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(2.3.26) 人類衰亡史序説 日本 その 9  東京オーバーシュート前夜

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 とうとう東京がコロナウイルス感染のオーバーシュート前夜になってきた。感染者数は23日16人、24日17人、そして25日が41人になった。感染者数増加を受けて専門家は「明らかに異なるフェーズに入った」との認識を示し、小池都知事は緊急の記者会見で「今の状況は感染爆発の重大局面で、不要不急の外出を控え、特に週末は家で過ごすように」との外出自粛の要請を行った。

 世界では多くの都市がオーバーシュート状態で、ニューヨーク、ローマ、パリ、マドリード、ロンドン等はすでに外出禁止令が出され、街角から人影が消えている。
コロナウイルスに対してはワクチンも治療法も確立されていないため、今できる最も効果的な感染防止策は人が会わないことだ。感染は飛沫感染で拡大するので、マスクを着用し、さらに1m以上離れて会話をし、できれば家に閉じこもって家族とも会話をしないのが最善の予防策になっている。

 しかしこの状態が長時間続くと人間はストレスで精神的におかしくなってしまう。親子が会話をかわせないなどということは子供にとっては信じられないような疎外感を持つはずだし、若者は家の中に閉じ込められればまさに囚人と同じだから思わず叫び声を上げて外に飛びだしていきそうだ。ニューヨークでは外出禁止令を無視してジョギングをしていた若者が警察官から注意を受けていた。

 問題はこの外出禁止令が東京でも出されそうなことで、現在の感染者数が100人単位になって来れば必ず禁止令が出されるだろう。サラリーマンは自宅待機かテレワークとなり、学生はインターネットでの授業を余儀なくされるだろう。店は食料品店と薬局しか空いておらず、交通網も縮小されて病院通いも難渋しそうだ。

特に重度の既往症を持った老人や、介護老人はセ-フティーネットが十分機能しなくなるから、命の危険すら覚悟しなければならない。


 私も老人だからわかるのだが、老人になると健康であるといったことがほとんどない。毎日どこかかしこが痛み時にあまりの痛さに耐えかねて「死んだ方がましだ」と思うことがある。かろうじて一日一日を生きながらえているというのが実態なのに、外出禁止令で多くのヘルスワーカー等が業務できなくなれば、本当に死んでしまっても不思議でない。

 今回のコロナウイルスの死傷者を見ていると、死亡するのは老人と相場が決まっており、世界最大の死者を出しているイタリアでは死亡者の87%が70歳以上の老人になっている。イタリアは世界第二位の老人大国で65歳以上の老人比率は23%だ。もちろん世界最大の老人大国は日本で65歳以上の老人比率は28%だから、日本でオーバーシュートが起これば老人がバタバタと死に絶えるのは目に見えている。
世界第3位の死亡者数のスペインでは死亡者が多すぎて葬儀もできない状況で、これが東京で起これば同じく葬儀場が満杯になりお墓にも入れない状態になりそうだ。

 東京に外出禁止令が出されるのも時間の問題となってきた。経済活動がストップし街から人影がなくなるのは世界共通の現象になっている。
そしてコロナウイルスは特に老人の生命をむしばむから、世界中の老人がいなくなってしまいそうだ。

 


 

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