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2019年11月

(1.11.23) 韓国大敗北 GSOMIAは延長するよ!!

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  失効期限前日まで、「日本が輸出管理の強化を改めない限りGSOMIAは破棄する」と息巻いていたのがウソのような決定だ。

韓国文大統領として振り上げたこぶしをむなしく下げざる得なかったのは、GSOMIAはアメリカの国防政策の要の一環だったからだ。
文大統領としてはGSOMIAを失効させるとアメリカを脅して日本の輸出管理強化をアメリカの仲裁で停止させようとしたのだが、どっこいアメリカは仲裁する意志はなく、韓国にひたすら撤回を要請してきた。
文大統領としては大誤算だ。

 アメリカから見ると韓国がGSOMIAの枠組みから外れることは、則、韓国がアメリカチームから離れ、中国チームに参加するといっているに等しい。これは38度線を休戦ラインとして世界秩序が安定していたのを、戦線を38度線から対馬海峡まで後退させることを意味する。
韓国は中国の衛星国になり、かつ一国二制度の下で北朝鮮と合併するだろうし、そして文大統領の本音は韓国を北朝鮮に売り渡すことだ。
社会主義者として共産世界の拡大に大いに貢献したい」夢にまで見た社会主義国家韓国の誕生だ。

 しかしこのシナリオをアメリカは許すことができない。今中国との間で世界の覇権闘争をしている最中に、韓国がアメリカに寝返ってレッドチーム入りをするのだから見過ごせない。ポンペオ国務長官やエスパー国防長官をはじめ、アメリカの主だった閣僚が韓国の説得にあたった。
表面は説得だが実際は脅しだ。
あんた本気でGSOMIAを廃止するなら、アメリカは韓国を敵対国と見なし、中国並みの輸出管理を行う。トランプ大統領はすでに30%の関税の引き上げを検討している。それでも破棄するのか!!

 韓国のアキレスけんは貿易だ。狭い国内市場にサムスンや現代といった世界企業がひしめいているが、これらは製品を海外に輸出することによって世界企業になっている。特にサムスンは携帯電話と半導体では世界屈指の企業だ。だがそのサムスンは1年前から苦境におちいり始めた。
携帯電話は中国市場から追い出され、もはや中国での存在感はなきに等しくなり、また自慢の半導体も価格低下で営業利益が半減してしまった。

現代などはもっと悲惨で、ただ安いだけが取り柄のヒュンダイ自動車がコスト高に見舞われて競争力を失ってしまった。現代自動車の労組は韓国で最強であり文大統領の最善の支持母体だが毎年強硬な賃上げ交渉を行い、今では自動車産業では世界最高の賃金になっている。売る価格は安くコストは世界最高ではもはや現代の生き残るすべはなく、かつてのGMのように国家の支援策だけが最後のよりどころになりそうだ。

また造船は政府の補助金でかろうじて生き残っている有様で、簡単に言えば韓国製造業は崩壊し日本の失われた20年に完全に突入している。

 そのような状況下でアメリカがGSOMIAの廃棄をイカって高関税をかけたら韓国の息の根は止まる。
オラウータンより劣る知性といわれている文大統領でもさすがにこの危機的状況を把握できた。

苦渋の決断だがGSOMIAは継続しよう。また日本の輸出管理強化策に対しWTOに提訴しているがこれも取り下げよう。そうすれば日本も輸出管理強化を撤回してくれるかしら・・・・・」すっかり弱気になっている。

だが日本としては徴用工問題が日韓問題の本質と位置付けているから、GSOMIAの継続は当たり前で徴用工裁判を韓国政府の責任で解決しない限り輸出管理強化策の撤回はない。


 文大統領としては日本から何も得ることもなく無条件降伏したのだから、これほど恥ずかしい政治的敗北はないのだがオラウータンより劣る知性では自身の置かれている立場を正しく認識することはできないだろう。
 

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(1.11.2) ようやく正気になったオリンピック主催者。 マラソンと競歩を北海道開催に変更。」

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 東京オリンピックのマラソンと競歩が札幌で開催されることになった。実に喜ばしいことである。真夏の東京で冬の競技であるマラソンや競歩を行うことは初めから無理があった。何しろ東京の真夏はほとんど亜熱帯であり、それも毎年毎年暑さがひどくなっている。それでも生きていられるのはクーラーの入った室内に避難しているからで、外に出れば灼熱地獄のようなありさまだ。

 小池知事は是が非でも東京でマラソンと競歩を行うと粘っていたが、IOCに押し切られた。
選手の生命が危険にさらされるような環境で競技を行うことは人道問題だ」というのがその主張で最近行われたドーハでの世界陸上ではマラソンを真夜中に実施したのの関わらず、選手が暑さのために次々にリタイアしてしまった。
こりゃだめだ。熱帯や亜熱帯で夏場にマラソンや競歩を行うのは生死にかかわる」IOCが驚愕して東京主催を札幌にかえさせた。

 私はマラソンが趣味だったから真夏のマラソンのひどさをよく知っている。かつてトランスエゾという北海道縦断マラソンに8月参加したことがあったが、地面はフライパンのように熱くなっており足がやけどをしそうだった。あまりの暑さに水道を見ると頭から水をかぶって体を冷やしたが、滝に打たれる修験者のようにかぶってようやく生気を取り戻した。北海道でさえそれほどひどいのに東京で開催するなどとはきちがいじみている。

