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(2.4.20) 人類衰亡史序説 日本 その13   一般外来の患者が受診できない

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 日本では感染者数が1万人を越え、各都道府県の拠点病院でコロナ患者の受け入れを強化するためその他の病気の患者が締め出されつつある。
今までガンや心臓病や脳梗塞等が重度疾患の3大要因であったものが、今ではコロナの重篤者が最も緊急の患者になっている。
私も先日胃の調子が悪くて近くの病院でCTスキャンと胃カメラで胃の内部をチェックしてもらい、とくには問題がないといわれた。それでも胃の不調が収まらなかったが、医師から「これ以上のチェックは大腸がんのチェックになりますが、それをするにはより大きな病院でしなければなりません。しかし今はコロナ対策で余裕がなさそうです」といわれた。

 コロナが蔓延してそちらの対応におおわらわの病院に行って、「胃は大丈夫なのですが大腸の検査をしてください」とはとても言えないので、これ以上病院には行くことをやめた。
私の場合はその程度で済むのだが、本当に脳梗塞のような重篤な患者としたら「コロナ患者と俺とどっちが大事なんだ」といいたくなるような状況に近づいている。

 都もその点は重々承知しているようで、コロナ患者のうち無症状者や軽度の患者は都が用意したホテルで経過観察することにしており、他の自治体もおおむね同様の措置をとることにしている。
もともと軽症患者や無症状患者に対しては病院は何の治療もできないのだから病院に隔離するよりホテルに隔離する方が合理的だ。
一方でホテルには顧客がほとんどおらず、経営を維持するためにもこうした患者の一時入院に対応するのが妥当な措置になっている。
幸いまだ日本のコロナの死亡者は200名を若干越えた程度で、この段階では医療崩壊とは言えないが、今後急激に患者数が増えれば確実に医療現場は限界を越え、年寄りの患者を中心に次々に死亡してしまうイタリア型になる可能性もある。

 日本のコロナの医療現場を他の外国の医療現場に比較すると、完全に崩壊したイタリアやスペインの致死率は10%を越えており、反対に医療崩壊を防いだ韓国やドイツや、そして日本は2%前後の致死率にとどまっている。
この2%か10%かが世界のコロナ対策の成功と失敗の分かれ目であり、日本は何とか医療崩壊直前で踏ん張っているというのが実情だ。

 だが油断は禁物で各都道府県の拠点病院のいくつかでは院内感染が広まり、医療行為をすることが不可能になっている。医療従事者の感染は戦争イメージでいえば前線の指揮官が次々に戦死しているイメージだ。
こうした状況下で今アメリカやヨーロッパではコロナより生産再開を急いでいるが、この戦略は失敗すると第二波の感染につながり、今以上の苦痛を国民に強いることにもなりかねない。
どこも手探りでどれが最適か判断がつかず、どの国も途方にくれているのが実情だ。

 



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