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2019年10月

(1.10.29) デジタル通貨(仮想通貨)の時代というけれど・・・・・

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 世界の通貨当局がフェイスブックが発行を予定している仮想通貨リブラに戦々恐々としている。今まで仮想通貨としてビットコインをはじめ様々な仮想通貨が発行されてきたが、今までの仮想通貨とリブラは全く異なる。簡単に言えばリブラ以前の仮想通貨は単なる投機の対象であり、ドルや円といった国際通貨を脅かす存在ではなかった。しかしリブラに関してはフェイスブックという大国に伍する堂々たる企業が発行するため、国際通貨の競争相手としての資格があるからだ。


 「通貨とは何か」という問いに正確に答えられる人はあまりいないが、「通貨とは信用である」というのが本質的な部分で、さらにそれが広く決済手段等で使用されるためには使い勝手の良さが必要になる。
太平洋の島では重い1t近くの石が通貨になっているが、これは通貨たり得ない。流通するにはあまりに重たすぎるのだ。そのためながく通貨とは金や銀だったが、20世紀の大恐慌のあと通貨は管理通貨になった。管理通貨とは政府の信用を背景に日銀券等の紙切れを印刷する通貨のことである。

 現在はどこもかしこも管理通貨の時代だから、政府や中央銀行は思いのままに通貨を発行している。ただしその裏付けは政府の信用であるから信用のないアルゼンチンのような通貨は発行のたびに暴落する。
日本では政府が国債を発行しそれを日銀が買い取るスタイルで通貨供給をしており、幸いにも政府の信用は厚いため思いのままの国債発行ができている。「借金が返せないではないか」とまじめな人は危惧しているが、もともと返済などするつもりはないのでますます国債発行は増大する。しかし現在自由気ままに国債を発行し通貨供給ができている国家や組織はアメリカとEUと日本ぐらいで中国などはかなり怪しく韓国などは全くできない。信用のない国家が通貨を増刷をするとたちまち国内でインフレーションが高進する。
しかしアメリカやEUや日本は、資金不足になれば国債を発行すればいいのだから実に気楽に国家経営ができる。

 そこにフェイスブックがリブラという仮想通貨を武器に殴り込みをかけようとしているので、各国が色めきだった。リブラ以上に信用のある通貨はドル、ユーロ、円ぐらいになりそうなので弱小国家は自国通貨がリブラに追い落とされる悪夢にうなされそうになった。
絶対にリブラはだめだ」発行条件に20か国蔵相と中央銀行会議でいちゃもんを付けたため、当面発行を見合わせるとフェイスブックが下りた。

 その間隙をぬって今度は中国がデジタル通貨(仮想通貨)を発行する準備を進めていると聞いて笑ってしまった。どの国家もリブラに戦々恐々としているのに中国は自らデジタル通貨を発行するという。なぜ中国がデジタル通貨に熱心かというと、中国元の紙幣は偽札が横行し通貨当局でさえどの程度偽札が出回っているか把握できないほどだからだ。
紙幣による通貨管理が崩壊してしまっているので、それをデジタル通貨に替えて国家管理を確実にするのが目的だ。

 ところがここにきてデジタル通貨の基礎を脅かす恐ろしく速いコンピュータが出現してきた。グーグルが開発に成功した量子コンピュータは現在のスーパーコンピュータがほぼ1万年かかってやっと解ける問題を4分弱で解いてしまったという。これは暗号で守られたデジタル通貨がどんな暗号を駆使してもたちどころに量子コンピュータによって解読されてしまうことを意味する。
この発表を聴いて仮想通貨の相場が約10%程度低下した。
こうしてみると仮想通貨の運命も量子コンピュータが一般化するまでの短い期間だったということになりそうだし、中国のデジタル通貨革命も足元が怪しくなってきた。
結局は日銀券が一番よ。偽札もないし・・・」なんてことになりそうなので笑ってしまった。



 

