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(2.3.22) 人類衰亡史序説 ベトナム その1 独立自尊がコロナを撃退する

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 私がいつもベトナムという国を思うとき「なぜこの国はこれほど防衛戦争に強いのか」と不思議な気がする。古くは蒙古の襲来をしりぞけ、第二次世界大戦後はフランスを追い出し、その後フランスの後を継承してベトナムに乗り出してきたアメリカと約10年のベトナム戦争をして勝利した。そればかりではなく中国がポルポトを支援して始めた懲罰戦争を、反対に中国へ懲罰を与えて中国軍を追い返した。ベトナム戦争を戦い抜いたベトナム軍に、朝鮮戦争以来戦争をしていない軟弱な中国軍は全く歯が立たなかったからだ。

私のベトナム観は「ベトナムは防衛戦争に強し」である。

 そのベトナムが中国が始めたコロナ戦争に対して再び強靭な防衛力を発揮している。世界中がパニックになっているといってもいい昨今だが、ベトナムのコロナ感染者数は60名程度で、日本の1000名や韓国の9000名、中国の8万名に比較して患者がいないに等しい数だし、死亡者も1名にとどまっている。
なぜこれほど感染者数が少ないかというと中国との国境を1月末にはすぐに閉めてコロナ感染者の入国を防いだのが大きい。韓国や日本がもたもたと個人旅行の中国人の入国を認めていたのと対応が全く異なる。

 ベトナムは中国の顔色を窺ってもたもたする韓国と好対照で、戦争でも中国を打ち破った自信でみなぎっており、中国を宗主国として奴隷根性丸出しの韓国とは月とスッポンだ。
しかも最近までの経済成長率はここ10年を見ると6から7%の高成長だし、また人口も毎年1%づつ増加しており、非常に若々しい国だ。
一人当たりのGDPは7500ドル程度で約1万ドルの中国にはまだ及ばないが、一方で人件費は中国よりはるかに安く勤勉な国民性のため、日本をはじめ韓国や中国からの海外投資が殺到している。

中国のGDP統計はイカさまばかりだから比較するのは難しいが、ベトナムが中国以上の豊かな国になるのはそう遠くない未来だろう。

 私のブログのテーマは人類衰亡史であるが、ことベトナムに関していえば経済も人口も昇り調子で、今のところ衰退の機運はどこにも見られない。最も現在のコロナウイルスによる世界経済の失速がベトナム経済にも影響を及ぼすだろうが、韓国がそうであるような経済崩壊などという兆候はどこにも見られない。中国にただべったり依存しコバンザメで経済発展すると予測してきた韓国と、独立自尊のベトナムでは最初から国家の矜持が違う。ここしばらくベトナムには目が離せなくなった。

 

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