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(2.3.21) 人類衰亡史序説 イタリア その3 崩壊前夜

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 アジアでは韓国が経済崩壊前夜に陥っているが、ヨーロッパではイタリアが同じく崩壊前夜に陥った。韓国とイタリアはともに中国との結びつきを国家の基本方針としてきたが、中国経済の落ち込みと武漢ウイルスの拡散によってともに国家の基礎が揺るぎ始めた。

イタリアのコロナウイルスの惨禍はほぼ中国並みで、死亡者数に限ると中国をうわまわっている。もっとも中国が発表する感染者数と死亡者数は習近平氏が3月10日に武漢でコロナに対する勝利宣言を行った日以降劇的に減少したのだが、この数字をアメリカのトランプ大統領は皮肉を込めて「真実ならば喜ばしい」とせせら笑った。

 しかしイタリアに関していえば感染者数47000人、死亡者数4032人は中国を除く他の国に比較しとびぬけて数が多く、なぜイタリアにこれほどのパンデミックが発生しているかは検討に値する。
イタリアは日本と同じ人口減少国で65歳以上の老人比率が23%とヨーロッパ随一の老人大国だ。日本の28%には及ばないものの世界有数の老人大国と言っていい。
今回のコロナウイルスは老人で既往症を持ったものを主として襲っており、実際イタリアの死亡者の87%が70歳以上の老人だ。老人は何らかの既往症を持っているのが普通であり、特に肺炎等の呼吸器系の病気を持っていた場合は命取りになる。

 コロナ対策でパニックに陥っているイタリアの病院の医師がインターネットで世界に救援を求めていたが、イタリアでは医者も看護師もベットも人工心肺も何もかも不足しており、医療が崩壊している。

病院には重症患者も軽症患者もまた単なる風邪やインフルエンザの患者も一緒くたに入院しているらしく、「今は患者の分類が必要で、そうしなければ病院が機能しない」と訴えていた。
これは武漢市での実情を北京大学医学部教授が訴えていた内容と酷似している。

 現状コロナウイルスに対する治療法もワクチンも開発されておらず、軽症者が病院に入院しても医者は何の治療も施せない。それならばコロナウイルスだらけの病院にいるより自宅にいて自己の免疫力で回復を図る方が合理的で、若者や児童はたいていの場合1週間程度で症状が回復する。病院は肺炎を併発し危篤状態の重症者に人工心肺等での対処療法を施すことを主体にし、それで重症者の症状が大幅に改善されると日本の医療チームが述べていた。


 イタリアの問題は高齢者が多く、かつ重症者と軽症者の篩分けがなされないまま患者が病院に殺到し、かえって状況を悪化させていることにありそうだ。さらにイタリアでは老人とその子供家族が同居している割合が他の先進諸国より多く、家庭内感染が広まっていることも原因といわれている。

しかし何といっても本質的な原因は、経済の停滞を中国との結びつきによって何とか改善しようとしたイタリア歴代政権の失政が大きい。

 イタリアはEU先進国で唯一中国の一帯一路政策に賛同した国だが、おかげで中国人が大挙して押し寄せ、現在40万人の中国人がイタリアに住んでいる。また中国からの観光客は600万人で今回のコロナウイルスの最初の患者は武漢からの観光客といわれている。
イタリアは中国の強い結びつきで停滞している経済の立て直しを図るつもりだったが、実際はコロナウイルスを輸出され、イタリア経済の根幹だった観光業が崩壊してしまった。

現在は全土に外出禁止令が出され、観光地は人っこ一人いなくなっている。医療だけでなく経済までも崩壊している。


 しかし考えてみれば日本にとってイタリアは他山の石だ。日本はイタリアと同じ超高齢者社会であり、最近まで中国からの観光客が日本全土で旅行を楽しんでいた。北海道で感染者が拡大したのは中国の個人観光客の受け入れを継続していたからで、アメリカのように中国人全体の渡航禁止措置をとらなかったからだといわれている。

最も現在の日本の感染者数は1000名程度でヨーロッパ各国や韓国等と比較して際立って少ないが、これは安倍政権の水際対策がそれなりに効果があったと評価してよい。
だが油断は禁物で、少し油断するとイタリアを凌駕する死亡者が出るのは、日本の老人比率から見て確実だと思われる。
安倍政権の懸命なコロナ対策は他国と比較しても立派なものだが、今後とも気を引き締めて実施していく必要がありそうだ。

 

 

 

 

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