« (2.4.23)  人類衰亡史序説 治療薬 その1 アビガンがんばれ | トップページ | (2.4.25)  人類っ衰亡史序説 EU その1 崩壊のはざまで »

(2.4.24)  人類衰亡史序説 コロナ その1    感染者数と死亡者数は正確か?

22410041

 私は毎日ジョンズ・ホプキンス大学が発表しているコロナウイルスの感染者数と死亡者数の推移を見ているのだが、各国が発表する数字には明らかに不合理な数値が存在している。
人為的操作が加えられていたり、その国の置かれている医療制度の水準にかかわる問題があったり、また政府が全員のウイルス検査を行おうとしているか、必要不可欠の人に絞るかで全く異なる感染者数と死亡者数が表れている。

 最も悪質なのは中国で、習近平氏が武漢でコロナ対策の勝利宣言を出した後は、感染者数と死亡者数がほとんどいなくなってしまった。感染者や死亡者が出てもほとんどが他の病名に書き換えさせられている。習近平氏の偉大な勝利宣言に泥を塗るわけにはいかないからだ。
これは政治的に数値がゆがめられている典型的な例である。

 またロシアは感染者数が6万人を越えているが、死亡者数は500人レベルであり、致死率が0.88%と極端に低い。医療制度が世界最高水準といわれているドイツでさえ3.64%でスペイン、イタリア、フランス、イギリスが10%を越えているのと好対照になっている。
ロシアの医療水準はお世辞にも高レベルとは言えず、特に通常の人が通う病院の設備はお粗末な限りだ。
どうみても死亡者数が少なすぎるのはプーチン大統領が「我が国のコロナ対策は万全だ」と当初豪語していた言葉に合わせたとしか思われない数字だ。プーチン大統領に対する忖度といえるだろう。

 もう一つ不思議な数字はトルコの死亡者数だ。感染者は10万人を越え、ヨーロッパ並みだが致死率が2.45%と非常に低い。この2%台というのは韓国や日本レベルであって、トルコの医療水準と戦争経済を抱えている財政状況から見て少なすぎる数字に思われる。明らかに死者数については何らかの人為的配慮がなされている。ここもエルドアン大統領の独裁政権で、独裁国家ほど死亡者が少ない傾向にある。
北朝鮮などはたった一人の感染者も死亡者もいないという徹底ぶりだ。

 一般にヨーロッパ各国の数字は信頼に足るのだが、それでも統計方法が各国によって微妙に異なり、例えばイギリスでは自宅や養護施設で死亡したコロナ患者と思われる死者はカウントされない。理由は死亡者のコロナ検査を実施しないからで、フィナンシャル・タイムズの独自調査では死者は公表の約2万人ではなくその倍の4万人だと推計している。

 日本の場合は感染者数に問題がある。これは日本ではコロナ検査が医者が検査を必要とした人か、クラスター感染の可能性がある人を中心にPCR検査を実施してきたからで、韓国などは「日本が患者を隠ぺいしている」といつものように悪意に満ちた報道をしていた。
実際は国民全員の検査は物理的に無理で、そのようなことをすれば検査機関と保健所の機能がパンクしてしまうからどうしても絞らざる得ないのだが、韓国は検査を希望する人は全員検査する体制をとってきただけに鼻息は荒い。

 コロナの感染については現在PCR検査とは別に抗体検査を実施する国が増えているが、これは国民のどの程度がすでにコロナに感染し、その結果抗体を持っているかを調べるものである。
日本では最近慶応大学病院でコロナ患者以外で無症状患者のPCR検査を実施した結果、その6%が陽性だったことがわかり衝撃が走った。

簡単に言えば都内周辺の住民の約6%がすでにコロナ患者と推定されるからで、東京首都圏の人口を4000万人とするとその6%は240万人でこれは全世界の感染者数とほぼ等しくなる。(ただし慶応大学の今回のPCR検査の人数は60名程度)


 実際は症状の出ない感染者が多数いて、本人も気が付かないうちに回復してしまい、こうした人が次々に感染をうつしてきた可能性が高い。
この段階まで来ると感染者数を把握するより死亡者数をチェックして、死亡者が少なくなるような措置をとる方が合理的になってくる。何しろ感染者はインフルエンザと同様にあとどれくらい増加するかわからないのだから、感染しても重病にならず回復できれば幸いだ。
今はクラスター封じと重症者が死亡しなくなるような病院の体制つくりをしているが、そのうちに各国ともクラスター封じはあきらめて医療崩壊が起こらない措置に重点を移すことになるだろう。

 



 

 

|

« (2.4.23)  人類衰亡史序説 治療薬 その1 アビガンがんばれ | トップページ | (2.4.25)  人類っ衰亡史序説 EU その1 崩壊のはざまで »

評論 人類衰亡史 コロナ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« (2.4.23)  人類衰亡史序説 治療薬 その1 アビガンがんばれ | トップページ | (2.4.25)  人類っ衰亡史序説 EU その1 崩壊のはざまで »