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(2.3.18)  人類衰亡史序説 中国 その6   感染者数を再び操作

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 中国の統計数字は常に政治的なバイアスがかかっており、党中央の意向でいかなる数字にも化けてしまう。
長らく世界の嘲笑の的だったのは国家統計局が発表するGDPで、いかなる状況下においても党中央の目標数字がほぼ実績数字になっていた。
これは報告の責任者とそれによって評価される責任者が同一であることからくる必然で、共産党一党支配の原罪のようなものだった。

 現在問題になっているのはコロナウイルスの感染者数と死亡者数に再びバイアスがかけられたという疑念である。当局の発表では感染者数は劇的に減少し、ほぼ50人以下、日によっては10人以下に抑えられ、武漢市以外では全く新規患者が発生しなくなったという報道になっている。
こうした劇的な患者数の抑え込みが実現したのは習近平氏が3月10日に武漢に乗り込み「コロナウイルスに対する勝利宣言」をしたからで、国家主席が勝利宣言をした以上衛生当局は新たな患者の発生をさせることができなくなってしまった。

 中国ウオッチャーの宮崎正弘氏によると、現在医者は死亡理由にコロナウイルスと記載することが許されず、他の病名に書き換えさせられているという。新規患者も国内から出すことができず、もっぱら海外からの帰国者のみ感染者としてカウントすることが許されているようで、コロナは海外からもたらされるというキャンペーンを大々的に実施している。


 さらに中国の落ちてしまった評判をよみがえらすため、イタリア支援のための医療チームが派遣され、またマスクや医療器具の提供がなされている。中国の国営テレビでは中国がイタリアを救っているとの報道で満ち溢れていて、イタリアは中国に心からの感謝をしており世界の救世主は中国というイメージを国民に植え付けようとしている。
しかし実際はコロナウイルスを世界に拡散させた張本人は秘密主義で情報を隠匿した中国にあるのだから、これはいわばマッチポンプといえる対応だ。

 今中国当局の発表ではコロナを抑えた中国経済は再び活力を取り戻しつつあることになっており、中国各地の各メーカーに生産再開を指示している。中国に生産拠点を置く日本の自動車メーカーは3月10日以降細々と生産を再開したが、労働者が集まらずとても生産再開といった華々しい状況でない。実際どこの工場でも同じような情況だが、中国国営テレビは習主席が生産再開を指示した以上フル稼働状態になってなければならず、それを証明すると称した映像をほぼ毎日流している。中国では情報と統計はすべて党中央の手のひらにあるから、習主席の威信のためにメディアは中国の復活キャンペーンにおおわらわだ。

 中国が発表する数字はすべてバイアスがかかっており、簡単に言えばウソだからそうした数字を信用するのは愚かなことだ。中国を信用するくらいならサソリとキスをしたほうがいいとガリレオ・ガリレイがWHOで演説していた。

 

 

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