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(2.4.9)  人類衰亡史序説 日本 その12    PCR検査が少なかったが・・・・

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 日本においてはPCR検査が各国と比較すると異常に少ないといわれてきた。100万人当たりの人口対比で比較すると、3月末時点では日本は117人であるのに対し、韓国6148人、カナダ3389人、ドイツ2023人、イギリス960人、台湾899人、フランス559人、アメリカ313人であり、日本の検査数の少なさは突出している。
検査能力だけから言えば4月9日時点で一日当たり1万人が検査可能になっているが、実際に検査を行った件数は3月中は一日1000件から2000件になっていた。

 日本では検査を行うにあたって、37.5度以上の熱が4日間継続した場合で医師が検査を認めた場合か濃厚接触者だから、基本的には感染可能性が高い人しか検査を行っていない。
一方最も検査体制が整っている韓国では一日2万件の検査を実施しており、検査希望者はだれでもドライブスルー方式で検査を実施している。
韓国は今このコロナ検査対応が世界一だと自慢しており、それに対して日本の検査は非常に遅れている(あるいは感染者を隠している)とメディアでは大騒ぎだ。

 現在致死率は大きく分けて2種類に分極している。一方は医療崩壊が起こっている場合でイタリア、スペイン、フランス、イギリスといったところで10%前後になっている。他方医療崩壊が起こっていない場合はデータに最も信頼性があるドイツや韓国の2%程度がどうやら標準らしい。

日本の場合は最近まで3%を越えていたが、ここにきて検査体制がようやく整い検査数が増加し、その結果毎日500名近くの感染者数が表れて致死率は2%になってきた。感染者数は約5000名でこれでようやく世界標準になってきたといえる。

 実際、最近まで世界の学者や研究者から日本の感染者数の少なさに疑問が付されていた。日本人は特殊にコロナに免疫を持っているのかと皮肉を言われていたが、単に検査数が少なかっただけだ。
現状日本の場合は医療崩壊が起こっておらず、その結果致死率2%を維持している。軽症者や無症状者はホテルか家で隔離し重傷者のみ病院に収容し人口呼吸等の対処用法を実施する方針だが、これがうまく機能すれば日本の致死率は2%のままになるだろう。

 一方アメリカでは現在医療崩壊を起こしており、まだ致死率は3.5%だが、2週間程度後にはイタリア等と同じ10%になることが予想される。現在アメリカの感染者数は43万人、死亡者は1万5千人だが、アメリカでは毎日3万人が新規に患者になっているから、2週間後には合計で約90万人が感染し、結果的に死者は9万人になると予測される。
2週間後にピークを迎えその後減少に転ずるとトランプ大統領は国民に訴えているが、もしその通りにならないとさらに感染者数と死亡者数は増えていき、ベトナム戦争並みの死者50万人に達してしまうかもしれない。第二次世界大戦後最大の危機を向かえているといえる。

  コロナウイルスに対する現在唯一の対処方法は人と人が接触しないことだから、世界中が家庭に閉じこもり必要不可欠以外の外出を控えている。確かにこれは有効で飛沫感染を防ぐ方法としては最善だが、欠点はこれでは経済活動がマヒしてしまいどの国もGDPの計測をやめてしまうほどの甚大な影響を経済に与えることだ。
日本の非常事態宣言は最も厳格なスペインやイタリアやフランスに比べると経済活動の範囲は非常に大きいが、これでコロナを医療崩壊をせずに抑えられたら、世界的な偉業になる。反対に失敗すれば世界の笑いものだ。
安倍首相としては胃がきりきり痛むようなタイトロープになっており、ここ2週間が勝負になっている。



 

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