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(2.3.11)  人類衰亡史序説 台湾 その1 サイ・エイブン氏大奮闘

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 各国のコロナウイルス対応において絶賛を浴びている国がある。台湾である。台湾のウイルス感染者数はブログ掲載時点で45名、死亡者1名だが、当初コロナの蔓延は中国の次は台湾と想定されていた。中国と台湾の間では多くの人の行き来があり、当然感染リスクが最も高い国と思われていたからだ。しかし予想に反して台湾はコロナウイルス感染を水際で食い止めることに成功し、多くの感染者は中国からの帰国者等の外部からの感染者に限定され、国内での二次感染はほとんどない。

 なにがこのような成功を収めたかについて各国で分析を進めているが、最大のファクターは2003年のSERS対応失敗の教訓にあったようだ。SERSでは中国以外では香港と台湾に死者が集中し、台湾の死者は84名だった。
この時の教訓は「中国で原因不明の感染症が発生した場合は、すぐさま中国からの来訪者をストップする。そうしなければ感染は急拡大する」というものだった。

 実際今回のコロナウイルスの感染者の世界の拡大を見ると、中国人の来訪者を完全ストップした時期によって国内のコロナの蔓延の程度が異なることがわかる。
台湾では1月25日から中国大陸からの入国を許可制にし、さらに2月の上旬には全面的に禁止した。
一方日本では中国武漢市がある湖北省からの入国を禁止したが、その他の場所からの入国を許し、湖北省と浙江省を除き3月9日までほぼ自由に中国人の入国が認められていた。そしてようやく本格的な入国禁止措置をとったのが3月9日で、中国・韓国からの入国者は14日間の隔離措置をすることにした。その間台湾と日本の措置の間にはほぼ1か月間のタイムラグがある。

 現在日本の感染者数は511名、死亡者は17名だが、日本では現在ライブハウスを中心に感染者数が増えており、また検査体制が整備されれば(現在は実質1000名程度の検査しかしていない)急激に感染者数が増加する可能性が高い。
一方台湾では水際対策がほぼ万全で、さらに感染者の追跡調査も万全なため、今後とも感染者の増加は少ないものと予想されている。

 台湾は中国という国をよく知っている。もともとは蒋介石総統が台湾に逃げてきて中華民国を作ったのだから知っていて当然なのだが、「中国人の発表する内容は自己に都合が悪いときはすべて嘘だ」と熟知している。

昨年の12月31日に武漢市当局が「武漢市で原因不明の肺炎が発生し、患者数は27名だ」との発表を受け、台湾ではすぐさま厳戒態勢に入った。

またSARSが始まった。中国の発表はすでに爆発的な感染者がいるのを隠している・・・・・
本では中国の肺炎など関係のない中国の話と感じていた時、台湾はSARSの再来が始まったと認識していた。

 その後指揮センターを設置するのも、マスクの国家管理にするのも、中国人の台湾入国を拒否するのもすべて日本よりは数週間から1か月程度程早い。
中国は台湾は中国の一部という主張から、WHOの情報から台湾を締め出し、また台湾による武漢からの台湾人帰国のためのチャーター機手配を拒否して、あくまで中国国内航空機を使わせるなどありとあらゆる嫌がらせをしたが、そうした嫌がらせにめげずサイ・エイブン総統は自国民の生命を守るために果敢に中国と戦ってきた。

 サイ・エイブン氏がいかに立派かは韓国の文大統領と比較するとわかる。韓国はいまだに中国人の入国を武漢等の一部地域を除いて自由に認めている。「中国人を怒らすと韓国がつぶれる。だから怒りはもっぱら日本だけにして触らぬ神に祟りなしだ」という態度だ。
これによって韓国内には約8000名近い患者と53名の死亡者が出ている。
しかし中国には何も言えずいうのは「日本は感染者数を隠している」という言いがかりだけだ。
中国に次ぐ感染者が出ているのは韓国、イタリア、イランだが、韓国に感染者が多いのは中国に何も言えずしっぽを振ることしかしない、文政権の国民をないがしろにした政策のせいなのは明らかだ。台湾との相違を見ればそれは明確に言える。
 

 

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評論 人類衰亡史」カテゴリの記事

コメント

確かに、台湾の反応は素早かったですね。
ハイテク(死語かな?)も駆使して、小気味良いほどの対応でした。
今から思えば、北海道は札幌での「雪まつり開催」が悔やまれます。今から思えば、ですけれど、、、

投稿: バイオマスおやじ | 2020年3月10日 (火) 18時53分

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