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(2.4.4)  人類衰亡史序説 世界経済 その1 被害はリーマンショックを上回る

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 コロナウイルスのパンデミックは収まる気配がなく、現在はアメリカとヨーロッパで猛威を振るっているが、次はアフリカと南アメリカで患者数が爆発的に増加しそうだ。

すでに感染者数は100万人を越え、死亡者数は5万人を越えているが、このパンデミックが収束した時点で集計した数字はおそらく桁数がそれぞれ一桁違っているだろう。現在の段階はまだまだ始まりだったことを悲しみをもって振り返るはずだ。

 コロナウイルス蔓延による経済損失はどう考えてもリーマンショックを上回ることが確実だ。
リーマンショックの時は投資会社のリーマンブラザーズが倒産し、さらに自動車金融でかろうじて生き延びていたGMが倒産するなど、主として金融セクターだけの経済損失だった。

当時はそれ以外の産業、例えば鉄鋼業やまじめな自動車産業や航空機産業といった第二次産業といわれる部分の被害は全くと言っていいほどなく、飛行機も鉄道もバスも普段通りのスケジュールで運行していた。

またスーパーや百貨店も、ディズニーランド等の娯楽産業も入場者は引きも切らず、外国旅行が制限されてもいなかった。

 それに比べて今回のコロナウイルスに伴う非常事態宣言や外出禁止措置によって、すでに世界人口の約半数が自宅以外に移動することが不可能になっている。娯楽施設も飲食店も、飛行機も電車も全部または一部が営業を停止しており、街から人通りが消えている
日本においても非常事態宣言直前で、東京都は学校の閉鎖を5月連休後まで継続するという。
プロ野球もJリーグも大相撲も開催時期を大幅に延期しているがこの延期措置がいつまで続くかわからない。

 世界中が一斉に鎖国状態になり、日本においては江戸時代、ヨーロッパでは中世に逆戻りしている。このような状態でそもそもGDPがどうなるかを考えること自体が無駄だ。このコロナウイルスが世界中に蔓延し、その後ワクチンや治療法が確立されるまで推定すること自体むなしい作業といえる。

たとえて言えば日本史上の応仁の乱の後のような状況になるはずで、京都は荒れ果て、貴族の屋敷跡は草原になり、ただひばりが鳴いているような状況だろう。


たれや知る 都は野辺の夕ひばり 上がるを見ても おつる涙は

 何度も同じことを言うが、21世紀はGDPが停滞か縮小する時代だ。今回のコロナウイルスのような惨禍が10年単位で中国からもたらされるから、GDPが増大し明日は今より豊かになると考える人はいなくなるはずだ。


 

 

 

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