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(2.3.17) 人類衰亡史序説 世界経済 その1  世界経済の衰亡

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  人類衰亡史のブログの著者としては、コロナウイルスによる世界経済の失速について少しも驚かないといいたいが、実際はこの急激な落ち込みに驚愕している。私は世界経済の衰退を予測してきたが、それはあくまでも衰退であって、猛烈な失速までは予想しなかった。
ここにきてあれほど楽観的だったトランプ大統領が、唐突にヨーロッパからの入国を30日間停止したがこの決定はヨーロッパのコロナによる惨禍が当初想定していたよりはるかに重症だとの認識からきている。

 ドイツのメルケル首相は感染者はドイツ国民の6割から7割まで拡大する可能性があると述べたが、致死率をWHOの言う2%と仮定すると、8000万国民のうち5600万人が罹患し、うち160万人が死亡することになる。ドイツは隣国との国境を、貨物と通勤者以外の入国は完全に閉鎖してしまった。
世界中で国境が閉鎖されており、生産活動はどこも劇的に低下している。

 現在の状況はリーマンショック以上であり、世界中で航空機はガラガラだし、高速鉄道も乗客はまばらで、人の移動は基本的に停止させられている。韓国の金浦空港では開設以来初めて外国便が一機も飛ばなくなってしまった。
しばらく前までNOジャパン運動で「日本に旅行するな。日本の旅行業界に打撃を与えよう」と叫んでいたが、もくろみ通り韓国からの旅行者も日本からの旅行者もいなくなり、韓国航空業界は飛行機を駐機場に止めたままこのNOジャパン運動の成果に感涙の涙を流している。

 人の移動がなくなり飛行機も高速鉄道も自動車もクルーズ船も今では無用の長物になっている。ホテルには人影がなくディズニーランドやUSジャパンといったエンターテーメント産業は一時閉鎖をやむなくされ、スポーツイベントも中止か大相撲のように観客なしで実施している。
最近までふるさと創生運動といえばマラソン大会が相場だったが、そのマラソン大会も次々に中止になり予約金を払い込んだランナーは予約金を没収されるので途方に暮れている。

 中国国家統計局が発表した1から2月の鉱工業生産は▲14%であり、小売部門は▲21%だった。なにがあっても6%成長を演出してきた国家統計局のこの発表には世界中が腰を抜かすほど驚き、各国の株式市場は5%前後の大暴落になった。
今や世界中が金融緩和一色になり、アメリカはゼロ金利政策と74兆円の量的緩和を発表し、ECBも資金供給を42兆円に拡大し、日本も上場投資信託の購入枠を6兆円から12兆円に広げるとアナウンスした。

 しかし市場はこうした金融緩和策を全く信用していないと見えてニューヨークダウは過去最大の3000ドルの暴落をしている。現在の状況はリーマンショック以上に深刻であって、世界貿易と人の移動が実質的に崩壊するのではないかとの危惧を市場に与えている。
世界中が衰亡におびえており、衰亡史の著者としては予測があまりに早く的中したことに正直驚いているが、人が生まれ故郷にとどまりどこにも行かなかった中世の風景がコロナによって一足飛びに現出してしまった。

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