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(1.10.14) 自然の猛威が荒れ狂い人類に警鐘を鳴らしている

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 地球の自然は毎年毎年荒々しくなっている。日本では台風15号が過去に例を見ない強風をもたらしたのに対し、台風19号は過去に例を見ない豪雨をもたらした。何しろたった二日の間に年間雨量の3割から4割が降ったというのだから驚かないほうがおかしい。

15号の時は私の住んでいる千葉県が直撃され、特に南房総地区の強風が激しく多くの屋根が吹き飛ばされた。また私の住んでいるおゆみ野地区でもすこし郊外にでると杉林がなぎ倒されている。杉の植林は戦後盛んだったが今は完全に見捨てられ、間伐がされていないから次々に弱い杉の木がなぎ倒されていた。森が廃墟のようだ。


 そして今回の雨台風では至る所で河川が氾濫している。テレビでは千曲川や阿武隈川の氾濫状況をリアルタイムで放映しており、この雨台風による災害がいかにひどかったことがわかる。
堤防が至る所で決壊しているが、これは今回のような豪雨を想定していなかったからで、国土交通省の河川局にとって悪夢だったろう。
だが、これはまだ序の口といえそうだ。自然災害の規模は確実に毎年増大しており、今後も過去に例を見ない災害が繰り返されるのだろう。
もはや何を準備してもそれ以上の災害が発生する。

 原因は地球の温暖化なのは確かだが、地球規模で温暖化対策に熱心なのはヨーロッパや日本といった一部であり、完全に無視といっていいのはアメリカのトランプ政権や中国の習近平政権、それにインドのもモディ政権だ。
中国とインドは経済成長のためのは自然の犠牲をいとわない態度であり、アメリカのトランプ大統領もオバマ前大統領とは異なり同様の態度をとっている。
この3か国で温暖化ガスの3分の2程度を占めているので、ヨーロッパや日本がいくら温暖化対策をしてもはっきり言えば無駄というものだ。

 人間は自分の痛みがない限り反省しない動物だから、温室効果ガスをまき散らしその間地球はますます荒れ狂うようになってきた。アメリカは毎年のように大型ハリケーンと竜巻に襲われ、中国の農村地帯は干ばつで荒れ果てている。米中貿易戦争で中国はアメリカの農産物に高関税をかけ購入量を減らしたが、それでは中国人が穀物を購入することができず、中国人の腹を満たす十分な穀物は確保できない。アメリカからの穀物輸入に関税をかけないのは中国自身がそれでは飢餓に陥るからで、高関税の対抗策などもともとありえないのだ。
インドは中国に代わって大気汚染が中国以上の規模になっており、ひところの北京と同様マスクなしでニューデリーの街を歩けない。

 日本も今回のように台風の猛威に悩まされるようになり、ロシアはタイガの永久凍土が解けてそこから大量の二酸化炭素が放出されている。ブラジルのジャイール大統領はアマゾン開発を声高に叫んでアマゾンの森林を焼き払っており、世界最大の森林が消えつつありここからも二酸化炭素が大量に放出されるようになってきた。
もはや世界中で地球環境を壊しているようなものだから、地球がそれに対し猛烈なしっぺ返しをするのは当然だ。

 何度も同じことを言って恐縮だが、それでも経済成長が必要なのかと人類は自問すべき時に来たが、自省する人は少ない。だがその結果人類はだんだんと生殖能力を低下させている。
環境悪化と経済成長が人類の種としての再生産にストップをかけ始めたのだが、環境悪化が原因の一つであることはだれでもわかるが経済成長が人類種の増加をストップさせるのは不思議かもしれない。
しかし日本やヨーロッパやそして韓国や中国を見ていれば、人類は裕福になるにつれ子供を産まなくなることがわかる。
最大の原因は子供を作っても個人的には何のメリットもなくなるからで、ただ馬鹿高い教育費をかけてもその恩恵は親にはほとんどない。

