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(2.2.15) 人類衰亡史序説 グレタ革命 その1

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 おそらく21世紀を代表する少女活動家といえば、2014年のノーベル平和賞を受賞したパキスタン人のマララさん(タリバンの銃撃を受けながら女性とすべての子供に教育を受ける権利があると主張した)と、スペインで開催されたCOP25(気候変動条約締結会議)でプーチン氏やトランプ氏より素晴らしい演説をしたスウェーデンのグレタ・ツゥーンベリさんだろう。

グレタさんは15歳の時環境活動家として目覚め、以来学校には行かず「気候のための学校スト」を実施しており、地球が滅亡の淵にいるとき学校で勉強をしている場合でないと、あらゆる場所で地球温暖化防止活動を行っている。


 マララさんはまじめな心の優しい少女の印象だったが、グレタさんはそれとは反対に敵とみなせば容赦なく攻撃する闘争心旺盛な活動家とのイメージだ。何しろプーチン氏やトランプ氏がいても全く臆することがなく「私たちは大量絶滅のとば口にいる。しかしあなたたちが話すのはお金か経済発展が続くというおとぎ話に過ぎない」などととても17歳の少女とは思われないスピーチをする。
これに反撃したのがプーチン氏で「現在の世界が複雑で多様であることをだれもグレタに教えていないようだ」とこの小娘が、との反応だったが、一方グレタさんは「変化をもたらすために未熟なんてことはない」と切り返している。

 COP会議では国連事務総長のグテーレス氏とともに地球温暖化防止の急先鋒で、おもいっきり目を吊り上げ眼光鋭く各国首脳を追求すらさまは思わず手をたたきたくなるほどだ。

最もグレタさんの過去は、長い間発達障害を患っていて両親の心配の種だったが、15歳のある日神の啓示を受けたように環境保護運動に立ち上がった。発達障害といえばアインシュタインを思い出すが、私はグレタさんを見るとジャンヌ・ダルクのような少女ではないかと想像する。


 農家の小娘だったジャンヌ・ダルクはある日神の啓示を受け、15世紀のフランスとイングランドとの間の100年戦争で劣勢だったフランス軍に勝利を導いた立役者だ。しかしイングランドの捕虜に成り、異端審問にかけられ魔女として火あぶりの刑に処せられ19歳の命を絶った。
グレタさんもある日突然環境保護活動家になったのだが、それまではほとんど人とのコミュニケーションをとれない無口な少女が、急に多弁な活動家に変身してしまった。彼女も神の啓示を受けたのだろう。

 グレタさんの言っていることは全く事実で、これ以上地球環境を壊せば人類の大量絶滅に至るとの認識は多くの研究者が警告を発している。
山崎経済研究所の山崎氏も「このままでは人類が衰亡する」と自身のブログで警告を発しているが、当然のことにアメリカやロシアや中国の指導者は聞く耳を持たない。
温室効果ガスの大量排出は核兵器と同じくらい危険なのだが、トランプ氏は「明るく素晴らしい未来を楽しみにしているとても幸せな少女だ」と思いっきり皮肉をきかせて無視をしている。

 現在は地球環境の危機の時代で地球環境崩壊の瀬戸際にいるのだが、こうした時には神の啓示を受けたエキセントリックな少女が表れ、国際世論をリードするものだ。
しかし今彼女の主張に耳を傾けるのは環境問題に熱心なドイツや北欧の一部諸国だけで、日本の小泉環境相を含めて多くの国がグレタさんの主張に耳を閉ざしている。
幸せな少女が語るおとぎ話」といった感度だが、実際は地球環境は激変している。

 19年度だけ振り返ってみても、日本では過去に例を見ない風台風とこれも過去に例を見ない雨台風に襲われた。オーストラリアでは森林火災が大規模化し日本の面積のほぼ半分が焼失し、野生動物が約10億匹死んだと推定されている。
アメリカではロスアンジェルス郊外の高級住宅地周辺で山火事が多発し人が住めなくなっている。中国では農地が荒れ果てアメリカからの食糧輸入がなければ人民が餓死してしまいそうだ。

 今グレタさんの主張は小生意気な娘の世迷言程度の感度で受け止められているが、今年もし日本で19年度の風台風や雨台風を凌駕する自然災害に襲われたら安倍首相もグレタさんの主張に耳を傾けざる得なくなるだろう。
彼女の言う環境保護のため経済成長を終わらせるべきだとの主張は山崎経済研究所の山崎所長もそのトーンで主張しており、世界的活動家と市井の小研究所の所長の意見がくしくも一致している。

 


 


 

 

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