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(2.3.25)  人類衰亡史序説 アメリカ その5  ニューヨークのパラダイムシフト

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 コロナウイルスの感染拡大はヨーロッパからアメリカに移ってきた。毎日1万人規模で患者数が増大し、現在感染者数は中国、イタリアに次ぎ世界第三位となりこのままいくとイタリアも中国も抜いて世界最大の感染国になるところまで来た。
全米14州で外出禁止令が出されているが、特に感染者数が多いのがニューヨーク州で全米の感染者数の約半分を占めている。ニューヨーク州のクオモ知事は悲壮な顔つきで、外出禁止令を発表し、在宅勤務以外は認めない措置をとった。

 ニューヨークは人通りが消え、食料品と医薬品以外の買い物は禁止され、レストランもミュージカル劇場も閉鎖され、人々は互いに1m以上の距離を置き握手もハグもせず互いに「あんたコロナ感染者じゃないの」と疑いの目で見ている。
公共交通もほとんどストップし、街が死に絶えたような静けさだ。

 在宅勤務については長い間その普及が叫ばれていたが、従業員同士が顔を合わせたフエィスTOフエィスの付き合いが好まれたため掛け声倒れだった。ところがここにきて一斉に普及し始めたのはそれ以外の仕事の仕方ができないからだ。しかもニューヨークは世界で最も在宅勤務が最適な職場が多く、金融保険ビジネスやIT産業に従事するビジネスマンは自宅にネット環境がそろっていれば職場に出向く必要がないことをしみじみと実感している。
これからは家で仕事する方がうるさい上司の顔を見ないで済むだけ気が楽だし、混雑した地下鉄に乗らなくても済む・・・・・・」多くの人が在宅勤務の楽しさを知り始めた。

 しばらく前までは満員電車や地下鉄に乗ってわざわざマンハッタンのオフィスまで出向いていた人々が、自宅にこもるようになると、そもそも馬鹿高いオフィスなど必要もなくなるし、交通機関はガラガラにすくようになるし、排気ガスを振りまくタクシーも走らなくなる。空は青空が戻り騒音も消えるから何とものんびりした環境が復活する。

 実はこれはニューヨークだけでなく感染者が拡大したあらゆる大都市で起こっており、日本においても私は昨日用があって新宿に行って驚いた。東京にはまだ外出禁止令は出されていないが、人通りが約半分になっていてさらに外国人がほとんどいなかった。3か月前に新宿に行ったときは外国人であふれかえり「ここは日本かしら」と思えるような状況だったのに、今は日本人しかいない。

ヨーロッパの街も同じで、パリもロンドンもマドリードもローマも人影がきえてしまった。

サラリーマンは在宅勤務を余儀なくされ、歓楽街は消え失せ、旅行者が突然消えてしまったためホテルもがら空きだ。

 とても異様な風景だが、一方でこうした都市に人が集まるのは将来非常に少なくなるのではないかと私にはおもわれる。職場が自宅になり情報は会って交換するのではなくネットワークにより伝達され、人々は握手もハグすることなく必要な食料はアマゾンが配送してくれ、子供もネットでの授業が普通になる。

確かにこうした状況はコロナウイルスが蔓延しているため致し方なくとっている措置だが、これが数年続けば在宅勤務の利便性にサラリーマンが目覚めてしまい、そうなる可能性がある。これは、働き方のパラダイムシフトだが、ニューヨークをはじめ先進地域の大都市ではそうなる可能性が高い。

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