 実際日本人は毎年100万人の規模で人口減少をきたしており、、韓国は合計出生率が1を割り、中国が人口減になるのももう目先数年のことだ。ヨーロッパはすでに前から人口停滞に陥って入り、先進国で唯一と言っていいほどの人口増加をしていたアメリカも、トランプ政権の移民抑制策でストップかかけられそうだ。
人類はあいも変わらず経済成長を目指すが、その結果として人口は抑制され種としての人類はピークを過ぎてしまった。
50年や100年の単位で世界を見ればどこもかしこも現在の日本と同様に老人だらけになっている。

 若者はますます少なくなるので、子供がいる集落は珍しくなり、たまに子供を見かけるとシーラカンスを見るような目で珍しがるだろう。
豊かになるということは人類にとって滅亡が近づいたことを意味する。
かつての農業や牧畜や手工業者の時代には子供は働き手であり生産力だった。貧乏人の子沢山といわれたが、貧乏であるときは子供が重要なのだ。だが豊かになれば子供は馬鹿高い消費財以外の何物でもないから子供など作らないという風潮が主流になるのは世の流れだ。
かくして人類は21世紀を経過するにしたがって人口減少に見舞われ老人だらけのヨーロッパの寒村のようになっているだろう。
そうなれば温室効果ガスの排出も収まり自然の猛威も収まるに違いない。

 

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(1.10.4) 近況報告(まだどうにか生きている)

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 ブログの読者から一月以上更新がなされていないが病気なのかというお便りをいただいた。心配をかけて申し訳ないので近況を書くことにした。どちらかといえば元気で9月の初めに2週間かけて四国に自転車でお遍路をするつもりで出かけた。
自転車の友はいつものイェティさんで、当初の予定では48か所巡りをする予定だったが、すぐにあきらめた。私は腰にひどい腰痛を持っており歩いたり走ったりすることができない。100mも歩くと臀部と右足にひどい痺れが出て休みをとらないと動くこともできない。お遍路周りは階段をかなり登らなければならない場所がほとんどで、自転車以外に行動手段を持たない私には無理だ。
イェティさん、申し訳ないがお遍路はあきらめて自転車の周遊にしてもらえないか」懇願した。

 イェティさんは若干不満だったようだが、「病気なら仕方がない」と了承してくれた。
うれしいことに自転車では全く腰痛が出ないのでどこまでも乗り続けることができる。いったん止まると再稼働が難しいので、停止をせず乗り続けたらイェティさんからクレームが出た。
ロドリゴさん、これでは遍路もへったくれもない。ただ自転車の耐久レースをしているようなものだ。せっかく四国に来たのだから名所旧跡や讃岐うどんぐらいは食べようじゃないか

さすがに私もひたすらこぐだけでは能がないと思って同意した。


 イェティさんとの自転車の旅では常に私が先導するのだが、私が先導するといつまでたっても休まずにひたすら自転車をこいでいくので、イェティさんのクレームを受けてからはイエティさんに先導を変わってもらった。
イエティさんは1時間程度ごとに休憩をとり、また城郭が表れると見物をしたりしていかにも旅らしく、ロドリゴの耐久レースとはえらい違いになった。
おかげで四国の名所旧跡をいくつかたどることができた。

 私が四国に行きたかったのは四万十川を遡りたかったのと、しまなみ海道を尾道まで行って再び引き返したかっただけで、あとは全くこれといった目標はなかった。
四万十川は下流域では道路に樹木が生い茂り川に沿った道路からは川面がまったく見えない。
四万十川はどこにあるんだ!!」おもわずつぶやいた。
しかし中流域を過ぎるとさすがに川が見えだし、その水量の多さに思わずびっくりした。四国は吉野川もそうだったが川が悠々と流れている。
これがうわさに聞いてた四万十川か!!」満足した。

