« (2.3.11)  人類衰亡史序説 台湾 その1 サイ・エイブン氏大奮闘 | トップページ | (2.3.12) 人類衰亡史序説 WHO その1 テドロス事務局長の失敗 »

(2.3.11)  人類衰亡史序説  イタリア その2 ヨーロッパの弱い環が崩壊

Photo

 コロナウイルスはヨーロッパに上陸し、ヨーロッパの最も弱い環で崩壊現象が起こっている。弱い環とはイタリアのことだが、イタリアのGDPはリーマンショック前の水中に到達せず、人口は2014年以降毎年のように減少している。
ヨーロッパの病人といわれるイタリアに今コロナウイルスが襲い掛かっている。感染者数は1万人を越え、中国の8万人の次に多く、また死者も631人で、これも中国の3136人の次に多い。

 イタリアになぜコロナウイルスが蔓延したかというと、一つはイタリアと中国の緊密な関係があげられる。習近平氏の一帯一路政策に参画を表明しており、特に北部ロンバルディア州の中小企業は中国に工場を持っている会社が多い。当然人の行き来も多く、一番最初の感染者は中国から帰ってきたイタリア人が感染元のようだ。

 さらに問題はイタリアの感染者数の増加は半端ではないことだ。毎日1000人単位で患者数が増加するが一方中国の新規の感染者数は100人以下になっている。イタリアの患者数は中国の8万人も視野に入ってきた。なぜこのように感染拡大が急速かというと、医療現場の崩壊と感染拡大を阻止する体制が穴だらけだからだ。

医療現場は武漢の医療現場と同様で、重傷者と軽傷者が一緒に隔離され、また単なる肺炎やインフルエンザの患者もコロナの患者として隔離させられているため、病院内で感染が広がり医者や看護師が完全にパニック状態になっている。そして本来なら生存できる老人がバタバタと死亡している。

 感染拡大防止措置ではコンテ首相が3月10日以降は国内の人の移動制限を発令し、外出する場合は許可がいるのだが、実際に守っている人は少ない。これはBBCの記者もしかしたらドイツのZDFだったかもしれない)のレポートにあったが、ローマからオーストリアの国境まで自由に移動でき、しかもオーストリアとの検問は全くいつも通りでトラックは自由に行き来していることを驚きをもって伝えていた。

簡単に言えば首相コンテが何を言っても、末端の人は聞き入れることをせず、自由にふるまわっているようだ。本来なら警察が中国のように厳しく取り締まらなくてはならないが、そのような警官はどこにもいなかったとBBCの記者がレポートしていた。

 いかにもイタリア人らしい対応で、規則や指示があっても全く守ろうとせず一人一人は勝手気ままな動きをするのがイタリア人だ。警察官も同様でコロナ対策に駆り出されてコロナに感染したら大変だと、実質的にサボタージュしているから取り締まりをする警察官はどこにもいない。
ヨーロッパの人はイタリア人の気質をよく知っているから、EUの航空会社はイタリア便をストップし始めた。鉄道はまだ動いているが、これをストップさせるのも時間の問題だろう。

イタリアは中国になる!!」隣国のフランスやオーストリアは戦々恐々としている。
イタリア経済はコロナウイルス拡大前にすでにひどいリセッションに入っていたが、コロナで頼みの観光業が全滅してしまいこれでマイナス成長は確実になった。
コロナ騒ぎが収束するまでイタリアの苦悩は続くが、その後の経済についても楽観的希望は持てない。

 

|

« (2.3.11)  人類衰亡史序説 台湾 その1 サイ・エイブン氏大奮闘 | トップページ | (2.3.12) 人類衰亡史序説 WHO その1 テドロス事務局長の失敗 »

評論 人類衰亡史」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« (2.3.11)  人類衰亡史序説 台湾 その1 サイ・エイブン氏大奮闘 | トップページ | (2.3.12) 人類衰亡史序説 WHO その1 テドロス事務局長の失敗 »