 小池知事は当初ボート競技やその他の競技を盛んに他県で開催させようとして奔走していたが、今度は一転して東京開催を主張するのには笑ってしまった。もともとオリンピックに興味がなく自身の権力を行使したかっただけだが、今では他人事でなく自分の仕事になったとたん「東京都民のマラソン準備状況等を考慮すると札幌開催には賛成できない」などとしおらしくなって、ようやく都知事としての自覚ができたようだ。


 地球温暖化の猛威はとうとうオリンピックにも影響を及ぼすようになり、亜熱帯での夏の大会は不可能になりつつある。競技場等はドームで冷房もきいているから支障はないが、外で行う競技は全く実施が不可能になってしまった。マラソン、競歩、馬術といったところがそうでトライアスロンもマラソンはきついだろう。

馬術は馬が暑さのため心臓麻痺を起こすからで高価な馬が競技中に死んでしまったら馬の保有者は浮かばれない。


 いまだに不思議なのは夏の大会を8月に行うことで、かつての東京オリンピックは10月開催だった。日本の10月は最も気持ちのよい季節で古関祐而氏のオリンピックマーチの鳴り響く中でさっそうと登場した日本選手団の姿は今でも忘れられない。
しかし8月開催を強行すればそうした姿を見ることは炎天下では無理だ。暑さを避けなければ競技に支障が出るから選手行進も旗手だけになってしまい残りの選手はクーラーのきいた部屋で入場行進を見ているなどという風に変わっていくだろう。

 地球が猛威を振るいだしてから久しい。日本は相次ぐ台風被害でその後処理に大わらわだが、何しろ毎年過去に例を見ない風や雨に見舞われるのだから対処のしようがないというのが実情だ。
オリンピックも例外でなく、真夏の開催などに固執すれば屋外競技は実質的に開催ができなくなってしまうことは間違いない。
 

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(1.11.1) 大学入試改革頓挫 英語の民間委託再検討

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 来年4月から予定されていた大学入試試験の英語民間試験が延期されようとしている。鳴り物入りで導入を図ろうとしていた英語試験の改革がとん挫してしまった。文部科学省としては苦渋の選択になる。
今の大学センター試験の中で最も問題のある試験が英語であることは衆目の一致しているところで、何しろ3年間の高校英語教育がほとんど実務に役立たず、日本人の英語下手(特に会話)は世界的に笑われてきた。

 なぜ日本人が中学から(最近では小学校から)高校まで実にまじめに英語の勉強をしながらまともな会話一つできないかというと、英語教育の中心が読むことと文法に特化され、最近でこそ若干ヒアリングが加わったが、実質的にはリーディングと文法しか教わってないからである。
私は高校生に数学や物理や化学を教えているが、英語を教えてほしいと頼まれた場合は断っている。
理由は高校で教える英文法が全くと言っていいほど理解できないからで、通常の英文なら読むことができるのに英文法となるとさっぱりだ。
読むのに支障ないのになぜ英文法が必要なのだろうか?」疑問に思うが、高校教育の英文法はネイティブでも理解できないような複雑怪奇な文法を教えており、実際にネイティブがそのような構文を使用することはめったにないからである。
 
 私の息子の嫁はオーストラリア人であり一時高校で英会話の補助教員をしていたが、「文法はなんのことだかさっぱりね」と笑っていた。英語をすでに身に着けたものからすれば文法など何も考えずに日常生活をしているから無用の産物であり、また必要な文法基礎は中学で十分学んでいるので高校の文法ははっきり言えば無用なのだ。
しかし高校英語では読むことと文法が必須で英語教育もそのように時間配分されている(高校では文法を英語表現といっている)。

 これでは実用英語が身につかないのは当然で、本来使用してなんぼの英語が学問になっており、大学の入試試験でも「文法を知らなければ入学させない」とばかりごってり文法問題が出るので受験生は必死になってネイティブも知らない文法を記憶している。

このため世の中からあまりに離れた英語教育に実業界からクレームが付き、文部科学省も重い腰をようやく上げて入試改革に乗り出したが、実際にスピーキングの能力を見ることが入試試験では難しいため、その試験を民間会社に委託しようとしてつまずいた。


 数社が指定されそのどれでもよく年間2回受けることになったが、民間会社はそれぞれ試験に特色があり大学側からすると横並びで評定することができなくなってしまった。こうした問題点のある所に萩生田文部大臣が「身の丈に合わせて受験してほしい」などと発言したので火に油を注いでしまった。
例えばA社の試験とB社の試験と大学でどのような配点をしたのか受験生はわからないから、身の丈をはかりようもないのだ。

  こうしてようやく改革の緒に就いた英語入試試験はまた振り出しに戻ってしまった。これでは相も変わらないリーディングと文法という実務にはほとんど役立たない技能しか高校生は勉強しなくなる。
私も古い時代の英語教育を受けたので、読むこと以外はさっぱりで、それも今では英文を読む必要はほとんどなくなり、必要なことはインターネットを検索すれば日本語でわかるし、また外国のニュースはNHKのBS1で同時通訳で放送しているので聞いていればわかる。

  現在外国から旅行者が押し寄せ、海外旅行をすることも増えているので旅行英語ができれば通常の人は何不自由なく暮らせるときに、まったく実務では使用しない英文法を高校教育のメインにしておくのは何とも無駄だ。そのための改革だったが民間試験を無造作に入れてそれで採点することにしたので失敗した。
大学入試は公平性が最も大事だから、現在の民間委託が公平性に欠けるのは事実で、大学も高校も受験生も大反対だからいったん再検討するのは致し方ないが、このままの英語教育では高校生にただ無駄な時間と努力を強いる現状は改善されない。


 

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