 もう一つのしまなみ海道には驚いた。尾道と今治の間の距離は約80km程度なのだが、私はずっと橋の上を走れるものと思っていたら、架橋のある島に到着するたびに島に下される。島の中の道を通って次の橋まで島の中の道を走らなければならない。こうした島が7か所程度あってそのたびに上り下りをさせられるのでうんざりした。
また上り下りかい、勘弁してほしいな・・・・・」愚痴の一つも言いたくなる。
どうやら島の土地を架橋用地に提供した見返りとして観光客誘致のために自転車や徒歩の人は島を通らざる得ない設計にしてあるようだ。

 しまなみ海道では一つの失敗をした。道の駅でコーラを飲んだ時に、ザックを自転車のそばに置きっぱなしにしたら、置き引きにあってしまった。ザックには寝袋と着替えと自転車修理道具が入っていたので、少し困惑したがあきらめた。
まあ、大したものは入っていないし、今は暑いから寝袋もいらないし、着替えなどまた買えばいい。自転車修理道具だけは困るがパンクさえしなければ使うこともないのでまあ、あきらめよう・・・・・・

 旅では半分は野宿、半分は宿どまりになったが、野宿はもっぱら道の駅のひさしの下を使わせてもらった。道の駅は大体6時過ぎには閉まることが多いのでそのあとはひさしの下にあるベンチで寝ていた。お遍路さんでも野宿をする人がいて四国での野宿はなかなかにぎやかだ。
幸いケガもせず2週間余りで戻ってきたが、その間千葉には台風15号が通過して大きな被害が出ていた。イェティさんは大工さんだから、旅の途中に千葉の得意先から悲鳴のような修理依頼が何件も飛び込み、おちおち自転車旅行を楽しんでいることができなくなってしまった。

 私は四国の自転車旅行をするくらいだから元気といえば元気なのだが、腰痛にはひどく悩まされている。自転車にタダ乗るだけの旅行しかできないのも腰痛のためで、さすがに今回は反省した。
これはもう限界だ。これから生き続けるためには腰痛を直す必要がある。医者に行って手術をしてもらおう
四国から帰ってからは腰痛専門医を探しまくって市川にある腰痛専門医を探し当てた。
手術を依頼したら最新でも来年1月だといわれた。2週間程度かかるという。
ロドリゴさん、あなたの腰痛はすべり症と脊柱管狭窄症の合併症で程度が悪いから、本格的な手術になります」覚悟を決めて手術を受けることにした。

 ブログの更新をしなかったのは旅をしていたこともあったが、書く内容が同じようなものになってしまって気持ちが乗らなかったからだ。
最近は韓国情勢を主として記載していたが、文大統領は側近を無理矢理法相にしたが、この人物の娘が違法に有名大学の推薦入学したり、親族が違法な投資をしたりして、完全にレームダックになっている。
しかしあと2年は大統領職にとどまるので、世界で最も無能な大統領に5年間も率いられた韓国に未来はなくなった。ほっておいても自己破産するのが見え見えなのであえてブログに記載するまでもないと思ってしまう。
また中国は相変わらず6%程度の成長をしていることになっているが、実際は資金が尽きた。ジャパンディスプレイに資金を提供するはずだった中国の投資会社が手を引いたのも中国に貸す金などなくなっているからだ。
中国も日本の高度成長が終わったように高度成長の時代は終了した。ただそれだけのことだが相変わらず見栄を張って大本営発表ばかりしているのでガダルカナルは目の前だ。

 世界政治はすっかり内向きになり、成長余力が実際にあるのはインドぐらいであとはどこもかしこも低成長だ。アメリカや日本やEUは仕方なしに金をすっては市場にばらまき投機経済でかろうじて経済を維持しているだけでもはや成長の時代は過ぎている。
いまでは金儲けをするには関電の役員になるほかは手段がなくなったようだ。
時にはブログの更新をしないと読者が「ロドリゴは死に絶えたか!!」と心配されてしまうので、それなりの更新はしようと思っている。



 

 



 

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