆逐するとも、国民を完全に支配した国家が勝ちだともいえる。

 トランプ大統領が中国に宣戦布告するのは当然で、ちょうどナチス・ドイツに対し敢然と戦ったチャーチルと同じ立場だ。当時はチャーチルは人気がなくドイツ妥協派のチェンバレンが政権を握っていたが、ドイツのポーランド侵攻でようやくイギリス国民が目覚めた経緯がある。

中国は国連を踏み台にして中国式世界、簡単に言えば中国共産党の支配を世界の標準にしようとしており、今それを阻止しなければ世界は中国共産党の支配下に置かれる暗黒史を経験することになる。



 

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